GQuuuuuuX
| GQuuuuuuX | |
|---|---|
| 読み | ジークアクス |
| 登場作品 | 機動戦士Gundam GQuuuuuuX |
| 声優 | 古谷徹 (エンディミオン・ユニット) |
| デザイナー | 山下いくと |
| スペック | |
|---|---|
| 別名 | ガンダム・クァックス |
| 分類 | オメガ・サイコミュ搭載試作型モビルスーツ |
| 生産形態 | 試作機 |
| 型式番号 | gMS-Ω |
| 頭頂高 | 18.0m |
| 全高 | 18.2m (オメガ・サイコミュ起動時) |
| 本体重量 | 42.4t |
| 全備重量 | 48.8t |
| 主動力 | 熱核融合炉 |
| 開発組織 | ジオン公国軍 |
| 所属組織 | |
| 母艦 | ペガサス級強襲揚陸艦「ソドン」 |
| 主なパイロット | |
概要 編集
ジオン公国軍が開発したニュータイプ専用最新鋭試作モビルスーツ。機体名の「GQuuuuuuX」はあくまでプログラム上のプレースホルダーであり、正式名称は別にある。
一年戦争後、禁忌として開発が禁止されたはずのサイコミュシステムが搭載されており、その中でも特殊かつ謎の多い「オメガ・サイコミュ」を装備する。オメガ・サイコミュ起動時には頭部ブレード・アンテナを兼ねた拘束具が解放されると共に、コクピットには脳波コントロール用のインターフェイスが出現し、サイコミュ制御の駆動形式へと移行する。
武装としてビーム・ライフル、ビーム・サーベルに加えてIフィールドを搭載可能なシールドを持つ。また、コア・ファイター機構が搭載されており、バックパックとして機能するほか、分離すれば単独での飛行も可能となっている。
登場作品と操縦者 編集
- 機動戦士Gundam GQuuuuuuX
- 初登場作品。同作の主役機を務める。グラナダで開発されていた機体をサイコミュの不使用を条件にシャリア・ブル傘下の部隊が持ち出した。しかし、シャリアは赤いガンダムに対抗するために独断でオメガ・サイコミュの起動デバイスの使用を承認。エグザベ・オリベをパイロットとして出撃し、サイコミュの起動もままならない状態で赤いガンダムと交戦するが、その結果イズマ・コロニー内での戦闘に発展。機体や作戦の機密保持のため、地下隔壁通路へと機体を隠したものの、そこに軍警ザクから攻撃を受けたザクが現れ、軍警ザクにザクでは対抗出来ないと判断したアマテ・ユズリハが無理やり乗り込み、サイコミュを起動させ軍警ザクを撃破。その後機体はカネバン有限公司に回収され、ポメラニアンズの機体としてクランバトルに使用されることになった。その後、キシリア・ザビ暗殺未遂事件の最中にシャリアによって回収され、以降は再びソドンの艦載機として運用されるが、シャリアの意図を知ったアマテが引き続きパイロットを務めている。
装備・機能 編集
特殊機能 編集
- オメガ・サイコミュ
- 本機に搭載された特殊なサイコミュシステム。起動時には頭部ブレード・アンテナを兼ねた拘束具が解放されツインアイが露出。コクピットに掌を模した脳波コントロール用インターフェイスが出現し、駆動方式がサイコミュ制御によるものへと切り替わる。アマテはこのシステムを起動できる素質を持っていたため、実戦経験がないにも関わらず機体を操縦することができた。その正体は、「向こう側」から来たオーパーツ「エンディミオン・ユニット」を使ったシステムであり、リミッターデバイスを物理的に破壊することでオーバードライブ状態となり、シャロンの薔薇の時間凍結に干渉することができる。
- コアブロックシステム
- 機体からバックパックとコクピットを分離させることで、単独飛行が可能な脱出ポッドとして使用可能となるシステム。連邦軍のコアブロックシステムと同様、水平合体方式を採用している。分離後は殆ど戦闘能力を保有していないため、ベイルアウト装備としての意味合いが強い。
- ダミーバルーン / 煙幕弾
- 指先から発射される撹乱用装備。
武装・必殺攻撃 編集
- 頸部バルカン砲
- 首元の襟に内蔵されたバルカン砲。
- ビーム・ライフル
- 対MS戦用の射撃兵装。メガ粒子を高速で射出し、敵機装甲を破壊する。
- ビーム・サーベル
- 腰部後方に装備されたメガ粒子循環式ビーム・サーベル。ビームの刃が棒状ではなくデバイスを中心に還流するように形成されるのが特徴で、ブレード状に形成した粒子を高速回転させることで優れた切断力を発揮する。最大二刀まで携行可能。
- ハイパー・ビーム・アックス
- エンディミオン・ユニットを覚醒させたGQuuuuuuXがビーム・サーベルで形成した巨大な斧型のビーム刃。
- シールド
- 腕部を覆うように装着される防御兵器。物理シールドとそれに覆われた電磁シールドの二層構造となっている。小型化されたIフィールドの搭載を予定していたが、実装には至っていない。
- トメノスケ・ヒート・ホーク
- 民間系サプライヤーがザクの装備するヒート・ホークを模して製造した模造品。アマテがポメラニアンズ所属のザクの装備をとっさに拾って使用し、以降のクランバトルではこれを主兵装として使用した。
その他 編集
対決・名場面 編集
関連機体 編集
余談 編集
- 機体名称の「GQuuuuuuX」の「quuuuuux」はメタ構文変数(プログラムソースの変数名として使われる意味のない文字列)の一種で、「qux」「quux」は「4番目」「5番目」を指し、「quuuuuux」は「9番目」となる。GQuuuuuuXの2号機であるGFreDに含まれている「fred」も、メタ構文変数の「10番目」を意味している。
- 6つの「u」を持つ独特な機体名のため、競走馬の有識者には18世紀のイギリスの競走馬ポテイトーズ(Potoooooooo)を連想した人もいるようだ。