クランバトル
クランバトル (Clan Battle) 編集
『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』におけるモビルスーツ同士による決闘競技。通称は「クラバ」。
二対二のマヴ戦で、制限時間内に敵機体の頭部を破壊した方が勝者となるシンプルなルールを採用している。バトル場にはミノフスキー粒子が散布されるため、有視界での戦闘が基本。バトルはゲリラ配信される他、賭けの対象にもなっている。
コロニーの若者たちを中心に人気の娯楽コンテンツとなっており、ステッカーやカードといったグッズも流通している。
主にジャンク屋などが民間に払い下げられたMSを修理・改造して参加しており、そのためMS用の火器管制システムであるインストーラデバイスが闇市場で非合法に取引されるなど、治安の悪化につながることが懸念されている。また、非合法のため安全性は考慮されておらず、機体の誘爆やビームの直撃などでパイロットが命を落とす危険性もある。
勝利すれば莫大な懸賞金が手に入るが、バトル開始時にマヴが揃わず、試合が不成立になった場合は「人生が詰む」と言われるほどの法外な違約金が課せられる。
登場作品 編集
- 機動戦士Gundam GQuuuuuuX
- 初登場作品。成り行きからアマテ・ユズリハが参加することになり、GQuuuuuuXと共に勝利を重ねていく。非合法の決闘試合としてサイド6の軍警察から摘発の対象となっている一方で、戦争を忘れられない元エースパイロットらが参加し、民間警備会社の宣伝に使われていることが公然の秘密となっているなど、複雑な事情を覗かせている。
バトルは基本的にコロニーの外で行われるが、キシリア・ザビ暗殺事件の際には、軍警の裏をかくという理由から運営の裁量によってコロニー内でのバトルが行われた。
火器類を使用しているとはいえ放送当初はガンダムファイト国際条約と同様の「頭部を破壊すれば勝利」というルールや物語の雰囲気から不殺が基本という印象が視聴者の間でも広まっていたが、それ故に第4話でシュウジが相手のコックピットを故意に破壊したシーンは視聴者に衝撃を与える事となった。
関連用語 編集
- バトレイヴ
- 『機動戦士ガンダムU.C0096 ラスト・サン』で行われている非合法のMS賭博。こちらは行政がその存在を黙認し、主催者から収益の一部を受け取ってコロニー活性化の財源とするなど、行政側との共生関係が公然と語られている。
- マヴ(M.A.V.)
- MS二機一組による連携戦術。クランバトルではこの戦術に則り、二対二を前提とした試合が組まれている。