リック・ドムII | |
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読み | リック・ドム ツヴァイ |
外国語表記 | Rick Dom II |
登場作品 | |
デザイナー | 出渕裕 |
スペック | |
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分類 | 宇宙戦用量産型モビルスーツ |
生産形態 | 量産機 |
型式番号 | MS-09R-2 |
頭頂高 | 18.6m |
本体重量 | 45.6t |
全備重量 | 79.9t |
主動力 | 熱核融合炉 |
ジェネレーター出力 | 1,219kW |
スラスター総推力 | 110,000kg |
姿勢制御バーニア数 | 9基 |
装甲材質 | チタン・セラミック複合材 |
センサー有効半径 | 5,400m |
開発組織 | ジオン公国軍 |
所属組織 | |
所属部隊 |
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主なパイロット |
カリウス・オットー ギー・ヘルムート リリア・フローベル 他 |
概要
統合整備計画に準じてリック・ドムを再設計した機体。名称の「II」はドイツ語で「2」を意味する「ツヴァイ」と呼称される。
最初から宇宙用の機体として設計されているため、装甲形状やフォルムは空気抵抗を考慮しない平面的な物となっている。ゲルググの技術も導入されており、ジェネレーターやスラスターの改良、姿勢制御用バーニアの追加など基本性能の向上と改善が行われている。また、他の機体と共通規格のパーツが使用されたことで生産性や整備性、互換性と操縦性の面も格段に向上している。
他にはランドセルにはプロペラントタンクを2基装備することが可能となり、リック・ドムより200%以上の行動時間を獲得している。また、頭部のモノアイカバーが球面構成となり、視野の拡大も行われている。脚部の高出力スラスターを使用することで重力下でもホバー移動を可能としているが、本領を発揮できるのは宇宙空間である。
リック・ドムIIは本格的な量産体制が整い次第、各地に配備される予定であったが、その前段階で終戦を迎えることとなったため、戦時中に実戦配備された数は非常に少なく、一部の特務部隊などに配備されるに留まったとされている。
登場作品と操縦者
- 機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争
- 宇宙では通常カラーの機体が、コロニー内では緑色の機体が登場している。
- 機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY
- 宇宙での戦闘においてデラーズ・フリート所属機が多数登場する。特にカリウス・オットー機は単機でガンダム試作2号機を迎撃するジム改複数機を相手取るなど活躍し、デラーズ紛争終結まで残存している。
- 機動戦士ガンダム外伝 ミッシングリンク
- 本編後半、グラナダでマルコシアス隊が受領し、ギー・ヘルムートの乗機となった。同時に受領した超大型ヒート剣で戦果を上げるものの、ア・バオア・クー攻防戦でペイルライダーの動きを封じた際に撃墜された。
装備・機能
武装・必殺攻撃
- ジャイアント・バズ(ジャイアント・バズII)
- 従来のジャイアント・バズを改良した360mm大口径バズーカ。使用弾頭の変更で威力が向上しており、対艦攻撃にも有効となっている。また、照準用スコープや排ガス処理機構の改良により操作性が向上しており、ドム系列機以外でも運用が容易となっている。
- 拡散ビーム砲
- 胸部左側に内蔵されているビーム砲。出力向上により武装としての信頼性が向上しており、目眩しではなく近距離武装としての使用も可能となっている。
- ヒート・サーベル
- 棒状の加熱式実体剣。非使用時にはランドセル側面にマウントされる。
- シュツルム・ファウスト
- 使い捨て式の携行ロケットランチャー。命中率は悪いが、高い威力を有する。
- MMP-80マシンガン
- 取り回しの良い射撃兵装。『0080』に登場したモデルは前期型で、『0083』に登場したモデルは後期型に分類される。
- ジャイアント・バズ
- 従来のジャイアント・バズ。アクシズのラカン機が使用した。
その他
- 超大型ヒート剣(超大型ヒート・サーベル)
- マルコシアス隊のギー・ヘルムート機が装備している試作武装。空間戦における艦船の破壊を目的に開発された武装で、機体の全長を大きく上回るサイズで出力も段違いである。なお形状は異なるが、ドム・グロウスバイルにも同様の武装が装備されている。
対決・名場面
関連機体
- リック・ドム
- ベース機。
- プロトタイプ・リック・ドムII
- 本機の試作型。外見がドム・トローペンに似通っている。
- ドライセン
- 本機を元にネオ・ジオン軍が開発した機体。
商品情報
ガンプラ