作業用ザク

作業用ザク
外国語表記 Zaku Worker
登場作品
デザイナー 小田雅弘 (ラフ画)
大河原邦男
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スペック
分類 作業用モビルスーツ
生産形態 現地改修機
型式番号 MS-06W
頭頂高 17.7m
本体重量 51.8t
主動力 熱核融合炉
装甲材質 超硬スチール合金
原型機 ザクIIザクIなど
改修 ジオン公国軍
所属 ジオン公国軍
主なパイロット ジオン兵
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概要編集

戦闘で使用不能となったザクIIザクIなどの機体を組み合わせ、作業用として再利用した現地改修機(W型)。一般作業用ザク、ザク一般作業型、ザク・ワーカーとも呼ばれる。

作業用として、背面にランドセルを排除した荷物デッキ、右腕部には大型スコップ、左腕部にはウィンチなどが装備されており、物資の輸送や土木作業の他、塹壕堀りやバリケードの作成、トーチカ建設など、様々な作業に用いられた。現地改修機という事もあり、統一された規格は存在しないものの、これらの装備は多くのW型の共通装備として備わっている。また、マニピュレーターはザクIIの物を流用しているが、親指以外がミトンの様に一体化した物になっている。終戦間近の戦力不足の際にはザクIIの武装を施し、戦闘に参加した例も存在したという。

一年戦争中期からアジア西部戦線やアフリカ戦線で運用されたが、限定された地域だった事もあり、ジオン公国軍内部でも本機の存在を知る者は少ない。

なお「MS-06W」という型式番号を与えられているが、前線で作り出された出自もあり、便宜的かつ慣例的なものである。

登場作品と操縦者編集

MSV
出典元。
機動戦士ガンダム オレら連邦愚連隊
一般機が登場。作業機ながら戦闘用のモビルスーツに負けず劣らずの戦いぶりを見せている。
機動戦士ガンダムMS BOYS ―ボクたちのジオン独立戦争―
主役機のザクタンクの上半身に用いられている。
機動戦士ガンダム U.C.0096 ラスト・サン
パラオのドックで2機が作業を行っている。

装備・機能編集

※作業機の為、基本的に非武装。

特殊機能編集

ショベル
右腕部に装備されているショベル。塹壕掘りや建築作業等に用いられる。
ウィンチ
左腕部に装備されているウィンチ。物資の吊り下げ等に用いられる。
コンテナラック
コンテナなどを搭載可能なラック。背部と腰部リアアーマーに装着されている。

武装・必殺攻撃編集

格闘
『オレら連邦愚連隊』に登場する機体がネメシス隊ジム・ストライカーと格闘戦を演じている。
投擲
上記の機体がコロニーの破片を投擲し、ミニ・トレーの主砲を破壊している。

対決・名場面編集

機動戦士ガンダム オレら連邦愚連隊編集

ジム・ストライカー

関連機体編集

ザクII / ザクI
改修の基となった主な機体。
グフ
改修にMS-07Bグフを使用したケースも存在している。
ザクタンク
本機と同様、使用不能となった機体を再利用した現地改修機。『MS BOYS』に登場した機体のように、本機から転用した機体も存在する。

余談編集

  • 本機は1984年にMSVシリーズとして製品化が予定されていたものの、諸事情から開発中止になってしまっている。しかしそれから22年後の2006年に「ガンプラコレクション」のラインナップに選ばれ、念願の製品化を果たした。この際、当時のガンプラをイメージしたボックスアートが新規にデザインされている。

商品情報編集

ガンプラ 編集

フィギュア 編集

外部リンク 編集

リンク編集