グラナダ

グラナダ(Granada) 編集

月の裏側(ファーサイド)に位置し、フォン・ブラウンと並ぶで二番目の規模を持つ月面都市。サイド3建造の為の物資打ち上げ基地を前身に持ち、サイド3の開発基地として使用された後は大規模な重工業都市として発展した。

一年戦争開戦直後にジオン公国軍が電撃的に制圧し、キシリア・ザビ率いる突撃機動軍の本部が置かれ[1]ア・バオア・クーソロモンと共にジオン本国の防衛ラインの一角を占める重要拠点として扱われた。市内にジオニック社の生産・開発拠点を備え、軍事要塞以外にも兵器開発工場としても機能した。一年戦争終盤に同都市で連邦・ジオンによる終戦協定が結ばれ、結果的に大規模な被害を被る事無く終戦を迎えた。

ジオニック社の工場など、ジオン系企業の工場施設は戦後の吸収合併によって全てアナハイム・エレクトロニクス社の管理下に置かれ、以降はアナハイム社の企業城下町としての側面を強くし、以降のMS生産において重要な位置を占めることになる。

グラナダ工場は元ジオニック系スタッフが多く在籍している事もあり、技術的にジオン系ノウハウが充実しており、連邦系のフィールド・モーターを基礎構造とするムーバブルフレームとジオン系の流体パルスシステムを共存させる設計などに一日の長があり、ハイザックギラ・ドーガ等もこの工場で開発と生産が行われている。ジオンシンパが多いその土地柄や技術的背景もあって、連邦系の機体のみならずエゥーゴネオ・ジオン等の反連邦組織の機体を開発・供給している。一方で反乱防止や防諜を理由に警戒レベルはフォン・ブラウンより高く設定されており、武装警備員が社内を常時巡回しており、連邦軍向けでも機密性の高い機体[2]は同工場で開発される傾向が強い。

登場作品 編集

機動戦士ガンダム
機動戦士ガンダム外伝 宇宙、閃光の果てに…
機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争
機動戦士Ζガンダム
機動戦士ガンダムΖΖ
ADVANCE OF Ζ 刻に抗いし者
機動戦士ガンダムUC
機動戦士ガンダム シルエットフォーミュラ91

関連用語編集

グラナダ条約
フォン・ブラウン
エアーズ
アンマン
ジオン公国
ジオニック社
アナハイム・エレクトロニクス社
ゲンガナム

リンク編集

脚注編集

  1. そのため、多くが中立を表明した月面都市の中でジオン側に付いた数少ない都市となった。
  2. 主にユニコーンガンダム系の様な政治的な問題を抱える機体やシルエットフォーミュラプロジェクト系機体の様な存在自体が違法性が高い機体など。