ヘリオポリス
ヘリオポリス(Heliopolis)編集
L3宙域に建設されたオーブ連合首長国のスペースコロニー。砂時計型のプラントとは異なりシリンダー型を採用しており、資源衛星にシリンダーを接続した構造を有する。「ヘリオポリス」とはギリシャ語で「太陽の都」を意味する。
表向きは資源採掘を目的とした民間コロニーだが、内部ではモルゲンレーテ社が秘密裏に地球連合軍のGAT-Xシリーズやアークエンジェルなどを建造しており、同時にオーブもその技術を盗用してアストレイシリーズを開発していた。
開戦から11ヵ月余りが過ぎたコズミック・イラ71年1月25日、ケナフ・ルキーニからG兵器の情報を入手したザフト軍・クルーゼ隊がコロニーを襲撃。連合のG兵器5機中4機を強奪し、コロニー内へと進入したアークエンジェルに攻撃を仕掛けるが、戦闘を繰り返した結果コロニーにダメージが蓄積し、最終的に崩壊した。
登場作品編集
- 機動戦士ガンダムSEED
- 初登場作品。PHASE-01~03の舞台として登場。それまでの平和な風景から一転、ザフトの襲撃により一瞬にして戦場になった末に崩壊するという末路を迎えた。そして避難民を収容し脱出したアークエンジェルは味方と合流すべくクルーゼ隊からの逃走劇を繰り広げる事となる。崩壊後も回想シーンなどで度々登場している。
- 機動戦士ガンダムSEED ASTRAY
施設・地区 編集
- 工業カレッジ
- キラ達が通うモルゲンレーテ社の工業カレッジ。
- 工場区画
- モルゲンレーテ社の工場区画。ここで密かにGAT-Xシリーズやアークエンジェルが建造されていた。ザフトはまずアークエンジェルの区画を爆破し、立て続けにG兵器の奪取作戦を展開した。
- タンネンバウム地区
- 『SEED』第3話で言及のある地区。ザフトの部隊の1つがここの外壁を破壊してコロニー内部に侵入した。
- メインシャフト
- シリンダーの中心部にあるシャフト。そこから伸びた複数のアンカーでシリンダーを内側から支えている。ザフトによる襲撃の際、流れ弾や撃墜された機体の激突などによりアンカーとシャフトが相次いで損壊。支えを失い限界を迎えたシリンダーは崩壊した。