試製高機動型ザクII (R-2P型)
試製高機動型ザクII (R-2P型) | |
---|---|
外国語表記 | Zaku II High Maneuver Proto Model Type R-2 |
登場作品 | MSV |
デザイナー | 大河原邦男 |
スペック | |
---|---|
分類 | 宇宙用試作型モビルスーツ |
生産形態 | 試作機 |
型式番号 | MS-06R-2P |
頭頂高 | 18.0m |
全備重量 | 76.8t |
主動力 | 熱核融合炉 |
装甲材質 | 超硬スチール合金 |
開発組織 | ジオニック社 |
所属 | ジオン公国軍 |
主なパイロット | エリオット・レム |
概要編集
ジオニック社が開発したR-2型の試作機。名称は他に「高機動型ザク後期型試作機」や「高機動型ザク・ビーム兵器搭載型」とも表記される。
R-2P型はR-1A型をベースに、開発中だったMS-11用の試作新型ジェネレーターを搭載した機体であり、高機動とビーム兵器の搭載を両立させる事を目的としている。新型ジェネレーター搭載のため胸部上半分の容量を1.4倍に拡大したため胸部の前後幅が増しており、プロペラントタンク容量を余分にとったためスカート形状が変更されている。他にも細かい部分で変更が加えられており、胸部側面にはインテークが追加され、脚部に増加装甲が取り付けられている。
宇宙世紀0079年10月にグラナダにて行われた公開テストではRP型と同様にエリオット・レムが搭乗し、模擬空戦において機動性や最大戦速時の攻撃性能の高さを証明した。一方、期待されていたビーム兵器の運用については、低出力のビームの発射にこそ成功するものの冷却効率に問題が残り、熱核融合炉の出力にも問題が発生したため、実用レベルにないと判断された。だが次期主力機選定の条件からビーム兵器の標準化が除かれ、加えて本機がビーム兵器を搭載していない状態では高い機動性を発揮したため、高機動機としてR-2型に再設計されることとなり、R-2P型もR-2型の1号機に改修された。
登場作品と操縦者編集
装備・機能編集
武装・必殺攻撃編集
- ビーム・ライフル
- 試作されたビーム・ライフル。本機では低出力ビームの発射が可能だったが、実用レベルには至っていなかった。
- デザインが2種存在しており、1つはゲーム『ギレンの野望シリーズ』で用いられている長銃身かつ独自形状のライフルで、もう1つはフィギュア『ZEONOGRAPHY』に付属しているアクト・ザクも装備していたマラサイのライフルに酷似した物である。
対決・名場面編集
関連機体編集
- 高機動型ザクII (R-2型)
- 本機を元にさらに高性能化した高機動型ザクII。
- 高機動型ザクII (R-1A型)
- 原型機。
商品情報編集
ガンプラ編集
フィギュア編集
書籍 編集
リンク編集
脚注編集
- ↑ 「機動戦士ガンダムMSVコレクションファイル 宇宙編(1999年11月)のザクII似のカラー、「ガシャポン戦士」や『機動戦士ガンダム ギレンの野望シリーズ (ジオン独立戦争記)』のRP型カラー等。