ネェル・アーガマ
ネェル・アーガマ | |
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外国語表記 | Nahel Argama |
登場作品 | |
デザイナー |
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スペック | |
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分類 | 宇宙戦艦 → 強襲揚陸艦 |
艦級 | ネェル・アーガマ級 |
艦籍番号 | SCVA-76(UC) |
全長 | 380m(UC) |
推進機関 |
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搭載可能MS数 |
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カタパルト数 | 6(上方3・下方2・後方1) |
開発組織 | アナハイム・エレクトロニクス社 |
所属 | エゥーゴ → 地球連邦軍 |
所属部隊 | ロンド・ベル (連邦軍所属時) |
就役 | 宇宙世紀0088年11月 |
主な艦長 | |
主な搭乗員 |
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概要編集
ハマーン・カーン率いるネオ・ジオンに対抗するべく、アナハイム・エレクトロニクス社グラナダ工場が建造したエゥーゴの機動戦艦。アーガマに代わるエゥーゴの旗艦として開発されたアーガマ級の後継艦で、その名は「アーガマに近しい者」を意味する。
アーガマの特徴であったMS運用能力を向上させる為に前方カタパルトを2基から3基に増設。加えて左右カタパルト裏面からの発艦も可能となり、艦後方には着艦用デッキを備える。また、アーガマの欠点であった火力も大幅に増強され、主砲の操作は砲座、サブブリッジ、ブリッジからのコントロールが可能。アーガマでは外部に露出していた重力ブロックも内蔵式となった事で、被弾時の危険性が解消されている。
第一次ネオ・ジオン抗争の終盤、ガンダムチームの母艦としてΖΖガンダムをはじめとする機体を運用し、反攻の切り札として活躍。終戦後、地球連邦軍の独立機動艦隊「ロンド・ベル」の所属となり、ラー・カイラム就役までの旗艦として運用された。その際、ネオ・ジオン残党との戦闘で損傷し、宇宙世紀0093年3月に大規模近代化改修(フラム)が施され、この際に分類が宇宙戦艦から強襲揚陸艦へと変更された。改修に伴い、エンジン部や砲塔などの各部機材はクラップ級に使用されている物へと変更されており、同様にMSの運用効率の更なる向上が図られ、MS搭載スペースの拡充により艦載機の搭載数も増大している。
しかし、正規の国防計画を通さずに建造された艦であった為、同型艦の存在しない互換性の無さ、取り回しの悪さから艦隊編成に組み込まれず、主に単艦で運用された。
登場作品編集
- 機動戦士ガンダムΖΖ
- 初登場作品。第37話より登場し、地球へ残されたアーガマに代わるガンダムチームの母艦として運用された。当初はエゥーゴ上層部の意向によりブライト・ノアを艦長に新任のクルーによって運用される予定であったが、直後のネオ・ジオンとの戦闘で旧アーガマクルーとガンダムチームによって運用され、ブライトは艦が被弾した際に宇宙へ投げ出されたシンタとクム、そして新任クルーの救助の為にランチで出撃し、ラビアンローズに収容された。その後、ブライトは連邦軍との会談の為にフォン・ブラウンへと向かった事で、ビーチャ・オーレグが艦長代理として指揮を取った。
- 機動戦士ガンダム シャアの帰還
- ロンド・ベルの初代旗艦に就役。ネオ・ジオン残党との戦闘でエンジンと艦の前部に被弾した為、その後アンマンへと撤退した。
- 機動戦士ガンダムUC
- 近代化改修された姿で登場。オットー・ミタスによって指揮されていたものの、部隊全体の実戦経験は不足しており、フル・フロンタルのシナンジュとの初戦では完全に翻弄され、船体の各所を損傷する憂き目を見るが、その後のパラオ攻略作戦など、宇宙でのラプラス事変の戦闘をほぼ単艦で生き延びている。
装備・機能編集
特殊機能編集
- バリュート
- 艦の後部に搭載されたバリュート。主に大気圏上層での艦の減速に用いられる。
- 監視カメラ
- 艦の各部から射出可能な有線式カメラ・ポッド。艦周囲の監視などに用いられた。
- テザーケーブル
- 大気圏から離脱する物体を回収する為のケーブル。大気圏から離脱した艦と速度エネルギーを交換し、脱出速度を与えるテザー推進の原理を用いている。
武装・必殺攻撃編集
就役時 編集
- 2連装メガ粒子砲
- 艦の前方上下に2基配置。ブリッジ、サブブリッジ、砲座からそれぞれコントロール可能。
- ハイパー・メガ粒子砲
- 中央カタパルトデッキ直下の艦艇部に露出状態で配置された、直径20m強[1]、口径18mにも及ぶ大型メガ粒子砲。理論上はコロニーレーザーに匹敵する威力を有する。一撃で大型戦艦を葬る事ができ、照射角次第では一個艦隊を消滅させる事も可能。
艦体に固定されている為、照準の微調整が難しく、一回の射撃で艦の全動力を消費してしまうなど運用上の問題を抱えており、実戦での使用頻度もそれ程多くは無い。 - サブ・メガ粒子砲
- ホワイトベースやアーガマと同じく艦体側面のシャッターに収納されたメガ粒子砲。
- 単装ビーム砲
- 左右のカタパルトデッキに2基配置されている。砲身に比べ砲塔サイズが小さい。
- 単装副砲
- 艦後方上下に2基配置。アーガマ級やアイリッシュ級に装備された物と同型の物。大規模近代化改修時に2連装メガ粒子砲へ換装された。
大規模近代化改修後 (変更分) 編集
- 2連装メガ粒子砲
- 艦前方の2連装メガ粒子砲及び後方の単装副砲を換装する形で搭載。ラー・カイラム級及びクラップ級に搭載されている物と同タイプ。
小説版では艦前方のみの改修だったが、OVA版では単装副砲も同様のタイプに変更された。 - ハイパーメガ粒子砲
- 近代化改修時に予算の問題で撤去されなかったため引き続き搭載。ビーム発生機関と砲口部の間に8段階の加速・収束リングが設けられている。定期的に動作確認は行われているものの、近代化改修時以降、実射は行われておらず、パラオ攻略戦時に作戦成功の要として使用された。
- 対空機銃
- 近代化改修時に追加された2連装型の機銃。
原作小説では16基、OVA版では24基が艦の各部に搭載されている。
艦内設備編集
搭乗員編集
第一次ネオ・ジオン抗争時 編集
- ビーチャ・オーレグ
- 艦長代理。MSパイロットとの掛け持ち。
- トーレス / キースロン
- ブリッジ要員。アーガマからの引き継ぎクルー。
- イーノ・アッバーブ / モンド・アガケ
- ブリッジ要員。MSパイロットとの掛け持ち。
- ジュドー・アーシタ / エル・ビアンノ / ルー・ルカ
- MSパイロット。
- アストナージ・メドッソ / アンナ・ハンナ
- メカニッククルー。
ラプラス事変時 編集
- オットー・ミタス
- 艦長。
- レイアム・ポーリンネア
- 副長。
- ミヒロ・オイワッケン / シドー・オモキ / サーセル・ミツケール
ヘルム・コンバース / ウタルデ・ハッシャー / ボラード - ブリッジ要員。
- リディ・マーセナス / ノーム・バシリコック / ガロム・ゴルガ
- MSパイロット。
- エンデ・アベニール / フィナル・カウントレス
- 元ラプターブルー隊のパイロット。
- ジョナ・ギブニー
- メカニッククルー。
- ハサン
- 船医。旧アーガマクルー。
- ダグザ・マックール / コンロイ・ハーゲンセン
- エコーズ920の司令および副司令。
- ナシリ・ラザー
- エコーズ729の司令。パラオ攻略戦時に合流。
- バナージ・リンクス
- インダストリアル7の民間人。収容後、ユニコーンガンダムの専属パイロットを担当。一時はガランシェール隊と共に別行動を取るも、その後再び合流。
- タクヤ・イレイ / ミコット・バーチ
- インダストリアル7からバナージと共に避難。収容後は主にクルーの手伝いを担当。
- アーロン・テルジェフ
- AE社技術者。エコーズによる拘束後、ユニコーンガンダムやクシャトリヤの検分などを担当。
- アルベルト・ビスト
- AE社の重役。ラプラス跡到着後に離艦。
- オードリー・バーン (ミネバ・ラオ・ザビ)
- 袖付きの指導者。タクヤ達と共に収容されるも、ミネバとしての素性が発覚したため捕虜扱いとなる。リディと共に離艦した後、紆余曲折を経てガランシェール隊と共に合流。
- マリーダ・クルス
- パラオ攻略戦後に捕虜として収容。アルベルトと共に離艦後、紆余曲折を経てガランシェール隊と共に合流。
- スベロア・ジンネマン / フラスト・スコール / クワニ / アイバン / アレク / トムラ
- ガランシェール船員。ネェル・アーガマとの合流後、ガランシェールを囮に用いるのに合わせ、本艦へ移乗。
- ガエル・チャン (小説版UCのみ)
- カーディアス・ビストのボディーガード兼秘書。アルベルト暗殺のため艦内に侵入するも失敗、そのまま収容される。袖付きによるネェル・アーガマ占拠時にはその奪還に貢献した。
艦載機編集
第一次ネオ・ジオン抗争時 編集
ロンド・ベル運用開始直後 編集
ラプラス事変時 編集
対決・名場面編集
関連艦編集
余談編集
商品情報編集
フィギュア編集
- 【UC版】
リンク編集
脚注編集
- ↑ エネルギーコンデンサを含めると50m。