ザクシリーズ

ザクシリーズ(zaku Series)編集

ジオン軍とその後継組織が採用している量産型モビルスーツ(以下、MS)の総称。

派生機については機種項目先のリンクを参照。一般的なザクIIについての詳細はザクII、06R型については高機動型ザクIIも参照。

宇宙世紀0079年以前編集

MS-04 プロトタイプザク
別名「試作型ザク」。ザク系MSの雛形にして、全てのMSの原点とも言える機体。新兵器となりうるとして、MSの製造に危機感を抱いた連邦上層部であったがこの機体が積み木の積み上げなど初歩的な作業しか出来ない映像を見せられ、特段重要視しなかったという説がある。
MS-05 ザクI
通称「旧ザク」。人類初の量産型MSである。
パーソナル機:黒い三連星専用、ラル専用、エリク専用、トップ
MS-05S ザクIS型
詳細不明の機体。『THE ORIGIN』においてはザクIの上位モデルとされている。
パーソナル機:ゲラート機
MS-05Q ザクIQ型
旧式化したザクIをレトロフィットした機体。
パーソナル機:ノリス
MS-05L ザクI・スナイパータイプ
旧式化したザクIを再利用するために狙撃用に改修した機体。
パーソナル機:カークス機

宇宙世紀0079年編集

MS-06A ザクIIA型
初期生産型。
MS-06C ザクIIC型
別名「ザクC型」。一年戦争開戦時、特にブリティッシュ作戦に投入されたザクの大部分はこのタイプとされている。最大の特徴は核弾頭の運用が可能な点であり、これ以降のF型などに比べ対放射線性および耐久性に優れている。
パーソナル機 シャア専用
MS-06F ザクIIF型
南極条約により核兵器の使用が出来なくなったため、C型から対放射線装備などを排除し機動性などを向上させたタイプ。一般的にザクと呼ばれた場合、この機体を指すことが多い。
パーソナル機 ドズル専用、ライデン専用、マツナガ専用
MS-06FS ザクIIFS型
ザクIIF型を指揮官用に改修したタイプ。F型やS型との最大の相違点は頭部に装備された4門のバルカンである。S型が開発されるまで指揮官用として配備されていた。ブラウンカラーに塗られたガルマ・ザビ専用ザクIIが有名。
パーソナル機 ガルマ専用
MS-06F2 ザクIIF2型
ザクIIF型の後期生産型。
MS-06FZ ザクII改
統合整備計画」に基づいて生産されたザクIIの最終生産型。
MS-06S ザクIIS型
ザクIIF型を指揮官用に改修したタイプ。シャア専用ザクIIが有名。
パーソナル機 シャア専用
MS-06RP 試製高機動型ザクII
F2型を元に開発された、後にR型と呼ばれる高機動型ザクの試作機。開発およびテストパイロットはエリオット・レム
MS-06R-1 高機動型ザクII
RP型を元に制式採用されたR型としては初の量産機。改良機であるR-1A型が本格的な量産機となったことから先行量産型とも呼ばれる。
MS-06R-1A 高機動型ザクII
R-1型の問題点を解決した改良型。一般的に高機動型ザクIIと言えばこの型を指す。
パーソナル機 黒い三連星専用、マツナガ専用、ユーマ専用、ナカガワ専用、ガトー専用、エリック専用、オグス専用、バウアー専用
MS-06R-2P 試製高機動型ザクII
R-1A型を次期主力機の競合機として改修した試作機。ゲルググ用の新型ジェネレーターを搭載しており、ビーム兵器の運用が可能となっている。
MS-06R-2 高機動型ザクII
R-2P型のデータを元に開発された試作機。後期型とも呼ばれる。ゲルググのジェネレーターを簡易化した物を搭載しており、外見こそザクであるが中身はほぼ別物といっていいほどの改良が施されている。そのため「ザクの皮を被ったゲルググ」とも呼ばれた。
パーソナル機 ライデン機、ハザード機、ギリアム
MS-06R-3S 高機動型ザクII
別名ゲルググ先行試作型。この機体を元にゲルググが設計されている。
MS-06R サイコ・ザク
高機動型ザクIIをベースにリユース・P・デバイスを搭載した実験機。
MS-06RD-4 宇宙用高機動試験型ザク
リック・ドムの脚部熱核ロケットエンジン開発の為の試作機。高機動試作型ザクとも呼ばれる。
MS-06J ザクIIJ型
別名「陸戦型ザクII」。F型から宇宙用装備を排し軽量化などを行ったうえで、地上にて必要な防塵装備などを施した機体。キャリフォルニアベースにて開発・生産された機体の他に、F型を現地改修したタイプも存在する。
MS-06JC ザクIIJC型
陸戦型ザクIIのマイナーバージョン。「陸戦型の局地戦仕様」、「C型から改修されたJ型」などの説がある。
MS-06G 陸戦高機動型ザク
J型の性能向上型。グフの技術が使用されている。
MS-06D ザク・デザートタイプ
砂漠での運用を想定された局地戦仕様。J型をベースに開発され、主にアフリカ戦線で使用された。
MS-06K ザクキャノン
ザクIIをベースに支援機として開発された機体。
MS-06M/MSM-01 ザク・マリンタイプ
水中で運用すべく開発された機体。F型かC型をベースに開発されたとされる。
MS-06E ザク強行偵察型
偵察用に開発された機体。F型かC型をベースに開発された機体で、一年戦争序盤の大勝の功労者と言える機体である。
MS-06E-3 ザクフリッパー
強行偵察型を強化した機体。
MS-06W 作業用ザク
損傷し戦闘できなくなったザクIやザクIIを作業用に現地改修した機体。現地改修機であるため規格が機体ごとに統一されていない。
MS-06V ザクタンク
ザクIIの上半身と[[マゼラアタック]の車体部を組み合わせたリサイクル兵器。W型と同様に規格が統一されていない。
MS-06MP マニピュレイションシステム装着型MS-06 (ザクII)
精密作業を目的とした作業用ザク。
MS-06T ザク・トレーナータイプ
ザクIIを練習機として改造した機体。訓練用ザクIIとも呼ばれる。
MS-06MS バルブス
類人猿が操縦する事を前提としたカスタム機。足を器用に扱う猿に合わせて、脚部がマニピュレータに換装されている。
YMS-06Z サイコミュシステム初期試験型ザク
サイコミュシステム搭載モビルスーツの試作機。
MS-06Z サイコミュ試験用ザク
ビショップ計画で開発された機体。ジオングの前身にあたる。
MSN-01 サイコミュ高機動試験用ザク
高機動時のデータ収集のためにMS-06Zの2号機を改修した機体。
MS-11 アクト・ザク
ザクIIの設計をベースに、マグネットコーティングを導入してペズン計画によって開発された機体。

宇宙世紀0080年〜編集

MS-06R サイコ・ザクMk-II
南洋同盟がサイコ・ザクを改良し量産化した機体。
パーフェクト・ザク
Dr.Qが独自に開発した機体。ザクの名を冠しているが特に繋がりはない。

宇宙世紀0087年〜編集

RMS-106 ハイザック
F2型をベースに連邦規格のパーツを組み込んで開発された機体。
RMS-106CS ハイザック・カスタム
ジェネレーターを換装し、狙撃に特化させた機体。
RMS-119 アイザック
偵察及び早期警戒機として改修した機体。
RX-106M マリン・ハイザック
水陸両用機として開発された機体。厳密に言うとハイザック試作型がベース機である。
AMX-011 ザクIII
アクシズがザク系の最終型として開発した機体。ザクと名を関する機体はこの機体で一応最後となる。
AMX-011S ザクIII改
ザクIIIの改造機。パイロットによって装備を変えられる。
AMX-011RG ザクIII R-G型
ザクIIIを地上用の汎用量産型モビルスーツに改修機体。機体形状がザクIIに近いプロポーションになった。
AMX-011C ザクIII後期型
ザクIIIを発展させた機体。この機体が後のドーガ系列機の礎となる。
MS-11R ザク・マシーナリー
戦後に接収されたアクト・ザクをベースに、アナハイム社がリバースエンジニアリングと近代化改修を加えて新造した機体。

宇宙世紀0089年〜編集

AMX-116 ザクIV
ザクIIIの後継機。士気高揚の為にザクのスタイリングを誇張したデザインを有する。
AMS-119 ギラ・ドーガ
ネオ・ジオンが持ち出した機体を元にアナハイム・エレクトロニクス社が開発した機体。ザクIIのコンセプトを踏襲し、汎用性が高められている。
AMS-119 ギラ・ドーガ重装型
バックパックを換装した機体。この機体のバックパックは改良され、ギラ・ズールに使用される。
AMS-129 ギラ・ズール
ギラ・ドーガを改修した機体。高い汎用性が引き継がれている。
AMS-129M ゼー・ズール
水陸両用機として開発された機体。
Me02R メッサー
マフティーが運用する機体。ギラ・ドーガ系をベースに開発された機体と言われている。

宇宙世紀0122年以降編集

OMS-06RF RFザク
オールズモビルが運用する機体。外見はザクIIだが性能は時代相応な物となっている。
MS-50 ザク50
アナハイム・エレクトロニクス社がデモンストレーション用に開発したMA。技術をアピールするために開発された機体。
ザクラオ
各コロニー軍が開発・量産したMS-06系の外観を持つ機体。
ザ・ザク
宇宙戦国時代に作られたミキシングビルドモビルスーツ。ザクIIに極力似せて作られている。

リンク編集