ジオニック社 (ZEONIC) 編集

サイド3に本社を置く軍事企業。宇宙用重機の開発・製造を得意とし、モビルスーツそのものを生み出した他、その基本動作機構であるAMC(アクティブ・ミッション・コントロール)や機動性を司るAMBACシステムを実用化している。

一年戦争開戦前、ジオン公国ミノフスキー粒子散布下における新型高性能兵器の開発命令において、人型の機動兵器であるZI-XA3(後のMS-01)を提示。MIP社のMIP-X1よりも高い評価を得たことで史上初のMSとして採用された。以降、ジオニック社はジオン公国軍と共にMSの開発を推し進め、宇宙世紀0074年2月に初の実戦型MSとしてザクIを完成させるに至った。

ジオニック社はその後も公国軍の主力MSであるザクIIを開発した他、ゲルググの初期開発も担当。ゲルググがツィマット社MIP社との共同開発体制に移行後は、機体の主要構造部を担っている。また、火器開発部門では歴代のザクが装備するザク・マシンガンの開発・製造が行われていた。

一年戦争終結後、公国制から共和国制に移行したジオン共和国は、国家の保有する技術系企業の株式一斉売却に踏み切り、その売却先候補としてアナハイム・エレクトロニクス社が挙げられた。だが、連邦軍の下請けであったアナハイムが、10年進んでいるとされる技術を獲得し連邦より優れた開発力を身につけることを危惧した地球連邦政府は、一企業に軍事技術を牛耳られることで安全保障政策などが崩壊することを恐れ、連邦政府にジオニックを売却するよう交渉。当然、アナハイムも対抗することになり、価格は高騰。双方とも出せるだけの資金を投入しても社の半分ずつしか売却出来ずに終わった。だが、ジオニックの売却はジオン共和国に莫大な資金をもたらし、それを使い戦後債務を精算することになった。

また、この際にアナハイムと連邦双方にに基礎研究資料をそれぞれ二分した物を渡しており、お互いの開発部門が将来的にライバルになることを見越していたと言われている。

アナハイムに吸収合併された部門はグラナダに拠点を置く第2研究事業部(ジオニック事業部)として再編。一方で終戦の混乱に乗じてアクシズに逃亡し、ネオ・ジオンの兵器開発に携わった技術者も存在した。

登場作品 編集

ガンダムセンチュリー
出典元。英語表記の「ZIONIC」表記で存在が言及された。
MSV
公式設定として取り入れられた。解説内で「ジオニック」表記が用いられ、以降の作品でそちらが用いられるようになった。
アナハイム・ジャーナル
企業ロゴが設定され、社名のスペルも「ZEONIC」に改められている。
機動戦士ガンダム MS IGLOO
映像作品初登場。1年戦争秘録の第3話でかつてジオン軍主力機選定でツィマット社ヅダと争ったことが語られた。その後、ヅダによるプロパガンダが連邦軍の広報によって暴露された際にジャン・リュック・デュバルはこれを「ジオニックの陰謀」と結論付けているが、確たる証拠はない。
ZEONIC TECHNICS
ザクII型のロボット制作やプログラミングを体験できる教材で、ジオニック社のMS開発を体感するという体裁になっている。
機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還
一年戦争後の株式売却の際、アナハイムと連邦による価格競争が行われ、その結果双方に半分ずつ売却されたことが語られている。この際、お互いの開発部門がライバルとなることを見越して基礎研究資料を二分しており、その両方が完全に揃ったものがミナレットに眠っているとされた。
機動戦士Gundam GQuuuuuuX
ザクの開発メーカーとして言及されている他、ジオンがガンダムを手に入れた際にはMS-14計画を停止してゲルググの開発に移行している。この他にインストーラデバイスの開発にも携わっている。

関連項目 編集

ツィマット社 / MIP社
ジオニックと同様の公国系軍事企業。
ホシオカ / スウィネン
下請け会社。
アナハイム・エレクトロニクス社
合併元。
ジオニックトヨタ
2013年にガンダムとトヨタ自動車のコラボで設立されたヴァーチャルカンパニー。シャア専用オーリスなどザクに因んだ限定自動車が生産された。

余談 編集

  • 現実における同名の企業として、金属加工を専門とする岐阜県瑞浪市の日本ジオニック株式会社が存在する。

リンク 編集