機動戦士ガンダム
機動戦士ガンダム | |
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読み | きどうせんしガンダム |
外国語表記 | Mobile Suit Gundam |
監督 | 富野由悠季 |
脚本 |
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キャラクターデザイン | 安彦良和 |
メカニックデザイン | 大河原邦男 |
音楽 |
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制作 |
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放送局 |
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放送期間 | 1979年4月7日 - 1980年1月26日 |
話数 | 43話 |
次作 | 機動戦士Ζガンダム |
概要編集
ガンダムシリーズ第1作。初代、ファースト(1st)と呼ばれることもある。
ストーリー編集
月軌道のラグランジュ・ポイントに数百基のスペースコロニー群が浮かぶ宇宙世紀0079年。地球から最も遠いコロニー群サイド3にあるジオン公国が地球連邦政府に対して宣戦布告。わずか一週間で全人類110億人のうち30億人が死亡。その後、膠着状態に陥ったとはいえ、地球連邦軍はジオン軍の新兵器モビルスーツを前に苦戦を強いられていた。
サイド7では連邦技術士官テム・レイを中心にモビルスーツの開発を行っていたが、ジオンのシャア・アズナブル配下の部隊の潜入を許してしまう。テム・レイの息子アムロ・レイは試作モビルスーツを操縦して撃退するが、これにより戦争に巻き込まれてしまう。
試作モビルスーツを載せた強襲揚陸艦ホワイトベースは、ジオンに追われるように地球に降下。数々の戦績をあげる。そして連邦軍の反撃が始まった。
登場人物編集
地球連邦軍編集
ホワイトベース隊編集
- アムロ・レイ
- 連邦軍技術士官の息子。サイド7で試作モビルスーツ「ガンダムを操縦してジオン潜入部隊を撃破。なし崩しにパイロットとして連戦する羽目になる。徐々にニュータイプへと覚醒していく。
- ブライト・ノア
- ホワイトベースの艦長。苦労人。実は19歳。
- セイラ・マス
- ホワイトベース通信担当。本名はアルテイシア・ソム・ダイクン。シャアの実妹。金髪。
- リュウ・ホセイ
- ガンタンクのパイロット。正規軍人。ラル隊との交戦により負傷していたが、クラウレ・ハモンによるカーゴ特攻を防ぐため、コアファイターによる特攻で迎撃、戦死。
- カイ・シデン
- ガンキャノンのパイロット。皮肉屋。生活のためジオン軍のスパイをしていた少女、ミハルとの出会いを通じて人間的に成長する。が、ア・バオア・クー攻防戦でも「臆病なくらいが丁度いい」とスタンスは変えなかった。
- ハヤト・コバヤシ
- ガンタンクの砲手担当。後に単座に改修されたガンタンクのパイロット。
- フラウ・ボゥ
- アムロ、ハヤトの幼馴染。ホワイトベースでは怪我人の治療の手伝いや孤児たちの世話をしていた。
- ミライ・ヤシマ
- 地球連邦の元高官の娘。小型宇宙船の操船経験を買われ、ホワイトベース操船を担当。
- ジョブ・ジョン
- 予備パイロット。
- オムル・ハング
- メカニックマン。
- スレッガー・ロウ
- ホワイトベースのジャブロー到着後に配属された正規軍人。
- オスカ・ダブリン、マーカー・クラン
- オペレーター。
- タムラ
- コック長。
- カツ・ハウィン、レツ・コ・ファン、キッカ・キタモト
- ホワイトベースに避難している戦災孤児たち。
その他(地球連邦軍)編集
- レビル将軍
- 連邦軍の高位軍人。オデッサ作戦、ソロモン攻略の指揮を執った。
- マチルダ・アジャン
- 連邦軍補給部隊に所属する女性士官。ミデアでの輸送任務中に黒い三連星の襲撃を受け、コックピットを拳で潰され戦死。
- アントニオ・カラス
- ジャブロー基地の防衛士官。
- ゴップ
- 地球連邦軍参謀本部の所属。大将。
- シン
- モビルスーツパイロット。ソロモン攻略戦にてジムに搭乗。
- モスク・ハン
- 連邦軍の工学技師。
- リード
- 中尉。サラミスの艦長。
- ワッケイン
- ルナツー司令。
- パオロ・カシアス
- ホワイトベースの先代艦長。
- ティアンム
- 連邦軍の将官。
ジオン公国編集
ジオン軍編集
- シャア・アズナブル
- 「赤い彗星」の異名を持つジオンのエースパイロット。本名キャスバル・レム・ダイクン。
- ララァ・スン
- フラナガン機関で育てられたニュータイプの少女。シャアに恩義を感じている。
- ガイア、マッシュ、オルテガ
- 黒い三連星と呼ばれるモビルスーツパイロットチーム。連携攻撃を得意としている。
- マ・クベ
- キシリア配下のジオン軍人。オデッサ基地司令。壷マニア。南極条約で禁止されている核弾頭を使用する。
- ククルス・ドアン
- ジオンの脱走兵。
- アカハナ
- 特殊工作員。
- コンスコン
- ドズルの副官。
- カヤハワ
- コンスコン機動艦隊所属のパイロット。
- スレンダー、クラウン、ジェイキュー
- シャアの部下。
- クリンク
- マ・クベの部下。
- シムス・アル・バハロフ
- ニュータイプ用兵器開発部隊に所属する女性技術士官。
- シャリア・ブル
- 木星帰りのニュータイプ。
ランバ・ラル隊編集
- ランバ・ラル
- 一年戦争以前からゲリラ戦を率いてきたジオンの軍人。青い巨星の異名を持つ。
- クラウレ・ハモン
- ラルの内縁の妻。
- クランプ
- ラルの副官。
- コズン・グラハム、アコース、ギーン、ステッチ
- モビルスーツパイロット。
- タチ、サグレド、ゼイガン
- その他のラルの部下。
ザビ家編集
- デギン・ソド・ザビ
- ジオン公国公王。半分引退している状態になっている。
- ギレン・ザビ
- ジオン軍総帥。デギンの長男。ジオン公国の事実上の指導者。最終決戦時、キリシアに射殺される。
- ドズル・ザビ
- ジオン軍宇宙攻撃軍司令官。デギンの次男(三男説あり)。
- キシリア・ザビ
- ジオン軍突撃機動軍司令官。デギンの長女。ア・バオア・クーが陥落した際にザンジバルで脱出を図るが、シャアに射殺される。
- ガルマ・ザビ
- ジオン軍地球方面軍司令官。デギンの四男。シャアとは士官学校以来の友人。が、シャアに謀殺される。
その他の登場人物編集
- ジオン・ズム・ダイクン
- シャアとセイラの実父。
- イセリナ・エッシェンバッハ
- アメリカ・ニューヤーク前市長の娘。ガルマの恋人。
- カムラン・ブルーム
- サイド6の検察官。ミライの許婚。
- ペルガミノ
- サイド6に住む実業家。
登場メカ編集
地球連邦軍編集
モビルスーツ編集
航空機など編集
- コア・ファイター
- コア・ブースター
- ガンペリー
- Gファイター
- ミデア
- 61式戦車
- パブリク
- ファンファン
- フライ・マンタ
- トリアーエズ (本編未登場)
- 対ザク用タンク型自走砲
- 大口径バルカン砲重装甲車
- デッシュ
- デプ・ロッグ
- ドラゴン・フライ
- ドン・エスカルゴ
- 有線ミサイルカー
艦船編集
ジオン公国軍編集
モビルスーツ編集
- ザクI
- ザクII(後付け設定のため区別無し)
- ザクIIF型
- ザクIIJ型
- ザクIIC型
- シャア専用ザクII
- グフ
- 先行量産型グフ
- ドム
- リック・ドム
- アッガイ
- ゴッグ
- ズゴック
- シャア専用ズゴック
- ゾック
- ギャン
- ゲルググ
- シャア専用ゲルググ
- ジオング
モビルアーマー編集
航空機など編集
艦船編集
関連用語編集
組織編集
- 地球連邦軍
- 地球とその周辺コロニー(要するに人類の勢力範囲)を統治する地球連邦の軍事部門。個人のスタンドプレーが横行する一方、官僚主義や事なかれ主義が蔓延している。
- ジオン公国
- サイド3を中心として地球連邦から独立した国家。ザビ家による専制だが、国名は公王デギンのかつての同志であり政敵だったジオン・ズム・ダイクンにちなむ。
地名編集
- サイド7
- 月から見て地球の反対側にあるラグランジュポイントにあるスペースコロニー。一年戦争時は未完成の1基のみ。モビルスーツの性能試験施設が存在する。物語のスタート地点。
- サイド3
- 地球から見て月の向こう側にあるラグランジュポイントにあるスペースコロニー。ジオン公国がある。
- オデッサ
- 黒海に面した港湾都市(実在)。ジオンに占拠されていた。連邦軍の大反抗作戦「オデッサ作戦」はこの都市の攻防戦。
- ジャブロー
- 南米アマゾン川流域にある連邦軍の本拠地(架空)。地下洞窟を利用しており上空からは鉄壁の防御を誇る。ジオン軍はここを落とすためにコロニー落としを行ったが外れた。
- ベルファスト基地
- イギリスにある連邦軍の基地。
- キャリフォルニアベース
- 北米大陸の太平洋沿岸地帯一帯に広がる連邦軍の軍事基地。ジオン軍に占拠されている。
- ルナツー
- 地球の挟んで月の反対側に位置する地球連邦軍の宇宙要塞。
- グラナダ
- 月の裏側に位置する都市。ジオン軍の突撃機動軍の本部が置かれている。
- ソロモン
- サイド1に位置するジオン軍の宇宙要塞。
- ア・バオア・クー
- サイド3にあるジオン軍の宇宙要塞。
その他編集
- 宇宙世紀
- 宇宙移民開始を初年とする暦。
- 一年戦争
- 宇宙世紀0079年1月3日から0080年1月1日にかけてのジオン公国対地球連邦の戦い。
- 一週間戦争
- 1月3日から1月10日までの一週間を指す。コロニーへの奇襲と地球への落下コースをたどるコロニーを巡る戦闘、そしてコロニーのシドニー近郊への墜落までを言う。この一週間で地球圏の総人口110億人のうち30億人が死んだとされる。
- ルナ・チタニウム合金
- 地球連邦によって開発されたMSの装甲材。至近距離でザクマシンガンを被弾しても無傷など、桁外れの強度を持つ。宇宙でしか精製できないとされ、そのためもあってガンダムの研究開発はサイド7で行われていた。
- コアブロックシステム
- コア・ファイターを核とし、上下半身のパーツを交換可能にしたシステム。MS運用ノウハウの無い連邦軍が、試作機であるガンダムの戦闘データを確実に回収するためや戦闘中の換装を素早く行う為の窮余の策でもあったと思われる。
楽曲編集
- オープニングテーマ
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- 「翔べ!ガンダム」
- 作詞 - 井荻麟 / 作曲 - 渡辺岳夫 / 編曲 - 松山祐士 / 唄 - 池田鴻
- エンディングテーマ
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- 「永遠にアムロ」
- 作詞 - 井荻麟 / 作曲 - 渡辺岳夫 / 編曲 - 松山祐士 / 唄 - 池田鴻
- 挿入歌
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- 「シャアが来る」
- 作詞 - 井荻麟 / 作曲 - 渡辺岳夫 / 編曲 - 松山祐士 / 唄 - 堀光一路