マザー・バンガード
マザー・バンガード | |
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外国語表記 | Mother Vanguard |
登場作品 | 機動戦士クロスボーン・ガンダム |
デザイナー | カトキハジメ[1] |
スペック | |
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分類 | 宇宙戦艦 |
艦級 | バビロニア・バンガード級1番艦 |
全高 | 約900m[2] |
開発組織 | クロスボーン・バンガード |
所属 | 宇宙海賊クロスボーン・バンガード |
戦没 | 宇宙世紀0133年 |
艦長 | ベラ・ロナ |
概要編集
宇宙海賊クロスボーン・バンガードの旗艦となる宇宙戦艦。本来はクロスボーン・バンガードが地球侵攻用に建造していた「バビロニア・バンガード」であるが、完成したのは宇宙世紀0128年のコスモ・バビロニア建国戦争終結後であった。残置されたバビロニア・バンガードは反貴族主義によって接収され処女航海に出港。その際木星帝国のテロ攻撃を受け撃沈し、乗員は全て死亡したと思われていた。だが、それは木星帝国の目を欺く為の偽情報であり、実際には「マザー・バンガード」と名を変えベラ・ロナ率いる宇宙海賊クロスボーン・バンガードの旗艦となっていた。
貴族主義の旗艦となるべく、万能基地ともいうべき多機能と同時に、艦首フィギュア・ヘッドなどの過度な装飾性を併せ持ち、マストを備えたその外観は帆船を思わせる。
最大の特徴として、マスト部に試験的に搭載されたミノフスキードライブの存在があげられる。宇宙世紀0150年代ではモビルスーツに実装できるサイズとなるこの技術も、この段階では艦船での使用が前提の巨大システムであり、その実装のため、本艦は全長900mに達する巨大艦となった。ミノフスキードライブの恩恵により、宇宙艦艇クラスのサイズでありながら惑星間航行船にも引けを取らない長距離航行が可能となり、木星軍との戦いに有利に機能したが、搭載時にそのような意図はなく、単に今までの戦艦よりも素早く地球連邦の懐に飛び込んでいく為のシステムとして判断しての採用であった。ミノフスキードライブの余剰エネルギーは「光の帆」として放出され、マスト部分からビーム・フラッグを発生させる事も可能。
ミノフスキードライブは同型艦にも搭載されていない極秘技術であり、通常は従来の艦と同様に熱核ロケットエンジンで推進を行いその存在を秘匿している。
同型艦編集
- エオス・ニュクス
- 2番艦。ブッホ・コンツェルンの使節団に所属する貴族主義者によって運用される非武装艦。全体的な設計が見直され、全長700mに小型化されているが、ミノフスキードライブは搭載していない。
- ケルベロス
- 未完成の3番艦を讃美歌の国が独自に改修した艦。不完全ながらもミノフスキードライブを搭載しており、0160年代最速の艦として恐れられた。
登場作品と操縦者編集
- 機動戦士クロスボーン・ガンダム
- 第1巻第1話から登場。海賊軍の母艦として活躍し、イオ攻略戦などの激戦、ザビーネなど一部謀反者による艦内の一時的占拠、モビル・シップ「ジビア」及び死の旋風隊による奇襲などに見舞われ船体を損傷しながらも木星帝国主力艦隊の追撃を行った。しかし地球圏への到達時、連邦軍と木星帝国共同の海賊軍掃討作戦により双方の大艦隊からの艦砲射撃を受け撃沈寸前にまで陥ってしまう。最終的に船員を脱出させるための目くらましとしてベラ自ら自爆装置を作動。5分後、船員の脱出と共に自沈した。
装備・機能編集
特殊機能編集
- ミノフスキードライブ
- 新型の推進システム。稼働時に発生する余剰エネルギーはマストから「光の帆」として放出される。通常はその機能を秘匿している為、熱核ロケットエンジンで推進している。イオ基地攻略時に一度メインマストが折れ、ワイヤー固定による応急処置が施されたものの、その後、船体を取り付いてきたジビアを攻撃するため、キンケドゥによって光の帆を出した状態で折られ、ジビアに叩きつけられた。そのため以降は残されたマストによる航行を余儀なくされている。
- ビーム・フラッグ
- マストから放出されるメガ粒子ビームを一定の形に形成する事で発生させるビームの旗。
- 大気圏突入カプセル
- 機体内部に複数搭載しているカプセル。元々は地球侵攻用に搭載されていた物の名残である。モビルスーツが1機入るだけの大型サイズを誇る。
武装・必殺攻撃編集
搭乗員編集
艦載機編集
- クロスボーン・ガンダムX1
- クロスボーン・ガンダムX2
- ゾンド・ゲー
- バタラ (鹵獲機)
- ペズ・バタラ (鹵獲機)