機動戦士Gundam GQuuuuuuX
機動戦士Gundam GQuuuuuuX | |
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読み | きどうせんしがんだむ じーくあくす |
外国語表記 | Mobile Suit Gundam GQuuuuuuX |
原作 |
矢立肇 富野由悠季 |
監督 | 鶴巻和哉 |
シリーズ構成 | 榎戸洋司 |
脚本 |
榎戸洋司 庵野秀明 |
キャラクターデザイン |
竹 池田由美 小堀史絵 |
メカニックデザイン |
山下いくと 金世俊 |
デザインワークス |
渭原敏明 前田真宏 阿部慎吾 松原秀典 射尾卓弥 井関修一 高倉武史 絵を描くPETER 網 mebae 稲田航 ミズノシンヤ 大村祐介 出渕裕 増田朋子 林絢雯 庵野秀明 鶴巻和哉 |
音楽 |
照井順政 蓮尾理之 |
制作 |
サンライズ カラー |
プロデューサー |
杉谷勇樹 (主・プロデューサー) 小形尚弘 (エグゼクティブ・プロデューサー) 笠井圭介 |
放送局 | 日本テレビ系列 |
配給元 |
東宝 バンダイナムコフィルムワークス |
放送期間 |
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公開日 | 2025年1月17日 (Beginning) |
概要編集
2024年12月4日の「ガンダムカンファレンス WINTER 2024」で発表されたガンダムTVシリーズ。
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』を手掛けたアニメ制作スタジオ「カラー」とサンライズが共同制作した作品で、監督の鶴巻和哉、メカニックデザインの山下いくとをはじめ、『エヴァ』に携わったスタッフが参加している。
最大の特徴として、「もしもシャア・アズナブルがガンダムを強奪し、一年戦争でジオン軍が勝利したら」という歴史のIFを描いていることが挙げられ、本編はこの歴史を前提とした架空戦史となっている。
TVシリーズの公開に先駆け、一部エピソードを再構築した劇場用作品『機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-』が2025年1月17日に公開。TVアニメの先行上映でありながら、興行収入33億、観客動員202万人を越えるヒットとなった。
ストーリー編集
宇宙に浮かぶスペース・コロニーで平穏に暮らしていた女子高生アマテ・ユズリハは、戦争難民の少女ニャアンと出会ったことで、非合法なモビルスーツ決闘競技「クランバトル」に巻き込まれる。エントリーネーム「マチュ」を名乗るアマテは、 GQuuuuuuX(ジークアクス)を駆り、苛烈なバトルの日々に身を投じていく。
同じ頃、宇宙軍と警察の双方から追われていた正体不明のモビルスーツ「ガンダム」と、そのパイロットの少年シュウジが彼女の前に姿を現す。
そして、世界は新たな時代を迎えようとしていた。
登場人物編集
主要人物 編集
- アマテ・ユズリハ (マチュ)
- 主人公。平穏なコロニー暮らしの日常をどこか偽物のように感じている女子高生。
- ニャアン
- 非合法な運び屋をしている戦災難民の少女。
- シュウジ・イトウ
- マチュとニャアンの前に現れた不思議な少年。
カネバン有限公司 / ポメラニアンズ編集
ジオン公国軍 編集
- シャリア・ブル
- ジオン公国軍中佐。通称「木星帰りの男」。
- エグザベ・オリベ
- ジオン軍少尉。フラナガンスクールを首席で卒業したエリート。
- コモリ・ハーコート
- ジオン軍少尉。士官学校出身のエリート。
- ラシット
- ジオン軍所属艦「ソドン」の艦長。
- コワル
- ジオン軍技術中尉。
- タンギ / オシロ / セファ / ベノワ
- ソドンのブリッジクルー。
- シャア・アズナブル
- 「赤い彗星」の異名を持つジオン軍エースパイロット。
- デニム / ドレン / マリガン
- シャアの部下達。
- トクワン / デミトリー
- シャア配下のソドンMS隊に配属されたパイロット。『Beginning』で登場。
- キシリア・ザビ
- ザビ家長女。突撃機動軍司令。
- マ・クベ
- 突撃機動軍大佐。一年戦争後に中将に昇進。
- ウラガン
- マ・クベの副官。
- フラナガン
- フラナガン機関の研究者。
サイド6 編集
地球連邦軍 編集
- テム・レイ
- V作戦に携わる連邦軍の技術者。
- パオロ・カシアス
- ペガサス級強襲揚陸艦「ペガサス」の艦長。シャアによるペガサス鹵獲時に戦死。
- ワッケイン
- ルナツーの司令官。連邦の敗北を悟り、共倒れを狙いグラナダへの「ソロモン落とし」を実行する。
マスコット編集
登場メカ編集
主要メカ 編集
- GQuuuuuuX(ジークアクス)
- ジオンの開発した最新鋭モビルスーツ。特殊なサイコミュシステムを搭載し、紆余曲折を経てマチュが搭乗することになる。
- 白いガンダム
- 地球連邦軍の開発したMS。シャアによって強奪され、数奇な運命をたどる。
- 赤いガンダム
- 白いガンダムを赤く塗り直した機体。サイコミュを搭載し、一年戦争終盤にシャアと共に行方不明となるが、その後シュウジの乗機として現れる。
ジオン公国軍 編集
地球連邦軍 編集
艦艇 編集
用語編集
- クランバトル
- モビルスーツを用いた非合法の決闘競技。通称「クラバ」。2対2のマヴ戦を基本とし、相手の頭部を破壊したものが勝者となる。
- マヴ
- ミノフスキー粒子散布下での有視界戦闘時におけるMS2機1組による連携戦術。及びそれを行うパートナー。
- イズマ・コロニー
- 日本的な都市デザインが特徴の、サイド6所属のスペースコロニー。本作の主な舞台。
- インストーラデバイス
- モビルスーツの火器管制に必要なパーツ。民間に払い下げられた機体はこれを取り外されているが、クランバトルのMSは非合法に密輸されたデバイスを搭載し、火器を使用可能にした上で運用される。
- 第二次ソロモン会戦
- 一年戦争で敗色が濃厚となり、ソロモンをグラナダへ落下させようと試みた連邦軍艦隊と、それを阻止するソドン艦隊による一年戦争最後の戦闘。
- ゼクノヴァ
- 第二次ソロモン会戦の最中に発生したサイコミュの暴走事故。赤いガンダムを爆心地としてソロモンの3分の1を消失させ、終戦の切っ掛けとなった。
楽曲編集
- Plazma
- 作詞・作曲・編曲・歌:米津玄師
- 主題歌。オープニングテーマ。
- もうどうなってもいいや
- 作詞:Yuki Tsujimura / 作曲:Naoki Itai、Yuki Tsujimaru / 編曲:Naoki Itai / 歌:星街すいせい
- エンディングテーマ。
- ミッドナイト・リフレクション
- 作詞・作曲・編曲:ミツキ / 歌:NOMELON NOLEMON
各話リスト編集
話数 | サブタイトル | 備考 |
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1 | 赤いガンダム | |
2 | 白いガンダム | 一年戦争のダイジェスト |
3 | クランバトルのマチュ |
関連作品編集
- 機動戦士ガンダム
- 宇宙世紀の正史を描いたガンダムシリーズ第1作。本作は『1st』第1話から分岐したパラレル作品となっており、一部のメカや人物も本作に登場している。
余談編集
- 「機動戦士ガンダムの架空戦史」という設定はプロモーション時点では伏せられており、『Beginning』の公開開始と共にその世界観が展開された。これに際し、公式からネタバレへの配慮を行うよう告知[2]が行われた結果、「緑のおじさん」を始めとした様々な隠語が形成されることになった。