ベラ・ロナ
ベラ・ロナ(Berah Ronah)編集
- 登場作品:
- 声優:冬馬由美
- 種族:地球人
- 性別:女
- 年齢:17歳(F91)⇒28歳(クロスボーン・ガンダム)
- 所属:クロスボーン・バンガード→地球連邦軍→新生クロスボーン・バンガード
- 役職・称号など:艦長
- 主な搭乗艦:マザー・バンガード
セシリー・フェアチャイルドの本名。本項では、『機動戦士クロスボーン・ガンダム』における彼女の動向についてを記載する。
木星帝国の野望を知ったセシリーは、新生クロスボーン・バンガードを立ち上げ、再びベラ・ロナを名乗り戦う事を決める。
かつて自分の家族が大量虐殺を引き起こした事に起因するのかは定かではないが、人の命を奪う事に極度の抵抗を抱いており、木星兵や連邦兵等、たとえ敵対するものであろうとも殺してはならない、と厳命していた。しかし、その考えの甘さを疑問視、あるいは指摘されることも多々あった。特にトビアは彼女の不殺主義を『それは偽善じゃないだろうか?』と、かなり厳しい意見を持っていた。
「ロナ家の娘」という出自と自らの素質による高いカリスマ性を持ち、常に威厳を保ってクルーを率いる女艦長であるが、艦長としての気負いと責任感から冷たい態度をとってしまうこともあった。特に、物語序盤の内はトビアに「美人だけどキツい人」という印象を持たれてしまっている。
その一方で、パンを焼いてストレスを発散させるという趣味を持っていたり、敵地に潜入した恋人であるキンケドゥの身を案じたり、彼の前では弱音を吐露したり、など普通の女性となんら変わらない一面を見せる時もある。それはキンケドゥがトビアに語った通り、彼女が「無理をしている」事の現れでもあり、彼女の本質は争いを望まない心優しい女性……即ち、『セシリー・フェアチャイルド』である。