シャア・アズナブル | |
---|---|
外国語表記 | Char Aznable |
登場作品 | 他、多数 |
声優 |
|
デザイナー | 安彦良和 |
プロフィール | |
---|---|
本名 | キャスバル・レム・ダイクン |
偽名 |
|
異名 | 赤い彗星 |
種族 | 人間(スペースノイド) |
性別 | 男性 |
生年月日 | 宇宙世紀0059年9月27日 (11月27日という説もある。) |
年齢 | 20歳 (1st) ⇒ 27歳 (Ζ) ⇒ 34歳 (CCA) |
没年月日 | 宇宙世紀0093年3月12日 (行方不明) |
身長 | 175cm (1st) ⇒ 180cm (Ζ) |
体重 | 65kg (Ζ) |
血液型 | AB型 |
職業 |
MSパイロット 指揮官など |
所属 | ジオン公国軍 (1st) ⇒ エゥーゴ (Ζ) ⇒ ネオ・ジオン (CCA) |
階級 |
|
主な搭乗機 |
|
概要
『機動戦士ガンダム』のみならず、ガンダムシリーズ全体を通してみても、一番有名な登場人物。 アニメ界のみならず、その後のありとあらゆるジャンルでも彼の影響と思われる描写・表現は用いられており、「仮面の美男子」「赤くて3倍」は、もはや出典の説明を要さないほど。 その多様性は社会現象を通り越し、もはや一つの共通概念として認識されているといっても過言ではないだろう。
「機動戦士ガンダム」、「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」では主人公アムロ・レイに立ちはだかる敵として、「機動戦士Ζガンダム」では主人公カミーユ・ビダンを導く大人の一人として登場する。
機動戦士ガンダム
専用の真紅の軍服を纏い、特徴的なヘルメットと仮面で素顔を隠した優れたパイロットで、物語開始前に行われた激戦「ルウム戦役」で5隻の戦艦を墜としたエース。人呼んで「赤い彗星」。謎めいた姿と裏腹に意外と社交的で周囲からは一目置かれている。事故で顔に醜い火傷が残っているため顔を隠していると周囲には噂されているが、実は正体を隠すため。本名はキャスバル・レム・ダイクン。ニュータイプ思想「ジオニズム」の提唱者ジオン・ズム・ダイクンの長男である。
父が動乱期のサイド3で政治家であったため幼少期の友人はほとんどおらず、母と妹の傍で寄りそう物静かな少年だった。父が謀殺された後はジオン派だったラル家の庇護を受け、ザビ家による迫害を逃れて地球に降りる。マス家の養子「エドワゥ・マス」として育つがザビ家への復讐を誓って家出。ザビ家に近づく為に名前を「シャア・アズナブル」と改めジオン軍に入隊。士官学校ではザビ家四男のガルマと同期だった。
序盤こそジオン軍のパイロットとして連邦とガンダム打倒のためにアムロ・レイとホワイトベース隊の前に立ちふさがるが、ララァ・スンの死によって個人的にも打倒アムロに執着。しかし敵対しながらもお互いを理解しあい、その可能性を危険視しながらも敵であるアムロと手を組もうとさえした。最終的には戦局が徐々に劣勢となっていくなか、ザビ家の主導権争いの混乱に乗じてキシリア・ザビを暗殺、復讐を果たした。
MS操縦技術に優れ、指揮官用ザクにおいては、通常のザクから出力3割増程度の機体性能をもって「通常の3倍の速度」と恐れられるほどの高速戦闘を展開する。ルウム戦役で五隻もの戦艦を沈めた事で有名になり、赤い彗星の異名をとるようになる。「通常の3倍の速度」とパーソナルカラーの「赤」から、「赤い物は通常の物の3倍の性能」とされる。
機動戦士ガンダム THE ORIGINのシャア・アズナブル
THE ORIGINでは我々が認識するところのシャア・アズナブルは実は偽物で、本物の「シャア・アズナブル」はエドワゥ・マスが地球から逃れてテキサスコロニーに移住した際にかかわりを持ったアズナブル家の長男。他人の空似だがエドワゥ・マスとうり二つの容姿をしており、瞳が赤い以外は妹のセイラ・マスも一瞬間違えてしまうほどよく似ている。顔は似てるが性格は正反対の明るく人懐っこい普通の青年。
本物のシャア・アズナブルが士官学校への入学・入寮に合わせて一緒にテキサスコロニーを出奔したエドワゥ・マスは、自分がザビ家からの監視を受けていることを知り二人が入れ替わってシャトルに搭乗するよう仕向ける。果たして、本物のシャアはエドワゥ・マスとして「事故死」してしまう。
この「事故」以降、エドワゥはシャア・アズナブルとなり、士官学校へ入学。作中では連邦の弾圧から高まっていた不満を士官候補生たちを扇動して「暁の蜂起」を起こし、のちの一年戦争の引き金となった。
機動戦士Zガンダム
- クワトロ・バジーナ参照。
登場作品と役柄
- 機動戦士ガンダム
- 初登場作品。物語のライバルポジションであり、赤い彗星の二つ名で知られるエースとしてアムロ達の前に立ち塞がる。パーソナルカラーは赤だが、胴部分のみが赤で他はピンクに近いという機体が多い。
- 機動戦士ガンダム (小説版)
- 『1st』と同様、サイド7を出航したアムロ達に度々襲撃を仕掛けるも、『1st』とは違い、彼らが登場初期からニュータイプとして覚醒し始めているため、思わぬ苦戦を強いられる。テキサスコロニーでペガサス及びガンダムとの死闘を経てからはニュータイプ部隊の指揮官に任命され再びアムロ達と相見える。そこでギレン打倒のため共闘を持ちかけるものの、アムロの戦死という不本意な形で成り立ってしまう。その後、キシリアやペガサスJr.と共にサイド3へ向かい、キシリアがギレンを討ち取ったのを見届けた直後に彼女を謀殺。戦後、ジオン共和国の統治に務めた。
- 機動戦士ガンダム THE ORIGIN
- 立ち回りは『1st』と概ね同一だが、登場機会が増えた他、幼少期から赤い彗星の異名を得るまでの過去編も描かれた。過去編ではキャスバルと瞳の色以外の容姿が瓜二つの「本物のシャア・アズナブル」が登場しており、ザビ家の刺客を利用する形で謀殺し、「シャア・アズナブル」の身分を得ている。
- 機動戦士ガンダム C.D.A. 若き彗星の肖像
- 一年戦争の終結後、小惑星アクシズに逃れる。そこでハマーン・カーンと出会うが…。
- 機動戦士Ζガンダム
- 一年戦争の後、戦後の混乱に紛れ、クワトロ・バジーナの偽名を使って地球連邦軍の軍籍を得る。後にエゥーゴへ。初期の頃からほとんどのキャラにシャアだとバレてはいたものの、その事を表立って口にする者は多くなかった。後にダカール演説を行う際に、自らが「シャア・アズナブル」であった事を明かす。
- 機動戦士Ζガンダム A New Translation
- 機動戦士ガンダムハイ・ストリーマー
- 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
- ネオ・ジオンの総帥となった。依然として地球にしがみつく人々の存在に絶望し、地球に住む人類の粛正を目論む。更に対等の条件でアムロとの因縁に決着をつける為、わざとサイコフレームの情報をリークする。
- 機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ
- 名前のみ登場。
- ガンダムビルドファイターズ バトローグ
- 第1話にバリスティックザクを操る擬似人格AIとして登場。ただ、諸事情からか池田秀一氏ではなく『THE ORIGIN』で本物のシャアを演じた関俊彦氏が声優を担当しており、ラウ・ル・クルーゼのような演じ方となっている。その為、中の人的には初対面であるはずのアムロと恨み言の数々を交わすなど、視聴者にとっては違和感のある内容となっている。
人間関係
「クワトロ・バジーナ」を名乗っていた頃の人間関係は当該項目を参照。
主要人物
- アムロ・レイ
- 誰もが知る永遠のライバル。彼がララァを殺してしまったこと、そして素直にNTの有り様を戦場で示し過ぎたのはシャアの人生を狂わせた原因でもある。
- ララァ・スン
- 自分を導いてくれるNT(母親)になってくれたかもしれない女性(ひと)。アムロとララァが意識の共鳴を起こしてしまった際に嫉妬からシャアは二人の間に割って入るが、そこに妹のセイラも割って入って逆にシャアが危機に陥った挙句、アムロの攻撃からシャアを庇って死亡してしまう。
- セイラ・マス
- 実妹。幼少期は天真爛漫な少女で、シャアもセイラには弱く、泣かれたり甘えられたりすると何でも言うことを聞いてしまうほどに溺愛し、地上のマス家に亡命する頃まで共に暮らしていた。金塊を送る、ホワイトベースから降りるよう手紙を書くなど戦争から遠ざけるように散々手を尽くされたが無視。あげく父親のニュータイプ論を危険な方向に解釈していたシャアを鬼子呼ばわりし、金塊だけはがめるなど割とひどい扱い。といってもセイラも地球連邦軍から殆ど脅迫に近い形で軍属を強要されていたのでやむを得なかった。ソロモン付近の宙域の戦闘でアムロと共に迎撃に出た際、シャアにコクピットを破壊されそうになるが、ララァの制止により事なきを得る。ア・バオア・クー攻略戦で再会、関係はやや改善したものの「決別」という形で別れた。
両親
- ジオン・ズム・ダイクン
- 実父。幼少期に彼が死亡した事で、自身と妹の運命が大きく動いていく切欠となる。
- アストライア・トア・ダイクン
- 実母。トミノメモで「トア」として設定されており、『1st小説版』にもその名前が登場している。後に『THE ORIGIN』ではフルネームが設定され、本人も登場した。作中ではダイクンの死後、正妻ローゼルシアのもとで軟禁状態に置かれる。その後、ランバ・ラルの計らいで兄妹が幼少期に地球へ亡命したのが今生の別れとなり、その後は幽閉された塔で他界する。
ジオン公国軍
- ガルマ・ザビ
- 士官学校の同期。ともに「暁の蜂起」事件を起こすなど友人関係は良好だったが、シャアにとってはザビ家へ復讐するために利用する存在でしかなかった(それでも「友人」ということは決して否定してはいない)。ニューヤーク市内での戦闘中に謀殺する。
- ドズル・ザビ
- 当初は彼の部下だったが、ガルマを守れなかったとして左遷される。
- キシリア・ザビ
- 左遷されていたところを拾われ、重用された。それでもザビ家憎しの感情は棄てられず、また、ザビ家が内輪もめに近い形で組織を混乱させ、悪戯に戦線を拡大、犠牲を増やしてしまったことから、ザビ家を放置しても置けず、彼女が戦場から脱出しようとしたところをバズーカで射殺。しかしザビ家そのものが全て憎いというわけではなく、後にミネバ・ラオ・ザビを保護し、健常に養育している。
幼少期からシャア(キャスバル)とは面識があった様で、ダイクン逝去から間もない頃、ラル家に匿われていた彼と個人的に接触。その際、恫喝にも臆しない彼を目の当たりにして警戒する様になったとされる。 - ミネバ・ラオ・ザビ
- ザビ家の忘れ形見。長らく地球圏を離れ、アクシズで育てられるが、養育係であったハマーン・カーンによって「ジオンの旗頭」として大変に偏向教育を施される。第二・第三のジオン公国、そして一年戦争の悲劇を繰り返す原因になると危惧したシャアによって匿われ、ハマーンから離されて健常に育てられた。立派に成長した姿は機動戦士ガンダムUCで見られる。
- ランバ・ラル
- 幼い頃に兄妹を地球へと逃したラル家の息子。
- ゼナ・ミア
- ドズルの妻で、ミネバの母。フルネームは「THE ORIGIN」で判明した他、士官学校の同期生であり、「暁の蜂起」事件では彼女にドズルを抑える役目を与えた。
地球連邦軍
- パオロ・カシアス
- 連邦軍の将校。『1st』第2話にて「3倍のスピード」という報告から「赤い彗星のシャアだ」とすぐに判断し、視聴者に強敵の到来を実感させた。
- ブレックス・フォーラ
- 地球連邦軍准将にしてエゥーゴの創始者でもある、シャアが尊敬していた数少ない連邦軍人。
ネオ・ジオン(アクシズ)
- ハマーン・カーン
- アクシズに潜伏中に道を共にした女性。ミネバへの教育方針等で考え方の対立があり、シャアはアクシズから一時離脱。そんなシャアをハマーンが棄てたと思い込んだ。。
『C.D.A.』では、ハマーンから憧れられている描写が克明に描かれた。また、秘密裏にサイド3を視察する為に一度だけ新婚夫婦の振りをした事もあった。
- ナタリー・ビアンキ
- 『C.D.A.』におけるシャアの恋人。シャアの子供まで身篭るが、内乱の際にハマーンに見殺しにされお腹の子供共々死亡する。
- ホルスト・ハーネス
- ネオ・ジオンの文官にして、ジオニズムの信望者。アクシズにおいては外政や外交の補佐を担っている。
- アルレット・アルマージュ
- 元フラナガン機関の被験体であったが、シャアにスカウトされて以降は彼専属のエンジニアとして陰から支え続けていた。後に彼の最後の愛機の開発におけるメインスタッフとなっている。
- ダントン・ハイレッグ
- 士官候補生時代からシャアと酷似した操縦スタイルを持っており、その縁でシャアの専属テストパイロットとなった。但し本人は、シャアに対して常に漠然とした不安を抱いていた模様。
- ナナイ・ミゲル
- 『逆シャア』でのシャアの恋人であり、ネオ・ジオンの作戦仕官でもある。
ウッソ・エヴィンの母親であるミューラ・ミゲルと同姓である事から「ウッソはシャアの子孫にあたるのではないか?」という説が持ち上がった事もあるが、これは富野監督によって否定されている。設定上でも「ミゲル」のアルファベットの綴り字が違う。
その他
- シャア・アズナブル (本物)
- 『THE ORIGIN』の世界観における本来のシャア・アズナブル。アズナブル家の一人息子で、瞳が赤い事以外はキャスバル(エドワウ)と瓜二つの面貌の持ち主。ジオン自治共和国の士官学校に進学するも、エドワウによってザビ家への復讐のための足掛かりとして、キシリアの放った刺客を利用する形で謀殺され、身分を奪われた。
名台詞
クワトロ・バジーナとしての名台詞は当該項目を参照。
機動戦士ガンダム
- 「認めたくないものだな…自分自身の、若さ故の過ちというものを」
- 第1話より、部下が先走って、結果的に二人のパイロットと2機のザクを失った時の言葉。本人が若造だということは言うまでもない。
今でこそシャアの名台詞として認知されているものの、富野監督によれば当時、大手雑誌の編集者から「これでは当たるわけがないよなぁ」とこき下ろされた事を今でも覚えているという。 - 「当たらなければどうということはない!」
- 第2話より、ガンダムが未確認の武器「ビーム・ライフル」を装備している事にうろたえる部下のスレンダーに対して言い放ったシャアの代表的なセリフ。
言葉だけを見れば当たり前なのだが、彼の乗る専用ザクはカスタマイズによって高い推進力と広い可動域によって異常な機動性を誇る反面、関節部の耐久性に難があったり、燃費の問題、そして軽量化のために武装や装甲を犠牲にしている。さらに彼の操縦は、四肢で機体バランスを取っていたり、障害物を蹴ることで加速・方向転換など想定外の使い方をしている。そのためちょっとした被害でも文字通り命取りになり、「当たらなければ…」と簡単に言ってのけるあたりに彼の自信と優れた操縦技術を感じさせる。
尤もそれを一般兵にも要求するあたり無茶としか言いようがないのも事実ではあるが。後に『機動戦士ガンダムUC』でフル・フロンタルも用いていた。 - 「…坊やだからさ」
- ガルマ・ザビを見殺しにした(実際は率先して戦死するよう仕向けた)為に左遷された後、場末の酒場でギレン・ザビの「ガルマは死んだ。何故だ!」のガルマ追悼演説を聴いた時に受け答える形で呟いた言葉。
- 「あの優しいアルテイシアが……」
- セイラ・マスと『再会』した際や、妹を思い出すごとに「あの優しい」と表現。そのためか強く凛とした女性に成長していたセイラの正体を見抜けなかった。その後の彼女への格別の配慮を見るに、相当に溺愛していたことがわかる。
THE ORIGINでは幼少期の描写がなされており、周囲に蝶よ花よと愛された天真爛漫な彼女を大変に大事にしていた。 - 「ヘルメットがなければ即死だった」
- アムロとの生身での一騎打ちの末、アムロは左腕を、シャアはヘルメットを貫かれて引き分け。その傷をセイラに尋ねられて。
これはアムロの技量がシャアを上回っていた証拠とも、シャアがヘルメットの強度を視野に入れてあえてヘルメットで受けたとも解釈されている。
余談だが、一時バイク業界などでヘルメット着用の重要性からこのフレーズを用いたり、赤くペイントした「シャア専用ヘルメット」が販売されたり、ノーヘル撲滅のために一役買った名言らしい。
機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
- 「私、シャア・アズナブルが粛清しようというのだ、アムロ!」
- 「それでこそ私のライバルだ!」
- 「結局…遅かれ早かれ、こんな悲しみだけが広がって地球を押しつぶすのだ…。ならば人類は自分の手で自分を裁いて、自然に対し、地球に対して贖罪しなければならん!アムロ…なんでこれが解らん…!?」
- 「ララァ・スンは、私の母になってくれたかもしれなかった女性だ!そのララァを殺したお前に言えた事か!?」
ガンダムビルドファイターズ バトローグ
- 「リボンズ・アルマーク…聞かん名だな。しかし君がガンダムタイプに乗っているなら、私が戦うに十分な理由となる」
- 第1話より、リボンズの駆るリバーシブルガンダムと対面した際に。パイロットが誰であろうとシャアにとってガンダムは永遠の宿敵。直後のリボンズの声に嫌悪感を抱きつつも真っ先に攻撃を開始する。
- 「敢えて言わせてもらおう。モビルスーツの性能の違いが、戦力の決定的差ではないという事を!」
- 同上、リバーシブルガンダムに対し、『1st』第2話の戦闘と同じ構図でどてっ腹へのキックを食らわせて追い詰めた際に。シャアを象徴する名台詞と共に止めの一撃を食らわせようとするも、ガンダムは突如として機敏な動きで刃を受け止め、その中からリボンズとは違う声色の叫びが轟いた。
その他
- 「ザクを指揮官用にカスタマイズした機体をそちらに回す。私のお下がりだが、まだまだ十分戦えるはずだ」
「いい腕をしているな。そちらに、私の使っていたズゴックのカスタム機を回す。少々目立つカラーだが、貴様の腕なら心配はいらんだろう」 - PS2用ソフト『機動戦士ガンダム戦記』より、それぞれ専用ザクIIと専用ズゴックを獲得した際に流れるムービー。贅沢にも本人直々に専用機を譲渡してくれるあたり、なかなか粋な計らいである。これで戦果を挙げれば、赤い彗星と間違われる人にとってはいい迷惑だろうが…
迷台詞
ガンダムビルドファイターズ バトローグ
- 「その声…聞き覚えがある…!あぁ…聞いているだけで…腹立たしくなる声だ…!」
- 第1話より、リボンズの声を初めて聞いた際に。中の人的には初対面であるため違和感バリバリな内容に。当のリボンズも同条件のはずだが「それはこちらの台詞だよ」と返している。
- 「ララァ…教えてくれ、あの機体に打ち勝つ方法を…」
- 同上、リバーシブルガンダム戦でのオマージュ台詞の1つ。ただ、中の人が違うだけにララァも困惑しそうである。
- 「何故リボンズという男は、貴様と同じ声をしていたのだ?」
- 同上、リボンズに代わってリバーシブルガンダムを駆るアムロに対するもっともな意見。もちろん中の人ネタなのだが、「他人の空似だろ」とはぐらかされたため「奇怪な事を!」と不満を露にした。
搭乗機体・関連機体
主な搭乗機
※クワトロ・バジーナとしての搭乗・関連機体は当該項目を参照。
- シャア専用ザクII
- 「赤い彗星」の代名詞である赤い専用ザクII。『1st』序盤や多くの媒体で搭乗。
- シーランス
- 『1st』26話でマッドアングラーと合流する際に搭乗。
- シャア専用ズゴック
- 一年戦争時のジャブロー攻略戦における搭乗機。
- シャア専用ゲルググ
- 一年戦争終盤の搭乗機。
- ジオング
- 一年戦争最後の搭乗機。
- シャア専用リック・ドム
- 小説版『1st』にてザクIIに次いで搭乗した機体。小説版ではリック・ドムがジオン軍最後のMSとなっているため、ゲルググとジオングは登場しない。
- ファルメル
- 『1st』序盤での座乗艦。
- マッドアングラー
- 『1st』中盤での座乗艦。
- ザンジバル級
- 『1st』終盤での座乗艦。
- サザビー
- 『逆シャア』における搭乗機。総帥専用に開発された機体で、シャア最後の搭乗機となった。
- レウルーラ
- 『逆シャア』における座乗艦。
- ナイチンゲール
- 小説『ベルトーチカ・チルドレン』での搭乗機。
- ガンタンク初期型
- 『THE ORIGIN』の過去編で逃亡するために搭乗。
- ザクI (THE ORIGIN版)
- 『THE ORIGIN』の「スミス海の戦い」での搭乗機。赤く塗装された一般機に登場。
- シャア専用ザクI
- 『THE ORIGIN』のフォン・ブラウン宙域戦での搭乗機。
- シャア専用ザクII (THE ORIGIN版)
- 『THE ORIGIN』にてTV版とほぼ同じ立ち位置で登場。
- シャア専用高機動型ザクII
- 『ククルス・ドアンの島』での搭乗機。
- 黒い三連星専用高機動型ザクII
- 『CDA』にてジオン残党軍救出の際、保管されていたガイア機に搭乗する。
- ゲルググ (外宇宙用)
- 『CDA』にて搭乗。シャア専用ゲルググを改修した機体。
- パーフェクト・ジオング
- 『CDA』にて搭乗。脚部ユニットを装着したジオング。
- ゼロ・ジ・アール
- 『CDA』にてシャアの専用機として開発されていた機体。
その他
- 高機動型ザクII (R-2型)
- ゲームブック『機動戦士ガンダム 最期の赤い彗星』での搭乗機。
- キャスバル専用ガンダム
- 『機動戦士ガンダム ギレンの野望』のIFストーリーでの搭乗機。
- ゾゴジュアッジュ
- 『機動戦士ガンダムさん』で搭乗した機体。
- シャア専用ボール
- 『トニーたけざきのガンダム漫画』でジオングの代わりに搭乗する機体。
- 百式改
- 『サイドストーリー・オブ・ガンダム・ゼータ』での搭乗機。
- スザク
- 『逆襲のギガンティス』での搭乗機。
- シャア専用ディジェ / ディジェ・トラバーシア
- 『機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還』での搭乗機。
- サザビー初期試験型 (重力下仕様)
- 『ムーンガンダム』での搭乗機。
- シナンジュ
- 『EXA VS』で搭乗。
- シュツルム・ディアス / ノイエ・ジールII / ガンダムMk-III 8号機
デルタガンダム弐号機 / ドワス改 / ザクIII改 - シャア用に開発されたが搭乗しなかった機体(もしくは製造されなかった機体)。
- バリスティックザク
- 『ガンダムビルドファイターズ バトローグ』でシャアの擬似人格AIが搭乗した機体。
商品情報
書籍