デンナ・デー
登場作品 機動戦士ガンダムF90クラスター
デザイナー 柳瀬敬之
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スペック
分類 試作型モビルスーツ
生産形態 試作機
型式番号
  • RBX-01
  • XM-01C (コスモ・バビロニア建国戦争時の連邦軍識別コード)
頭頂高 14.0m
全備重量 22.5t
主動力 熱核融合炉
ジェネレーター出力 3,880kw
スラスター総推力 90,260kg
開発組織 ブッホ・コンツェルン
所属 地球連邦軍
主なパイロット
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概要 編集

ブッホ・コンツェルン宇宙世紀0120年晩秋に地球連邦軍に対して無償提供した試作型モビルスーツ

当初、RGM-X計画の次期主力機選定はジェムズガンに内定しており、ハーディガンガンレイドも収まるべき所に収まっていたため、軍当局はこの提案に冷淡であったが、機体は元より、予備パーツの供与まで完全無償かつ、整備スタッフもブッホ社側の費用で実戦部隊に常駐し、パイロットについてもブッホ社のテストパイロットを派遣するという破格の条件が提示されたことで用兵側から歓迎された。だが、これはカロッゾ・ロナの計画の一部であり、打倒すべき連邦軍そのものを用い、クロスボーン・バンガードの新型機の実戦テストと、兵員の実戦訓練を同時に行うという意図があった。

デンナ・デーのムーバブルフレームと装甲の60%はデナン・ゾンおよび作業用のデナン・タイプのものを流用。肩部及び脚部には後のベルガ系MSに採用されるアンプリファイア・エイダと冷却装置を兼ねた増加装甲が搭載され、Fシリーズ規格のハードポイントを有しており、後部スカートアーマーもガンレイドのハードポイントと同一規格になっている[1]

バックパックにはブッホ社が開発した新機軸のシェルフ・ノズルを採用。これ自体はグリプス戦役期に開発された棒棚(シェルフ)型スラスターの一種だが、プラズマ・スラスターや化学燃料ロケットではなく、バクパックに内蔵された熱核融合炉と直結された6基のシェルフ・ノズルを有する熱核ロケットエンジンがそれぞれ独立したAMBAC肢として機能する。

主機はブッホ社が独自開発したBMYG-121Bを採用。軍事部門に進出した当初はアナハイム・エレクトロニクス社から融合炉を購入していたが、クロスボーンの武装蜂起の本格化と共にデナン・タイプの量産計画が立案された宇宙世紀0115年以降は自社生産に切り替えている。出力は3,880kwを記録し、ヘビーガンをわずかに凌駕するものであったが、連邦軍に納入された初期の機体は定格出力を安定して発揮出来ず、数度のチューンナップが行われており、この結果デナン・ゾンに搭載されたBMYG-121Dでは全パワーバンドでの安定性が飛躍的に向上することになった。

デンナ・デーは第二次オールズモビル戦役で実戦投入され、連邦軍に勝利を、ブッホ社に実戦データをもたらし、連邦軍からはF6シリーズの代替として制式採用を要請されたこともあったと言われている。コスモ・バビロニア建国戦争でも少数が参戦[2]しているが、既にデナン・ゾンやベルガ・ギロスの量産体制が整っていたことから活躍の場は少なく、目立った戦果は記録されていない。

登場作品と操縦者 編集

機動戦士ガンダムF90クラスター
初登場作品。第16話でシュテイン・バニィールエイギス・ヴェラクルスの乗機として登場。この内、シュテイン機は側頭部にブレードアンテナを、バックパックにシェルフ・ノズルを装備した仕様となっている。オールズモビルからネオ・アレクサンドリア基地を防衛するためにマルス・ガンダムと共闘したが、政府高官護衛のために戦力の大半が基地から撤退したことで不利な戦況に立たされ、撤退を余儀なくされた。

装備・機能 編集

特殊機能 編集

シェルフ・ノズル
ブッホ社が開発した新機軸の棒棚型スラスター。従来のプラズマ・スラスターや化学燃料ロケットではなくバックパックに内蔵された熱核融合炉と直結された熱核ロケットエンジン搭載型で、それぞれが独立したAMBAC肢として機能する。シェルフ・ノズルは切り離しが可能で、ドッグファイト時には質量弾としても使用された。
換装
肩部、脚部にFシリーズ規格のハードポイントを有し、後部スカートもF80用ハードポイントと同一規格になっているため、F80用のオプション装備も装備出来た。

武装・必殺攻撃 編集

ビーム・ライフル
ヘビーガン用のビーム・ライフル。銃身保護、精度確保用のブルバレル構造に加え、過剰な威力を発揮しないようサブセンサーによるリミッターも装備されている。
ジャイアント・ハルバード
大型ヒート・アックスとパイルバンカーを複合した専用装備。スペースコロニー内や都市部での近接戦闘に効果を発揮した。
ビーム・シールド
左腕に装備されたビーム・シールド。基部に小型ビーム・ガンを搭載している点は後のデナン・ゾンと同様。運用当時はジェムズガンがビーム・シールドをオプションとしていたため、デンナ・デーが連邦軍初のビーム・シールド搭載型量産機にカウントすることもあった。

対決・名場面 編集

戦鬼

関連機体 編集

デナン・ゾン
装甲およびムーバブルフレームの60%を共有する機体。デンナ・デーの運用データもフィードバックされている。
ベルガ・ダラス / ベルガ・ギロス
デンナ・デーに採用されたアンプリファイア・エイダ及びシェルフ・ノズルが採用された機体群。

商品情報 編集

リンク 編集

脚注 編集

  1. ブッホ社はサナリィを介してFシリーズの運用記録を入手していたため、その戦術的有用性を取り入れることにも貪欲であり、これは最終的に連邦軍を吸収しようとしていたことを考えても自然なドクトリンだった。
  2. クロスボーン機としての連邦識別コードはXM-01C。