「ブリッツガンダム」の版間の差分
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[[モビルスーツ]]は人型を模した兵器であり、高い汎用性を有し、地上、大気中、海中、そして宇宙とあらゆる環境において最小限の装備換装と調整を加える事で活動が可能であった。その一方、汎用性を維持したままでは特化した機能を実現出来ない場合もあり、ブリッツに搭載されたミラージュコロイドもそうした技術の一つである。視覚および電波索敵に対する完全なステルス性能を有するミラージュコロイドの搭載のためには、専用装甲の採用に加え、コロイドの放出と展開用の装備、またコロイドで補えないステルス性維持のため機体からの排熱制御や静音性などあらゆる部分で独自のシステムを採用する必要があった。 | [[モビルスーツ]]は人型を模した兵器であり、高い汎用性を有し、地上、大気中、海中、そして宇宙とあらゆる環境において最小限の装備換装と調整を加える事で活動が可能であった。その一方、汎用性を維持したままでは特化した機能を実現出来ない場合もあり、ブリッツに搭載されたミラージュコロイドもそうした技術の一つである。視覚および電波索敵に対する完全なステルス性能を有するミラージュコロイドの搭載のためには、専用装甲の採用に加え、コロイドの放出と展開用の装備、またコロイドで補えないステルス性維持のため機体からの排熱制御や静音性などあらゆる部分で独自のシステムを採用する必要があった。 | ||
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− | :初登場作品。[[ヘリオポリス]]で建造され、[[イージスガンダム]]等と共に[[ザフト軍]]に強奪される。パイロットは[[ニコル・アマルフィ]]。その後、[[アークエンジェル]]の追撃任務に従事した他、ユーラシア連邦の宇宙要塞アルテミスを陥落させる等の戦果を挙げるが、[[オーブ]]近海での戦闘でアスランのイージスを庇い、[[ソードストライクガンダム]]のシュベルトゲベールを胴体に受け大破。ニコルも戦死した。その戦闘の際に斬り落とされた右腕はオーブ軍に回収されており、[[ガンダムアストレイ ゴールドフレーム天|ゴールドフレーム天]]の右腕として再利用された。 | + | :初登場作品。[[ヘリオポリス]]で建造され、[[イージスガンダム]]等と共に[[ザフト軍]]に強奪される。パイロットは[[ニコル・アマルフィ]]。その後、[[アークエンジェル]]の追撃任務に従事した他、ユーラシア連邦の宇宙要塞アルテミスを陥落させる等の戦果を挙げるが、[[オーブ連合首長国|オーブ]]近海での戦闘でアスランのイージスを庇い、[[ソードストライクガンダム]]のシュベルトゲベールを胴体に受け大破。ニコルも戦死した。その戦闘の際に斬り落とされた右腕はオーブ軍に回収されており、[[ガンダムアストレイ ゴールドフレーム天|ゴールドフレーム天]]の右腕として再利用された。 |
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== 関連機体 == | == 関連機体 == | ||
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:初期GAT-Xシリーズの技術を盗用して開発された機体。全5機が開発された。 | :初期GAT-Xシリーズの技術を盗用して開発された機体。全5機が開発された。 |
2024年2月3日 (土) 19:39時点における最新版
ブリッツガンダム | |
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外国語表記 | Blitz Gundam |
登場作品 | |
デザイナー | 大河原邦男 |
スペック | |
---|---|
正式名称 | ブリッツ |
分類 | 強襲用試作型モビルスーツ |
型式番号 | GAT-X207 |
全高 | 18.63m |
本体重量 | 73.5t |
主動力 | バッテリー |
装甲材質 | フェイズシフト装甲 |
開発組織 | |
所属組織 | 地球連合軍 ⇒ ザフト軍 |
所属部隊 | |
主なパイロット |
ニコル・アマルフィ ダナ・スニップ (再製造機) リリー・サヴァリー(コピー機) |
概要編集
地球連合軍が開発した「GAT-Xシリーズ」の1機。名称の「ブリッツ」はドイツ語で「電撃」を意味し、その名の通り敵陣への電撃侵攻を目的とした機体である。
ブリッツはX-100系フレームに特殊機能を加味したX-200系の型式番号を持つ。これは、人体を模した基本構造はX-100系の設計を踏襲しながら、特殊装備を搭載する固有の改変が加えられて完成したものであり、主に実験的に開発したと思われる兵装の採用や、ミラージュコロイドと呼ばれるステルス機能を装備している事に拠っている。
モビルスーツは人型を模した兵器であり、高い汎用性を有し、地上、大気中、海中、そして宇宙とあらゆる環境において最小限の装備換装と調整を加える事で活動が可能であった。その一方、汎用性を維持したままでは特化した機能を実現出来ない場合もあり、ブリッツに搭載されたミラージュコロイドもそうした技術の一つである。視覚および電波索敵に対する完全なステルス性能を有するミラージュコロイドの搭載のためには、専用装甲の採用に加え、コロイドの放出と展開用の装備、またコロイドで補えないステルス性維持のため機体からの排熱制御や静音性などあらゆる部分で独自のシステムを採用する必要があった。
ステルス機能により敵に気付かれる事なく接近可能な本機は、その機能に合わせた武装が採用されており、攻盾システム「トリケロス」やピアサーロック「グレイプニール」など特殊性の高い装備が装備された。
登場作品と操縦者編集
- 機動戦士ガンダムSEED
- 初登場作品。ヘリオポリスで建造され、イージスガンダム等と共にザフト軍に強奪される。パイロットはニコル・アマルフィ。その後、アークエンジェルの追撃任務に従事した他、ユーラシア連邦の宇宙要塞アルテミスを陥落させる等の戦果を挙げるが、オーブ近海での戦闘でアスランのイージスを庇い、ソードストライクガンダムのシュベルトゲベールを胴体に受け大破。ニコルも戦死した。その戦闘の際に斬り落とされた右腕はオーブ軍に回収されており、ゴールドフレーム天の右腕として再利用された。
装備・機能編集
特殊能力編集
- フェイズシフト装甲
- 一定の電圧を持つ電流を流して相転移させる特殊装甲。その際、装甲には色がつく。実弾兵器をほぼ無効化でき、単独での大気圏突入も可能だが、高出力のビーム兵器の前には無力であり、ミラージュコロイドとの併用は不可能。
- ミラージュコロイド
- 機体を電子上は元より光学的にも不可視の状態にするガス状物質。可視光線をレンズのように歪め、レーダー波を完全に吸収する事で高いステルス性を得る。磁気により機体の周囲に定着させているため使用時間に制限があり、本機の場合、連続使用で85分[1]の展開が可能。また、PS装甲との併用は不可能。
武装・必殺攻撃編集
- 攻盾システム「トリケロス」
- 実験的な兵装を多数装備するために考案されたと思われる防御と攻撃を一体化したシステム。名称はシールド機能にビームライフル、ビームサーベル、ランサーダートの三種の武装を付与した事から来ている。
その設計思想は、後にザフトで開発されるゲイツやプロヴィデンス等にも影響を与えている。
- ピアサーロック「グレイプニール」
- 左腕に装備された有線式ロケットアンカー。展開する三本の爪で相手を貫き捕獲する。ミラージュコロイドにより至近距離まで急接近する事で、戦艦の艦橋を一撃で撃ち抜く事もでき、宇宙では自機の固定や急激な方向転換などにも使用されている。
対決・名場面編集
関連機体編集
系列機・派生機編集
- ネロブリッツ
- アクタイオン・プロジェクトに基づいて再製造されたブリッツを強化改修した機体。
- ネブラブリッツガンダム
- ライブラリアンが独自に改修・再設計した機体。
- ブリッツガンダム (コピー機)
- リリー・サヴァリーの1人が搭乗するブリッツ。基本はブリッツと同様だが、進んだ技術が使用されておりVPS装甲を採用している。
- NダガーN
- ダガーをベースにブリッツの機能を継承した機体。
- フォビドゥンガンダム
- 本機と同様のX200系フレームを採用した後期GAT-Xシリーズの1機。
- デュエルガンダム / バスターガンダム / ストライクガンダム / イージスガンダム
- 同時期に開発された兄弟機。
技術的関与のある機体編集
- ガンダムアストレイ ゴールドフレーム天 (未完成)
- ストライクとの戦闘で切断された右腕が流用され、改修されたアストレイ ゴールドフレーム。以降の系列機にも同様の右腕が概ね標準装備されている。
- ガンダムアストレイ
- 初期GAT-Xシリーズの技術を盗用して開発された機体。全5機が開発された。
- ゲイツ
- 開発に際し、本機の攻盾システムの影響を受けている。
- デュエルブリッツガンダム
- デュエルにブリッツを彷彿とさせる武装を装備した機体。
商品情報編集
ガンプラ編集
フィギュア編集
リンク編集
脚注編集
- ↑ 小説では80分と更に短い。