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概要編集

アナハイム・エレクトロニクス社が開発した地球連邦軍の試作型モビルスーツ
デルタガンダムの量産試作機でウェイブライダー形態への可変機構を搭載しており、マルチロールファイター(多用途戦闘機)としての高い空戦能力も持つ。重力下での飛行や単独での大気圏突入も可能で、あらゆる戦場で問題なく運用できる。また、ウェイブライダー形態時には高い推力を活かしてサブ・フライト・システムとしても運用可能(想定外の運用法ではあるが)。
頭部には百式と同じく「イデシステム」を搭載。更に露出した脚部フレームや背部のフレキシブル・バインダーのおかげで高い機動性や運動性も有しており、可変機としてはリゼルを上回る性能を持っている。カラーリングは金色からグレーへと変更された。

原型機では変形の際に胴体フレームに歪みが生じるという問題点があったが、Ζガンダムを始めとする「Ζプロジェクト」の可変機の技術や百式の運用データ等をフィードバックする事で克服している。
また、バイオセンサーの搭載を始め、開発を行った各部門の挑戦的な設計による独自の規格を採用しており、もはや「最新技術の試験機」と言っても過言ではなかった。

登場作品と操縦者編集

機動戦士ガンダムUC (原作小説版)
パイロットはリディ・マーセナス
少数が生産され、その内の1機が戦力の大半を失ったネェル・アーガマへの補充戦力として実戦配備されている。
パラオ攻略戦の際にはオードリー・バーンを乗せて出撃しており、戦闘終了後に地球へと降下。その後、ラー・カイラムにリディと共に配属となり、ダカールで一度バナージユニコーンと共闘するが、後にトリントン基地で敵対。直後のユニコーンとバンシィの戦闘の際には、リディがオードリーに拒絶され泣きべそをかいていたところ、バンシィのプルトゥエルヴの癇に障ってしまい、彼女から攻撃を受け、右腕を破壊される。その後、ガルダに残ったアルベルトを回収し、アンクシャと共に離脱するが、その後の消息は不明となっている。
機動戦士ガンダムUC (OVA版)
ラー・カイラムに配備されるところまでは原作と同じだが、トリントン基地にてバナージと共にロニ・ガーベイシャンブロと戦い、彼女を撃つ事を躊躇うバナージに業を煮やしてビーム・マグナムを奪い取り撃破している。
その後、ガルダ内で戦うユニコーンガンダムバンシィを狙撃しようとするが、逆にバンシィからアームド・アーマーVNで右半身を破壊されて大破してしまった。
機動戦士ガンダムUC テスタメント
U.C.0092時にアストナージ・メドッソがラー・カイラムへの本機の支給を申請している。また、シミュレーションでの戦闘においてΖガンダム3号機と思しき機体と交戦している。
機動戦士ガンダムUC 0094 アクロス・ザ・スカイ機動戦士ガンダムUC(PS3版)
パイロットはピコ・アルティドール
U.C.0094時にガンダムデルタカイと模擬戦を行い、敗北して左腕を破損する。その後、現れた宙賊を殲滅していくデルタカイを援護した。
機動戦士ガンダムUC MSV機動戦士ガンダムUC MSV楔
リディがリゼルから本機に機種転換する為の戦闘シミュレーションを行った際、アーロン・テルジェフによって仮想敵機に設定されたクワトロ・バジーナデルタガンダムと交戦している。
ちなみにジョナ・ギブニーが本機の整備履歴を閲覧した時に左腕部が丸ごと交換されているのが確認されており、またアーロンもデルタガンダムのデータを探している途中で不自然に削除されていた戦闘記録を復元し、その中から「MSN-001X」の型式番号を確認している事から、リディの搭乗機がU.C.0094年時の模擬戦でピコが搭乗していた機体と同一である事が判明している。
機動戦士ガンダム U.C.0096 ラスト・サン
レイヴン隊に黒いデルタプラスが1機配備されており、ピコが搭乗している。
機動戦士ガンダムNT
漫画版第1~2話にて登場。単独で高高度の哨戒任務中の機体がマーサの護衛隊の応援要請でディジェ隊と交戦する。ヨナ機の狙撃で翼を損傷するが1機を撃墜、もう1機の胴体を刺し貫くが返しの刃を受け、相討ちになる。

装備・機能編集

特殊機能編集

バイオセンサー
簡易型のサイコミュシステム。パイロットからの脳波を受信して操縦の補助や機体の追従性を向上させる。
一般的なパイロットに対してはあまり効果がなく、軍が何故本機に搭載させたのかは分かっていない。
イデシステム
頭部のバイザー型センサーの事で、「Image Directive Encode System(画像管理型符号化装置)」の略称。その奥にはデュアルセンサーも搭載されている。
いくつかのモードが存在し、それらを切り替える際に様々な走査パターンがバイザーに表示される。
本機に搭載されたのはアップデートされた物である。
変形
ウェイブライダー形態へ変形可能。
ブースター
ウェイブライダー形態時に使用。地球へ向かう際に推進剤が足りなくなった為、パラオにあったサブ・フライト・システムシャクルズをブースター代わりとした。
搭乗用のグリップを手で保持する事で固定している。

武装・必殺攻撃編集

60mmバルカン砲
頭部に2門内蔵。牽制などに使用される。
ビーム・ライフル
本機の主兵装で、リゼルが装備している物と同型。Ζガンダムが使用していた物と同様に銃身が長い。通常モードと高出力モード(「ギロチン・バースト」と呼ばれる)のどちらかに選択可能な他、ロングビームサーベルとしても使える。
エネルギーパックの規格の問題からこちらを装備している。ウェイブライダー形態時は右側面部に装着されるが、大気圏突入時には上面部に装着される。
ビーム・ライフル(原作小説版)
本機専用に開発された大型ビーム・ライフル。形状はフルアーマー百式改のロング・メガ・バスターとほぼ同型[1]で、原作小説ではこちらを標準装備している。
ロング・メガ・バスター
携行式の大型ビーム砲。射程が長く、威力も通常のビーム・ライフルとは比べ物にならない程に高い。
本来はフルアーマー百式改の武装として開発されていた物で、本機の本来の標準兵装でもあったが、ネェル・アーガマ配備時には装備されなかった。本機の最初の画稿には、M-MSV版デザインの物が本機と共に掲載されている。
ビーム・サーベル
シールドに2基マウントされている。照射角可変機構を搭載した発振器のため、マウントしたまま使う事も可能。
ビーム・ガン
ウェイブライダー形態時にはビーム・サーベルをビーム・ガンとして使用可能。
シールド
腕部に装着される実体盾。ウェイブライダー形態時には機首部となる。先端部にはセンサー等の機器を内蔵しており、「防御用の装備」というよりも「変形用のパーツ」としての意味合いが強い。
2連装グレネード・ランチャー
シールドに内蔵されている。弾頭が複数用意されている。
ビーム・キャノン
シールドの機首部に1門内蔵。
ビーム・マグナム
ユニコーンガンダムの主兵装で、OVA版でシャンブロとの戦闘の際にユニコーンから奪い取って使用。しかし、発射の負荷に耐え切れなかったのか、直後に右肩の関節から火花を散らして機能不全を起こしていた。

対決・名場面編集

関連機体編集

ガンダムデルタカイ
デルタプラスの運用データを基にした技術実証機。宇宙世紀0096年にはレイヴン隊の僚機として共に配備されている。
デルタガンダム
原型機。
百式
デルタガンダムを再設計した非可変機。
フルアーマー百式改
本機の標準兵装として設定されているロング・メガ・バスターは、本来この機体の武装として開発された物。
リゼル
OVA版ではこの機体のビーム・ライフルを装備している。
Ζガンダム
この機体の開発で培われた技術等がフィードバックされている。
Ζプラス
アナハイム社製ガンダムの量産型という点で共通している。

商品情報編集

ガンプラ編集

フィギュア編集

脚注編集

  1. フィギュア『GUNDAM FIX FIGURATION # 0023 百式&フルアーマー百式改』の物に近い。

リンク編集