「アナベル・ガトー」の版間の差分

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:トリントン基地から強奪した機体。星の屑作戦の中核を担う機体であり、積極的な戦闘を避ける事も多かった。
 
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::『REBELLION』に登場した装備バリエーション。月面での連邦軍艦隊との戦闘の際に使用された。
 
:;ガンダム試作2号機 (デラーズ・フリート仕様)
 
:;ガンダム試作2号機 (デラーズ・フリート仕様)
 
::『ガンダムトライエイジ』に登場するカラーバリエーション機。ガンダムの象徴であるトリコロールカラーから、ガトーのパーソナルカラーである青と緑に再塗装されている。
 
::『ガンダムトライエイジ』に登場するカラーバリエーション機。ガンダムの象徴であるトリコロールカラーから、ガトーのパーソナルカラーである青と緑に再塗装されている。
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:『0083 REBELLION』で搭乗した機体。
 
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:『[[ガンダムトライエイジ]]』におけるIF設定で搭乗したと思われる機体<ref>カラーリングはガトーのパーソナルカラーであるが、テキスト中では本人が搭乗したかどうかは明言されていない。</ref>。
 
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2024年10月25日 (金) 23:27時点における最新版

アナベル・ガトー
外国語表記 Anavel Gato
登場作品 機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY
声優 大塚明夫
デザイナー 川元利浩
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プロフィール
異名 ソロモンの悪夢
種族 人間 (スペースノイド)
性別
生年月日 宇宙世紀0058年
年齢 25歳
没年月日 宇宙世紀0083年11月13日
職業 MSパイロット
所属組織 ジオン公国軍宇宙攻撃軍 ⇒ デラーズ・フリート
所属部隊 第302哨戒中隊
役職 第302哨戒中隊隊長
階級 中尉 ⇒ 大尉 ⇒ 少佐
主な搭乗機
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概要編集

ジオン残党軍の中でも最大の派閥となるデラーズ・フリートのパイロット。

一年戦争時における撃墜数はMS200機(正式スコアは100機程度)。特にソロモン攻防戦は友軍艦体撤退の為に殿として奮闘。その獅子奮迅の働きから「ソロモンの悪夢」という異名で呼ばれ、戦後は連邦軍士官学校の教本にも名を連ねる程のエースパイロットとなった。パーソナルカラーは紺に近い青[1]

軍人としての高潔さやプライドの高さを隠さない武人肌の持ち主。同時に、ギレン・ザビの語る選民思想としてのジオニズムを信奉する理想主義者でもある。裏表のない性格ゆえに裏工作を進めるシーマ・ガラハウを嫌う潔癖さを見せる。

一年戦争末期、ア・バオア・クー攻防戦にて、自身の搭乗機であった専用ゲルググを中破させた後、エギーユ・デラーズの指揮するグワデンへ収納され、なおも戦闘を継続させようとするが、ギレンの死を知ったデラーズ本人に説得される形で止められ、そのまま共に戦線を離脱。後にデラーズを中心とするデラーズ・フリートの中核となり、彼の発案した「星の屑作戦」に参加。トリントン基地からガンダム試作2号機を強奪し、コウ・ウラキの搭乗していたガンダム試作1号機を圧倒。キンバライド基地へ逃亡し、地上に潜伏していた残党軍の力を借りる形で宇宙へと帰還する。

その後、デラーズによる地球連邦への宣戦布告が行われた後、ソロモンで行われた観艦式をガンダム試作2号機で強襲。核弾頭を用いたアトミックバズーカで、宇宙世紀でも未曽有と言える大虐殺を一人で実行に移すも、追撃してきたアルビオン隊の一員となっていたコウが搭乗する試作1号機の改修型であるフルバーニアンと交戦。壮絶な一騎打ちの末、互いの乗機を失う事になる。

ソロモンでの戦いの後は、アクシズから譲渡された試作モビルアーマーノイエ・ジールに搭乗し、星の屑作戦の最終段階であるコロニー落としに参加。性能や機能的に相性の悪いガンダム試作3号機に搭乗するコウと対決するも、死闘の末にソーラ・システムIIの攻撃に巻き込まれる事になり、その後は気を失っていたコウを放置してその宙域を去る。

最後は、アクシズの先遣艦隊に合流すべく、味方部隊と共に連邦の包囲網を突破しようとするが、もはや戦闘の継続はままならずサラミス改級に激突する形で死亡。アクシズへの合流は果たせなかった。

登場作品と役柄編集

機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY
初登場作品。
機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY 宇宙の蜉蝣2
機動戦士ガンダム C.D.A. 若き彗星の肖像
機動戦士ガンダム MSV-R 宇宙世紀英雄伝説 虹霓のシン・マツナガ
機動戦士ガンダム U.C. ENGAGE

人間関係編集

デラーズ・フリート編集

エギーユ・デラーズ
デラーズ・フリート指導者。一年戦争で死兵となろうとしていた彼を拾い上げてくれた理解者。
カリウス
一年戦争からの部下。
シーマ・ガラハウ
互いに忌み嫌う存在。連邦と内通していた彼女を最終的に「獅子身中の虫」と断じている。

ジオン公国軍編集

ドズル・ザビ
宇宙攻撃軍所属時の上司。
ケリィ・レズナー
一年戦争時の同僚。ガトーとは親しかったが、「星の屑作戦」には参加する事無く乗機のヴァル・ヴァロと共に落命した。『REBELLION』ではフォン・ブラウンへのコロニー落としを止めるため、ガトーと敵対する道を選んでしまう。
シン・マツナガ
同じ宇宙攻撃軍に轡を並べる同士。あまり気に入っていないが、実力は認めている。

地球連邦軍編集

コウ・ウラキ
宿敵。トリントン、ソロモンで二度にわたって戦い、その末に彼を『敵』と認めた。しかし、彼もまた、ガトーの元恋人であるニナを好きになってしまっていたのは皮肉と言わざるを得ない。
ニナ・パープルトン
元恋人。戦いの間はアルビオンと行動を共にしていたが、戦いが進むにつれてコウとガトーとの間で揺れ動き続けていく。

名台詞編集

「この機体と核弾頭は頂いていく……ジオン再興のために!」
2号機強奪時の宣言。
「私を敵に回すには君はまだ……未熟!」
コウと初めて交戦した時の台詞。
「所詮は、連邦という看板がなければ何もできん奴らめ」
トリントン退却時に口にした台詞。皮肉なことに、この台詞の『連邦』の部分を『ジオン』と入れ替えてみると、『ジオンの武人』であることをただ一つの存在意義として生きる道しかなかったガトー自身に対する裏返しのようにも見える。
「再びジオンの理想を掲げるために……星の屑成就のために……ソロモンよ、私は帰ってきた!
コンペイトウ(旧ソロモン)で行われた観艦式に試作2号機で突入した時の台詞。この直後に艦隊に向けて核バズーカを発射した。
「何と他愛のない…鎧袖一触とはこの事か…」
試作2号機で艦隊を殲滅した瞬間に発した台詞。戦闘目的で集まった訳では無い艦隊に対し核弾頭で攻撃したのであれば、当然の結果である。
「しかし、怨恨のみで戦いを支える者にこの私は倒せん! 私には義によって立っているからな!!」
観艦式直後のコウとの決戦中のセリフ。上述の看板発言同様に、結局はガトー自身も連邦に対する怨恨が行動の原動力であった点では皮肉な裏返しとも言える。
「確か、ウラキと言ったな………二度と忘れん!!」
観艦式直後のコウとの決戦で、互いの機体が大破して脱出。その際に再び対面した彼に言い放った言葉。当初は歯牙にもかけなかったコウを『敵』と認めた証でもある。
「素晴らしい…まるでジオンの精神が形になったようだ!」
アクシズ艦隊からノイエ・ジール受領時に、機体を見て。
「いいか。一人でも突破し、アクシズ艦隊へ辿り着くのだ!我々の真実の戦いを、後の世に伝えるために!」
必死の特攻を仕掛けたが中破した機体ではもはや余力すら残っておらず、アクシズ艦隊に合流できた者は一人としていなかった。また、連邦軍の降伏勧告を無視した形となったため、残りの将兵達も全員戦場で処刑された。生き残ったのは先にアクシズ艦隊に合流していたカリウス以下ほんのわずかの生き残りだけである。

搭乗機体・関連機体編集

ガトー専用リック・ドム
ソロモン攻防戦時に搭乗していた機体。この機体でジム部隊を全滅させ、艦船8隻を沈める活躍を見せ、ソロモンの悪夢と呼ばれるようになった。
ガトー専用ゲルググ
一年戦争のア・バオア・クー攻防戦時の搭乗機。カラーリングは高機動型ザクIIリック・ドムと同じ、青と緑のツートーンカラー。
ガンダム試作2号機
トリントン基地から強奪した機体。星の屑作戦の中核を担う機体であり、積極的な戦闘を避ける事も多かった。
ガンダム試作2号機 (重装備型)
『REBELLION』に登場した装備バリエーション。月面での連邦軍艦隊との戦闘の際に使用された。
ガンダム試作2号機 (デラーズ・フリート仕様)
『ガンダムトライエイジ』に登場するカラーバリエーション機。ガンダムの象徴であるトリコロールカラーから、ガトーのパーソナルカラーである青と緑に再塗装されている。
ノイエ・ジール
ガトー曰く、ジオンの精神が形となった機体。大型ながら機動性と運動性は非常に高く、火力も当時では最高クラス。それゆえにガトーのようなトップクラスの技量のパイロットでなければ使いこなすのは難しい。
プロトタイプ・リック・ドムII
宇宙の蜉蝣2』で搭乗した機体。ア・バオア・クー戦でも搭乗しようとしたが、デラーズに止められている。
ガトー専用高機動型ザクII
MSV-R』にて設定された機体。ソロモンの第302哨戒中隊を指揮していた時の愛機。カラーリングは青と緑のツートーンカラーであり、当時からこのカラーリングは畏怖されていた。
ラング
『0083 REBELLION』で搭乗した機体。
リック・ディアス
ガンダムトライエイジ』におけるIF設定で搭乗したと思われる機体[2]

資料リンク編集

リンク編集

脚注編集

  1. デラーズ紛争ではガンダム試作2号機やノイエ・ジールは時間的余裕も無く設計色のまま。
  2. カラーリングはガトーのパーソナルカラーであるが、テキスト中では本人が搭乗したかどうかは明言されていない。