ガルマ・ザビ
外国語表記 Garma Zabi
登場作品
声優 森功至(1st)
柿原徹也(THE ORIGIN)
興津和幸(ガンダムさん)
デザイン 安彦良和
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プロフィール
種族 人間 (スペースノイド)
性別 男性
年齢 20歳 (1st)
23歳 (THE ORIGIN)
没年月日 宇宙世紀0079年10月4日
髪色 紫
職業 地球方面軍司令官
所属組織 ジオン公国軍 地球方面軍
階級 大佐
主な搭乗機 ドップ
ガルマ・ザビ専用ザクII
ガウ
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概要 

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ジオン公国公王、デギン・ソド・ザビの末子。一年戦争ではジオン軍地球方面軍司令官として北米に進駐するが、その権限は北米方面軍に限定されている。シャア・アズナブルとは士官学校時代からの付き合いであり、彼を親友として信頼している。

ザビ家の御曹司であり、優れた兄・姉を持つ末っ子として育ったためか軍人としての緊張感が薄いものの、それ故の劣等感を持ち合わせている。しかし、軍人特有の厳しい雰囲気を持たず、社交的な性格もあって政財界からは好意的に受け止められおり、士官学校首席という能力と容姿端麗な美男子ということもあって国民からの人気が高い。一方で裏表がなく他人を疑うことを知らない性格であり、戦時下で大規模なパーティを催し、ニューヤーク市長エッシェンバッハの娘イセリナと恋仲になるなど危機感に欠ける一面がある。

ホワイトベースとガンダムを追って地球へ降下してきたシャアを歓待し、彼と共にホワイトベースを攻撃するが、この時のジオン軍がまだV作戦を大きな脅威と捉えていなかったこともあり、ガンダムの性能を侮り敗退を繰り返してしまう。度重なる失態でザビ家の面子を潰してしまったことに焦りを感じ、それを挽回しようと戦果を焦るあまりシャアの策謀にかかってホワイトベースに背後を向けることになり、指揮していた部隊に大打撃を受けてしまう。シャアの口からそれが彼の罠であったことを明かされ絶望するが、それでもホワイトベースに一矢報いようとガウで特攻し、爆散するという壮絶な最期を遂げた。

その死はザビ家一門に大きな衝撃を与え、デギンはガルマの葬儀を内々に行おうと試みたが、ギレン・ザビが大々的に国葬を実施し、反連邦機運を高めるためのプロパガンダとして利用された。また、ドズル・ザビもガルマの仇討ちのためにランバ・ラル隊を地球へ派遣し、ガルマの部下も私的に仇討ちのために部隊を動かすなど、彼が如何に慕われていたかが見て取れる。

登場作品と役柄

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機動戦士ガンダム
初登場作品。第5話ラストから登場し、ジオン軍の地球方面軍司令官大佐として、地球に降下してきたホワイトベースを迎え撃った。しかし、度重なる失態から来る焦りをシャアに漬け込まれる形で彼の口車に陥り、戦死した。その後、兄ギレンが国葬で彼の死を大々的にアピールし、国民感情を扇動。父デギンは国葬に反対の立場を取っていたため、彼の死を切欠にザビ家内部の亀裂が表層化することになった。
機動戦士ガンダム (小説版)
TV版とは異なり、シャアによる謀殺が無く、純粋にホワイトベースとの戦いに敗れて戦死する。シャア本人も謀殺の意図は無かったらしく、ガルマに対し深い友情を持っていた。
機動戦士ガンダム ギレンの野望シリーズ
プレイアブルキャラクターとして実装されている他、「ジオンの系譜」を始めとしてシリーズによってはゲームオリジナル勢力「新生ジオン」の総大将としても登場。後ろ髪をお下げにして世界平和実現のため尽力するガルマの姿を拝める事ができる。
機動戦士ガンダム THE ORIGIN
『シャア・セイラ編』では士官学校時代のシャアと共に多くの場面で登場しており、具体的に、頭脳明晰・スポーツ万能に描かれていた。体力測定以外の判定はすべてA。当時士官学校の校長を務めていた(といっても事実上はガルマを手元に置いておいて安心したい父デギンの計らいによるものだが)ドズル・ザビも感心していたほど。しかし、同期生として入学していたシャア(=キャスバル・レム・ダイクン)の後塵を拝していたことから、その対抗心を激しく燃やすという姿も見せた。始めはシャアに対して対抗するばかりであったが、行軍演習の際にシャアを出し抜こうとして失敗し、大怪我を負ってしまったところをシャア本人に救出されたことからシャアの存在を認めるようになり、良き友人関係を築いていった。
士官学校卒業間際には、模擬演習の在り方について同席していた連邦軍の士官を舌鋒鋭く批判したシャアの肩を持ち、その結果シャアに焚き付けられ暁の蜂起を実行。この一件でシャアは除隊という形で士官学校を去ったため、ガルマは繰り上がりという形で主席として卒業した。
ジオン軍の士官となってから将来のトップということもあって現場には出してもらえず、ライバルのシャアがジオンの英雄として脚光を浴びるのを忸怩たる思いで眺めていた。相変わらずシャアには強い対抗心を燃やしているが、どちらかというとライバルとしてシャアを認めているからこそ「自分はシャアに劣らないはずだ」という自尊心と、また「ザビ家のお坊ちゃん」という周囲の評価を覆したいという思いが強く、「手柄を立ててみんなに認められたい」という子どもじみた意識が多分にあった。
機動戦士クロスボーン・ガンダム スカルハート
『猿の衛星』のエピソード中、「E計画」を実行した「やんごとなき高官」について触れられた際にトビア達が連想したのがガルマだった。当人と断定されてはいないのであしからず。
機動戦士ガンダム フラナガン・ブーン戦記
地球侵攻作戦で海洋戦力の重要性に気付き水中用MSの開発や潜水艦隊の編成を進め、フラナガン・ブーンを中心にナーガIIIを編成させた。ブーンもガルマを慕っており、彼の死がブーンのその後の行動を決定づけることになった。
機動戦士ガンダム ラストホライズン
既に故人であるが、冷凍保存されていたイセリナの遺体に宿った彼の子が物語の鍵となる。
機動戦士Gundam GQuuuuuuX
名前のみの登場。『1st』と違ってシャアがサイド7襲撃後に北米へ降下しなかったため、謀殺される事も無く、戦時中でありながら『Beginning』及びTV版第2話でシャアの口から軍を抜けたことが言及されている。『Beginning』のパンフレットでも「とある私的な理由から公国軍を除隊」とだけ記されているが、この「私的な理由」については察するべきであろう。
物語の主な舞台である宇宙世紀0085年での動向は作中では特に言及されていないが、第12話のエグザベの「ザビ家亡き後」という発言から、軍に限らず政治的にもザビ家に関わる立場・状態では無い模様。
なお本編では無事駆け落ちに成功した様子だが、同作のプロット初稿では展開が異なっており、オデッサ作戦に際してドズルがデギン公の頼みとしてシャアにガルマの捜索を内密に依頼しており、キシリアに見つかる事を危惧して先に保護するよう頼んだものの、シャアはこれを利用してガルマの所在をキシリア機関へリーク。結果、相手の女性は父親共々殺害され、ガルマは本国へ強制送還されるというおぞましい展開となっていた。加えて同作でシャアが左遷され、キシリア麾下になる理由もこれに起因するものとなっていた。

人間関係

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家族 

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デギン・ソド・ザビ
父親。「歳をとってから子なぞ作るものではない」と(自分で自分に)ボヤくほどに溺愛していた。そのため彼の早すぎる死にはショックを受け、以後は地球連邦との和平を進めようとするなど「守り」にはいるほど弱気になってしまった。
ギレン・ザビ
兄。「周囲の人々が考えているほど、恐ろしい人ではない」と語っており、兄弟仲はそれなりに良かった模様。死後、自身の葬儀をプロパガンダに利用される。
サスロ・ザビ
デギンの次男。一年戦争時には死亡していたため、アニメ本編には登場しない。小説や『THE ORIGIN』に登場し、政治的手腕が非常に優れていたとされる。容姿はデギンとよく似ている。
ドズル・ザビ
最も親しい兄。一説には妾腹の子とされ、デギンからはかなり冷遇されていたらしい。そのためかガルマを溺愛し、たとえお飾りであっても前線に送ることに難色を示すなど、容姿からは想像もできないほど大事にしていた。なお、兄弟だがあまりにも似ていないのはドズルが父親似、ガルマが母親似なのだろうか。
キシリア・ザビ
デギンの長女。女傑である彼女もガルマには(他人と比べると)よき姉であったようだ。あまりに緊張感がないためか、時折注意を促すような言葉もあった。

ジオン公国軍 

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シャア・アズナブル
士官学校時代の同期。ガルマは死の直前まで彼を親友だと思っていた。
ダロタ
副官。ガルマの死後、イセリナと共に部下を率いてホワイトベースへの仇討ちのために出撃した。

その他 

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イセリナ・エッシェンバッハ
ニューヤーク市長の娘。お互い結婚を考えていた相思相愛の仲だが、反ジオンの父親には大反対をされていた。箱入り娘だが向こう見ずで、初代TV版においてはガルマの死後、他の将兵に混じって敵討ちを挑んだ。
タラ・I・キケロ
『機動戦士ガンダム オレら連邦愚連隊』の登場人物。直接の面識はないが、ガルマの死後に彼の声を精巧に真似てガルマザク事件を引き起こす。
ガルマ・ザビIII世
宇宙世紀0160年代にズムシティを実質支配した自称ガルマの孫。統治能力は元より、その血筋については疑問が残る。

名台詞

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機動戦士ガンダム 

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「姉に対しても私の男を上げさせようという心遣いかい?」
シャア「フフッ、ハッハッハ…」
「笑うなよ…兵が見ている」
第6話冒頭、シャアとの談笑で。華々しい戦果のない彼にとっては、司令として、ザビ家の男として大きな「手柄」を立てるチャンス。姉、キシリア・ザビは女性の身でありながらザビ家の女傑。男として一人前であるところを見せたい……そんな本音を見せられるのも、「親友」のシャアだからこそ。後半は、そんなナイーブな(悪く言えば子供じみた)本音を聞かされたシャアが珍しく声を上げて笑ったのを受けて。
「私には姉に対しての立場だってあるんだよ。家族のいない君にはわからない苦労さ」(TV版)
「私には、姉に対しての立場があると言ったろ?家族のいない君にはわからない苦労さ」(劇場版I)
第9話にて、自らドップで出撃するのを止めようとするシャアに対して。おそらくシャアから天涯孤独と聞かされていて他意もないのだろうが、ザビ家の人間にこんなことを言われたシャアの心情は察するに余りある。
「それで聞き届けてもらえねば、私もジオンを捨てよう」
第10話より、バルコニーでイセリナと束の間の一時を過ごした際に。父を裏切ろうとそばにいると決意を述べたイセリナに対し、ガルマも連邦軍の機密を入手し父を説得すると返答。いざとなれば国と地位を捨ててでも添い遂げると大胆なまでの告白をした。その直後、木馬捕捉の報が届き、ガルマは敵の新兵器を国に送り届ける際には一緒に連れて行くとイセリナに約束。愛を成就させるべく戦地へと赴いた。しかし……。
「180度、回頭…!」
「ガウを…木馬にぶつけてやる…!!」
後方からホワイトベースの攻撃を受け、もはや死が避けられないと悟ると、ホワイトベースを道連れにするべく特攻を決意する。
「謀ったな、シャア…謀ったな!」
窮地に追い詰められ、シャアからの通信でその窮地が彼の仕業である事を知って叫んだ言葉。
「私とて…ザビ家の男だ…!無駄死にはしない…!」
「ジオン公国に、栄光あれぇぇぇぇッ!!」
優しく軍人向きの性格ではないガルマだったが、最期の最後で兄達にも劣らない雄々しい姿見せつけて散った。その後、ガルマの死をめぐってザビ家が内輪もめへと発展・崩壊していったところを見るに、この出来事がジオン公国にとって大きなターニング・ポイントであったことは間違いない。

THE ORIGIN

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「負けたくないんです…シャアに。あいつは今度の戦勲で二階級特進して少佐になるって聞きました。そしたら、ぼくは……」
ルウム戦役で大戦果をあげたシャアに対し、参謀本部付きを命じられたガルマ。このままではその差は開いていく一方。ドズルはこの告白をシャアより下の階級になりたくないのだろうと考えて「それならお前も少佐に…」と持ちかけるが、ガルマは「ぼくは何も働いてません!!」と拒否。彼が欲しいのは地位ではなく、(それこそ『暁の蜂起』のように)自分でやったという達成感、自負であることがうかがえる。
「ご免ですよ、お手盛りの昇進なんて…そんなことだからぼくはバカにされるんです…『しょせんはザビ家のお坊ちゃんだ』って……!」
御曹司が背負う業とでもいうのだろうか。士官学校を主席で卒業し、将来を嘱望されるザビ家の末弟の苦悩から涙を流して訴える。彼が欲しいのは有名無実な立場ではなく、誰しもに評価される手応えのある実績であり、ライバルのシャアがそれを手にしていく姿を忸怩たる思いで眺めているだけの現状は到底耐えられるものではなかった。だが、この焦りが後に大きな悲劇と災禍へとつながっていく。

迷台詞 

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「シャア」
シャア「なんだ?」
「わたくしはよい友をもった.......」
シャア「水くさいぞ 僚友の手助けができるとはこんなうれしいことはない」
冒険王版『ガンダム』Vol.3より、姉に実力を示そうと意気込むガルマと快く協力を申し出たシャアのやり取り。互いに指を絡ませながらの発言な上、シャア相手にガルマの一人称が「わたくし」、背景のトーンは妙にうねっているなど、妙な関係を匂わせているようにも見える、何とも言えないシーンである。

搭乗機体・関連機体

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ドップ
前線に出撃する際の搭乗機。ガルマ搭乗機の機番は「401」で、パーソナルカラーのブラウンに塗装されている。
ガルマ・ザビ専用ザクII
ザクIIFS型のガルマ専用機。専用ドップと同様、ブラウンに塗装されている。ドップで出撃することが多かったため、ほとんど搭乗することがなかったとされる。
ガウ
座乗艦。
グフ複合試験型
コックピット兼脱出ポッドのリトル・ドップを備えたグフ。『MSV-R』が出典。元々『ガンダムエース』の一般公募から出たガルマ専用グフのデザインをクリンナップした機体であり、ガルマの搭乗機ではないものの、公募時の名残として機体カラーが専用ザクと同様の物になっている。
ガルマ専用ゲルググ
ワンダースワンカラー用ソフト『ギレンの野望 特別編 蒼き星の覇者』に登場する専用ゲルググ。専用ザクと同様のカラーで、頭部バルカン砲が追加されている。

商品情報

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リンク

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