デッサ・タイプ

デッサ・タイプ
外国語表記 Dessa Type
登場作品
デザイナー 大河原邦男
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スペック
分類 作業用モビルスーツ
生産形態 民生機
頭頂高 14.0m
主動力 熱核融合炉
ジェネレーター出力 2,000kw級
開発組織 ブッホ・エアロダイナミクス社
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概要編集

ブッホ・エアロダイナミクス社が開発した作業用モビルスーツ。表向きは「作業用」として開発されているが、それは地球連邦軍の目を欺く為の隠れ蓑[1]であり、実際には兵器転用を前提とした機体構成を持つ。この機体を原型としてデナン・ゾンを初めとするクロスボーン・バンガードの戦闘用MSが開発された。

頭部にはクロスボーン・バンガード系MSに採用される「ハイブリッド・デュアル・センサー」を搭載するが、その上にゴーグル状のバイザーが装着されている。ジェネレーターはアナハイム・エレクトロニクス社製の物を外装し、機体各部には姿勢制御バーニアが多数備わっている。右腕部は簡易マニピュレーター、左腕部はマジックハンドとなっており、作業用として十分な性能が確保されていた。

宇宙世紀108年7月に試作1号機がロールアウトし、それをベースとしてデナン・ゾンが開発された。宇宙世紀0115年には本機の量産計画が発表され、デナン・ゾンをベースにデチューンした「デナン・タイプ」の量産化が進み、宇宙世紀0121年には「空間作業から警備まで、幅広く運用できる民生用MSの決定版」という触れ込みで第38回パリMSショーにも出展されている(ただし内部構造および発売時期は未公表)。

ブッホ・エアロダイナミクスは本機を量産する名目でアナハイム・エレクトロニクス社ヤシマ重工などから部品の大量調達を可能としており、それらの部品はクロスボーン・バンガードで運用するMSを製造する為に使用された。また、本機の量産はレンタルにより機体の実働データを得る等のメリットも存在していた。

登場作品と操縦者編集

機動戦士ガンダムF91 (小説版)
名称の初出。上巻二章(36ページ)に名前が登場。
F91-MSV
出展元。「B-CLUB」の69に掲載の「U.C. GUNDAM MECHANICAL HISTORY」、72に掲載の「月刊MSジャーナル」において設定画や機体設定などが公開された。
機動戦士ガンダムF90FF
第27話に登場。宇宙世紀0116年にヌーボ・パリで開催されたMSショウに出品された。出力は2,000Kw級とされている。ジレ・クリューガーと思わしき男性により、発展型であるデナン・タイプのセールスが行われており、ブッホ、AE社、ヤシマ重工の3社で共同開発している事、現状はあくまでコンセプト・モデルであり部品調達の都合上、0122年には初号機が公開できる見込みである事が明かされている。

装備・機能編集

トーチ
右腕部に装備可能な作業用溶接機。バックパック右側にはトーチ用のパワーサプライケーブルが接続可能となっている。

対決・名場面編集

関連機体編集

デナン・ゾン
本機の試作1号機をベースとする軍用機。
デナン・タイプ
デナン・ゾンをベースに改めて民生機としてデチューンした機体。

リンク編集

脚注編集

  1. 実際、ダーク・タイガー隊で訓練用に運用されていたデナン・ゾンは本機と誤認する様に偽装されていた。