ゼー・ズール
ゼー・ズール | |
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外国語表記 | Zee Zulu |
登場作品 | |
デザイナー | カトキハジメ |
スペック | |
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分類 | 水陸両用量産型モビルスーツ |
生産形態 | 量産機 |
型式番号 | AMS-129M |
頭頂高 | 20.3m |
本体重量 | 28.9t |
全備重量 | 42.8t |
主動力 | 熱核融合炉 |
ジェネレーター出力 | 2,470kW |
装甲材質 | チタン合金セラミック複合材 |
センサー有効半径 | 18,200m |
開発組織 | アナハイム・エレクトロニクス社 |
所属組織 | |
所属部隊 | カークス隊 |
主なパイロット |
アヴリル・ゼック (1番機) テッセラ・マッセラ (2番機) |
概要編集
袖付きが地球侵攻任務に備えてアナハイム・エレクトロニクス社に委託開発させたギラ・ズールをベースとした水陸両用機。
第二次ネオ・ジオン抗争以後、ネオ・ジオンは汎用機のみで対応する方策が採られていた。しかし、袖付きの主力機であるギラ・ズールの総合性能が極めて良好で旧公国軍の名機ザクIIに近しいコンセプトを有していたことから、ギラ・ズールをベースとした局地専用機の開発案が複数提示され、その中の1つがこのゼー・ズールである。
基本フレームはギラ・ズールと同一だが、内装部品は大気圏内での運用に限定された物に改められている。宇宙での水陸両用機開発という明らかに矛盾する要求を満たすために、旧公国軍で培われた水陸両用機の運用データが大いに活かされており、各種水中装備が追加されている。背部のハイドロジェット推進器に加え、首回りのバラスト・タンク、胸部のベスト状潜水装置、脚部の足ヒレ状のフィンなど、従来の水陸両用機よりも洗練された装備が各所に取り付けられている。また、防水処理施工やある程度の耐水圧性を有する外装も施されており、水中での長時間行動と高い機動性能を付加させている。
上陸後は速やかにハイドロジェット推進器と脚部のフィンをパージ可能な構造で、デッドウェイトを廃することでベースとなったギラ・ズールを遥かに超えた陸戦性能を発揮する。ちなみに本機のバックパックはハイドロジェット推進器の装着を前提としているため、ザクIIを連想させるシンプルな仕様に改められている。武装類はその独特な携行方法から本機のシルエットを人型から異形へと変質させ、個性的な水陸両用機の正当な後継機種であるかのような錯覚を引き起こす。
登場作品と操縦者編集
- 機動戦士ガンダムUC
- 初出作品。シャンブロの支援用として3機がジオン残党軍に提供されており、ダカール攻撃時にアクアジムを撃破している。
その後、トライスターのジェスタと交戦して2機が撃破され、残る1機はトリントン基地攻撃に参加した。 - 機動戦士ガンダムUC(アニメ版)
- カークス隊に2機が配備されており、トリントン基地襲撃時に投入された。
基地へ向かう途中にアクアジムを撃破し、上陸後にもジムIIを倒したが、そこに現れたバイアラン・カスタムの前には手も足も出ず戦闘不能となっている。 - 機動戦士ガンダムUC 『袖付き』の機付長は詩詠う
- パイロットは1番機がアヴリル・ゼック、2番機がテッセラ・マッセラ。
ダカール襲撃時にアクアジムや水中型ガンダムと交戦しており、これを撃破している。
トリントン戦後は2番機のパーツを使って1番機を修復・運用しており、襲撃してきた海賊達をバイアラン・カスタムと共闘して殲滅した。
装備・機能編集
特殊機能編集
- 分離
- 水中用装備を分離可能。
- 監視カメラ
- マニピュレーター内に格納されている有線式のカメラ。
本機の物は水中での運用を想定してセンサー部の改造や防水圧処理等が施されており、深度にかかわらず以前と同性能を維持している。
武装・必殺攻撃編集
- アイアン・ネイル (ヒート・クロー)
- 両腕部に外装されている折り畳み式の格闘用クロー。セラミックス高分子化合物で形成された3本の刀身を備えており、使用時には刃を赤熱化させる。刀身が全体的に赤熱化する旧来の方式とは異なり、刃のみを赤熱化させる方式により、最小効率で最大の効果を発揮することが可能となっている。
- ヒート・ナイフ
- 腰背部のシース(鞘)に収納されている2振りの加熱式ナイフ。アイアン・ネイルと同様にセラミックス高分子化合物製で、刃のみ赤熱化させる方式が採用されている。展開したアイアン・ネイルと同時装備することで、既存の水陸両用機のような印象を与える。
- ビーム・マシンガン
- ゼー・ズール用のビーム・マシンガン。ギラ・ズールの物とほぼ同様だが、センサーがオミットされ、代わりに銃口付近にセンサーらしき物が追加されている。水中ではシーリングされた専用の銃器コンテナに格納され背部に装着されるが、偏向射撃モードへ切り替えることで水中での使用も可能となっている。
- グレネード・ランチャー
- 銃身各部にアドオン式で装備されている擲弾発射器。
- ヒート・ソード
- アヴリル・ゼック機がゾゴック (残党軍機)から受け取り使用した加熱式実体剣。
対決・名場面編集
関連機体編集
商品情報編集
ガンプラ編集