インストーラデバイス

インストーラデバイス (Installer Device) 編集

機動戦士Gundam GQuuuuuuX』の世界観で使用されている戦闘コンピュータ用火器管制デバイス。

モビルスーツにカートリッジを挿入することによって戦闘用OSがインストールされ、携行武装類へのエネルギー伝達トリガーがオンに切り替わり、重火器などの使用が可能となる。また、標準で備え付けられている接触事故回避用の安全装置が解除され、可動範囲がより広範囲となる。

地球連邦軍V作戦ガンダムに対しカートリッジ式のV-440の実戦運用を開始したのが始まりとされ、ガンダムを鹵獲したジオン公国軍でもその優位性と機体性能の向上が認められたことで、ジオニック社がV-440を完全模倣しWG-X22100を製造。既存のMS群に対しても本規格の戦闘コンピュータへの改修を徹底的に行ったことで、ジオン製・連邦製問わず、一年戦争(ジオン独立戦争)以降のほぼ全てのMSで互換性を持つことになる。このWG-X22100は、その完成度と汎用性の高さからジオン独立戦争で最も多く使用された戦闘用インストーラデバイスとなった。

戦闘用に開発されたものであるため、民間に払い下げられた作業用MSはデバイスが取り外され、デバイス自体も記録回路所持取締法によって登録事業者以外の所持・使用は禁止されている。しかし、闇市場で非合法に取引される密輸品の摘発は後を絶たず、戦後は一部のスペースコロニー圏においてジャンク品買取業者らが民間に払い下げられたMSを修理、改造したうえでこのデバイスを搭載した機体同士で格闘戦を行わせ賭博の対象とするクランバトルが流行している。

登場作品 編集

機動戦士Gundam GQuuuuuuX
初登場作品。アマテ・ユズリハニャアンと出会い、クランバトルに参加することになる切っ掛けを作るアイテムとして登場。また、デバイス非搭載のザクはモノアイが青く点灯するが、デバイスを搭載した機体はモノアイが赤く点灯するため、武装していることが視覚的に分かりやすくなっている。

関連項目 編集

教育型コンピュータ
宇宙世紀正史でガンダムに搭載された学習型コンピュータ。
テム・レイの回路
機動戦士ガンダム』でテム・レイサイド6で作り上げていたコンピュータ回路。インストーラデバイスの外見上のモチーフになっている。

リンク編集