ザク (GQ)
| ザク (GQ) | |
|---|---|
| 外国語表記 | ZAKU (GQ) |
| 登場作品 | 機動戦士Gundam GQuuuuuuX |
| デザイナー | 山下いくと |
| スペック | |
|---|---|
| 分類 | 主力量産型モビルスーツ |
| 生産形態 | 量産機 |
| 型式番号 | MS-06 |
| 頭頂高 | 17.5m |
| 本体重量 | 56.2t |
| 主動力 | 熱核融合炉 |
| 開発組織 | ジオニック社 |
| 所属組織 | ジオン公国軍 |
| 主なパイロット | |
概要 編集
ジオニック社が開発し、一年戦争に大量投入されたジオン公国軍の制式モビルスーツ。宇宙世紀0079年、地球連邦軍との間に勃発した一年戦争において大量に配備され、公国軍の主力機として特に序盤で大きな戦果を上げた。
MS-05ザク(0ザク)の後継機であり、人型兵器としての高い運動性能と、少しの改修で宇宙/地上双方で運用できる優れた汎用性能を特徴とする。また、訓練を受けたパイロットであれば誰でも操縦できる良好な操作性や、量産化に向いた整備性・生産性の良さも量産体制の確立に繋がった。
武装には近~中距離用のヒート・ホークやザク・マシンガン、対艦用のザク・バズーカ、投擲兵器のクラッカーなど、オプションを含めて多彩な兵器群が用意され、ゲリラ戦から対MS戦まで幅広く対応した。
戦後はインストーラデバイスをオミットした機体が民間に払い下げられ、建設業務などの作業機械として運用されており、ザクの特徴である高い汎用性と拡張性は民間の作業機械としても非常に有効であることを証明している。一方、クランバトルのようなバトル用の機体として密かにチューンナップする行為が横行しており、それら機体はカラーリングや意匠も自由だが、中には少ないパーツでやりくりしている機体も存在する。
バリエーション 編集
- 連邦鹵獲機
- 地球連邦軍が鹵獲したザク。モビルスーツ同士の模擬戦に用いられ、カラーリングも黄色に塗り直されている他、機体の所々にターゲットマークが描かれている。
- 民間ザク
- 民間企業に払い下げられたザク。建設会社所属であることを示す黒潮建設所属機のように腕部先端のマニピュレータを変更し、さらに警告灯やカバーパーツ、ロールバーを取り付けるなど、より資材や物資の運搬に特化した機体も存在する。インストーラデバイスが取り外されているため、モノアイは青く点灯する。
- ポメラニアンズ仕様
- ジャンク屋「カネバン有限公司」が所有している改造ザク。民間に払い下げられたザクをクランバトル用に改造した機体で、カネバン有限公司の組織したクラン「ポメラニアンズ」に所属している。胸部に倒福のマーキング、大腿部にはチームのエンブレムが施され、左腕はフレームがむき出しになっている。武装はトメノスケ・ヒート・ホークのみで、マチュがカネバン有限公司を訪れた時点ではインストーラデバイスの故障により戦闘行為ができない状態となっていた。
- フォースネークアイズ仕様
- クランバトルに参加するクラン「フォースネークアイズ」の改造ザク。青色のイエティと赤色のパイロでマヴを組む。イエティは右脚フレームがむき出しになっており、パイロは脚部のコンフォーマルタンクが足りないなど、装備をやりくりしている様子が窺える。
- ファットマヴ仕様
- クラン「ファットマヴ」の使用するザク。左肩が赤く塗られたオーバーウェイト、青く塗られたラブハンドルのマヴ。軍用機に近い装備を維持しており、ダミーバルーンも使用する。
- 自爆ザク
- ザクの胴体を転用した設置型爆弾。第二次ソロモン会戦において殴り込み艦隊によって使用され、ソロモン内部の4か所のインプロージョン地点に設置、自爆同期プログラムにより同時に爆発させる事でソロモンの主動力炉を破砕・誘爆させ、要塞正面東側のサミットを破断する予定だった。4個の同時起爆でなければサミットの破断が不可能となるため、ザビ家と連邦軍の共倒れを目論むシャアによって1個が起爆装置を外され、直後現れた軽キャノンの攻撃によってザク本体も破壊されている。
登場作品と操縦者 編集
- 機動戦士Gundam GQuuuuuuX
- 初登場作品。一年戦争でジオンの主力機として運用された後、戦後はゲルググに主力機の座を譲る形で相当数が民間企業やサイド6の軍警察に払い下げられた。クランバトルでも本機を使用するクランが複数存在し、クランによって個別にカスタマイズを施したり、不足したパーツをやりくりしつつバトルに参加している。
装備・機能 編集
特殊機能 編集
- ダミーバルーン
- 機体に似せたバルーンを射出する欺瞞・撹乱用装備。ファットマヴ仕様の機体が使用。
- 防眩スカート
- スラスターから噴射されるフレアを発見されにくくするため腰部に装備されるオプション装備。
武装・必殺攻撃 編集
- ザク・マシンガン
- ザク用に開発された実体弾式の射撃兵装。連写性能に優れ、障害物や戦闘車両などの掃討に適している。一年戦争後、軍放出品として大量に民間へと払い下げられ、クランバトルに用いられている。
- ヒート・ホーク
- 対MS戦で使用される格闘兵装。赤熱化するブレード部で敵装甲を焼き切る。
- シールド
- 右肩に装備されている固定式シールド。腕部の動きと連動するため、攻撃を受ける際は肩を前に突き出す形でガードする。
- スパイク
- 左肩にある打突兵器。3基の突起で敵装甲にダメージを与える。体当たりなどの肉弾戦で使用された。
- ザク・バズーカ
- 遠距離からの砲撃を可能とする対艦用の実体弾式無反動砲。長尺のため、砲身を肩に背負う形で使用する。
- クラッカー
- 対モビルスーツ用の投擲兵器。フォースネークアイズの機体は閃光弾として使用している。
- トメノスケ・ヒート・ホーク
- 民間系サプライヤーがザクの装備するヒート・ホークを模して製造した模造品。ポメラニアンズ仕様のザクが装備していたが、その後GQuuuuuuXの武装として使用された。