ザクI・スナイパータイプ (カークス機)
ザクI・スナイパータイプ (カークス機) | |
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外国語表記 | Zaku I Sniper Type [Yonem Kirks] |
登場作品 | 機動戦士ガンダムUC |
デザイナー | カトキハジメ |
スペック | |
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分類 | 長距離狙撃用量産型モビルスーツ |
型式番号 | MS-05L |
頭頂高 | 17.5m |
本体重量 | 67.9t |
主動力 | 熱核融合炉 |
ジェネレーター出力 | 899kW+700kW |
スラスター総推力 | 8,400kg |
装甲材質 | 超硬スチール合金 |
開発組織 | ジオン公国軍 |
所属組織 | ジオン残党 |
所属拠点 | シンブ基地 |
所属部隊 | |
主なパイロット | ヨンム・カークス |
概要編集
ジオン残党のヨンム・カークスが運用しているザクI・スナイパータイプの改装機。
基本性能は特に変わりないが、頭部にブレードアンテナが増設され通信機能が強化されている。右肩部には装甲が追加され、左肩部には破壊されたマゼラベースの履帯等を再利用した空間装甲の懸架用フックが配置され、一時的に耐弾性が強化されている[1]。
OVA版の設定では更に改良されており、ビーム・スナイパー・ライフルの構造に手が加えられて連射回数が増やされている。またファット・アンクル改との連携によって上空からの狙撃や部隊指揮を行う為に胸部と背部には2つずつフックが追加され、ベルトで固定する事でどんな姿勢でも安定して射撃できるようになった。ランドセルのサブ・ジェネレーターの冷却問題も外部冷却装置との併用で改善されている。右肩部はザクIと同じデザインに戻された。
登場作品と操縦者編集
- 機動戦士ガンダムUC (原作小説版)
- 初出作品。第7巻で登場する。
シンブ基地の放棄時、エグムの引取り対象外だったためカークスが爆破処理しようとするものの、ガランシェールからの協力要請を受け、爆破を中止し同行した。シンブ根拠地隊の面々と共にトリントン基地を襲撃して守備隊を撃破し、ラー・カイラムも損傷させている。その後はコロニーの残骸から狙撃を行っていたが、ミネバを乗せたミデアの離陸を阻止しようとした際にプルトゥエルブのバンシィによって撃破された。 - 機動戦士ガンダムUC (OVA版)
- episode 4で登場。装備面で設定が追加された。
シャンブロ及びカークス隊と共にトリントン基地を襲撃して守備隊の戦力を次々と破壊していったが、トライスターのジェスタの攻撃によってファット・アンクル改を破壊されコロニーの残骸の上に着地。なお抵抗し、最終的に自爆攻撃を試みるも失敗して残骸から滑落した。 - 機動戦士ガンダムUC バンデシネ
装備・機能編集
武装・必殺攻撃編集
- バルカン砲
- 頭部に2門内蔵されており、主に対空・対戦車・対人用の迎撃武器として使用する。対MS戦闘でも牽制や敵機のカメラやセンサーの破壊等に使われ、生還率の向上に一役買っているとされる。
- ザク・マシンガン
- 携行式の実弾銃で、口径は105mm。後にザクIIに装備される物の初期型であり、ドラムマガジンが側面に取り付けられている。一年戦争の初期に多数が使用された。本機では基本的に自衛用として装備され、建造物の破壊任務や対MS戦闘等にも対応できるようにしていたようだが、期待された程の効果は得られなかったという。
- ヒート・ホーク
- 刀身を赤熱化する事で敵機の装甲を焼き切る斧状の武器。コロニーや建造物の切断や対MS戦闘にも有効。本機の格闘性能は高くないがザク・マシンガンや頭部バルカン同様自衛用で、この場合は敵が至近距離という最悪の状況を考え装備されている。
- ビーム・スナイパー・ライフル
- 本機の主兵装となる長銃身の狙撃用ビーム・ライフル。一年戦争の末期に登場したジオン軍製の大型ビーム・ライフルと同系統のラインで造られており、高出力かつ長射程を誇る。モノアイの超望遠レンズと連動させる事で命中精度を向上させられ、モビルアーマーだけが可能だった大火力攻撃を実現できるようになった。
OVA版では連続での狙撃を可能とする為に構造が改良され、バレルが交換できるようになっている。予備のバレルはランドセルの左側面に取り付けられた2つのバレルケースに1本ずつ格納されている。 - 自爆
- 腹部にビーム・スナイパー・ライフルを突き刺し、その状態でビームを発射してジェネレーターを撃ち抜いて敵もろとも自爆する。
OVA版でトライスターを道連れにしようとしたが、察知されて両腕部を斬り落とされた為に失敗した。
対決・名場面編集
関連機体編集
- ザクI・スナイパータイプ
- 原型機。
商品情報編集
ガンプラ編集
フィギュア編集
資料リンク編集
リンク編集
脚注編集
- ↑ 『UC』連載時の初登場時の挿絵では一般機のデザインで描かれているため、上記の外見的特徴は無い。以降の挿絵では設定画どおりに描かれている