アージェント・キール
アージェント・キール (Argent Keil) 編集
一年戦争末期に連邦軍、ジオン軍問わず様々な理由で脱走兵となった人間が集い生まれた傭兵組織。暗礁宙域に存在するランド・フィルを拠点とし、民間を含むあらゆる陣営から等しく依頼を請け負い、それらを秘密裏に遂行する。
その正体は、アナハイム・エレクトロニクス社社長コウエル・J・ガバナンが、宇宙と地球の間に生じる摩擦から利益という恩恵を受ける中で世界の均衡を保つべく宇宙世紀0085年に秘密裏に組織した非公式の組織である。急激な膨張を続け、将来的に暴走する可能性のあるアナハイムを抑えるための安全装置としての役割を担っており、組織名の「アージェント・キール(銀の楔)」もそれを体現している。また、メンバーが代替わりする中で組織が暴走した場合を想定し、「楔の楔」とも呼べる後見人がコウエルによって密かに見出され、組織の中に潜っている。
銀色に塗装された所属モビルスーツには独自の型式番号が振られており、基本的に機体名+改修段階となる(5度の大規模改修が施されたジムの場合はGM-005)。一年戦争当時の機体も時代に合わせて主要コンポーネントを最新規格に更新するなどの近代化改修が行われており、これらはアナハイムの帳簿に乗らない、コウエル個人が管轄する施設で改修されている。
登場作品 編集
- 機動戦士ガンダム:銀灰の幻影
- 初登場作品。主人公らの所属組織として宇宙世紀0096年に連邦軍からネオ・ジオンと内通していた連邦軍高官アザミ・メギッネの暗殺任務を引き受け、他ならぬ連邦軍ジェガン部隊の妨害を受けながらもこれを遂行した。なお、組織の運用するジム及びザクは『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』や『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』で使用されたCGモデルがカラーリングを変更した上でそのまま流用されている。
- 機動戦士ガンダム:銀灰の幻影 GRAVURE
- 組織の成り立ちやメンバーに関して掘り下げられており、連邦、ジオンのみならずティターンズやネオ・ジオンの機体や艦艇も運用されている他、その立ち上げにアナハイムの社長であるコウエル個人が関わっているなどの設定が補完された。ジムやザクは宇宙世紀正史のものに準拠しつつ、スラスターの増設や関節の補強といったデザインの変更が行われている。
構成員 編集
- メイベル・レナ
- アージェント・キールのベテランパイロット。作戦のオペレーティングも担当する。
- バビア・レナ
- MSパイロット。メイベルの養女。
- フィクジィ・フィクス
- 元ムラサメ研究所所属の強化人間。デルタザインの本来のパイロット。
- ギィン・ディーン
- MSパイロット。組織の行動原理と針路を決める後見人だが、その任は機密とされている。
- 主人公 (銀灰の幻影)
- 元連邦軍人。戦闘中に遭難した所をバビアに救助され組織に参加した。
運用機体 編集
モビルスーツ 編集
- デルタザイン
- ヤクト・ヴァイゼ
- リ・ガズィ (アージェント・キール仕様)
- ジム (アージェント・キール仕様)
- ジム・スナイパーカスタム
- ジム改
- ジム・コマンド宇宙戦仕様
- ザク (アージェント・キール仕様)
- ハイザック
- ネモ
- ガルスJ
- ガンダムIIIDアーヴレイ
艦艇 編集
関連組織 編集
- アナハイム・エレクトロニクス社
- 組織の設立に携わる複合企業体。社長のコウエル・J・ガバナン個人が匿名の協力者として援助しており、アージェント・キールが結成されたのも、同社の暴走を抑止したいというガバナンの思惑があった。