ガルバルディα
| ガルバルディα | |
|---|---|
| 外国語表記 | GALBALDY-α |
| 登場作品 | |
| デザイン | 大河原邦男 |
| スペック | |
|---|---|
| 分類 | 試作型モビルスーツ |
| 型式番号 | MS-17 |
| 頭頂高 | 18.4m |
| 本体重量 | 41.7t |
| 全備重量 | 72.9t |
| 主動力 | 熱核融合炉 |
| 装甲材質 | 超硬スチール合金 |
| 開発組織 | ジオン公国軍 |
| 所属 | |
| 主なパイロット |
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概要 編集
「ペズン計画」によって開発された試作型モビルスーツ。ギャンの再設計機であり、ゲルググの生産ラインを使用して開発された。この開発形態は統合整備計画の影響下にあった事に由来しており、コクピット構造はゲルググJと同型であったと言われている。
ギャンの再設計機として開発された機体であるがゲルググの生産ラインを流用したためか外見的にはゲルググに近く、ゲルググ系列にも属する機体であるとされている。
ギャンをベースにしているため格闘戦能力が高く、ゲルググと同様にビーム・ライフルを装備可能であるため遠近ともに優れた性能を発揮する。A型とB型の2種類が開発されており、それぞれ地上用と宇宙用に別れている。A型は大気圏内での飛行を目指した機体であり、機体の軽量化やスラスターの大推力化、前腕部に熱核ジェットエンジンを搭載していたが、計画は失敗に終わり生産も中止された。B型は従来の機体を凌駕する機動性と運動性を実現した機体であったが、高性能ゆえにパイロットの負担が増大したため限界性能を引き出すことはなかったとされている。
本機の正式名称は「ガルバルディ」であるが、地球連邦軍によって接収され、改修された機体がガルバルディβと呼称されるようになったため、区別のために便宜上「α」と付けられた。
登場作品と操縦者 編集
- MS-X
- 出典元。コミックボンボンでの初公開時にはシャア・アズナブル専用機を思わせる赤色の機体イラストが掲載されていたが、頭部パーツの形状が異なっていた。
- 機動戦士ガンダム 最期の赤い彗星
- トワニングの乗機として登場し、ア・バオア・クーを脱出したシャアを追撃し、彼との一騎打ちに臨んでいる。
- 機動戦士ガンダム ギレン暗殺計画
- フィーリウス・ストリームの搭乗機として登場。頭部にブレードアンテナが追加されている他、携行武装としてギャンのビーム・サーベルを装備している。ズムシティで蜂起した首都防衛大隊と交戦し、ランス・ガーフィールドのグフカスタムと30分にも及ぶ激闘を繰り広げた。
- アナハイム・ラボラトリー・ログ
- 第2話「アクシズからの帰還」にて、アクシズで改修された機体が登場。
- 機動戦士Gundam GQuuuuuuX
- 第12話にて「向こう側」のララァ・スンが生み出した数多の平行世界の中でビグロやビグ・ザム、グフなどと共にシャア・アズナブルの乗機となり、最終的にガンダムによって討たれたことが示唆されている。2006年にフィギュア「ZEONOGRAPHY」でシャア専用ゲルググとのコンパチ仕様の赤いガルバルディαが発売されているため、それを元ネタとした可能性も考えられる。
装備・機能 編集
武装・必殺攻撃 編集
- ビーム・ライフル
- 携行型ビーム兵器。ゲルググが装備するものとよく似ているが、銃身が一回り大型化しスコープ位置も変更された専用のライフルを使用する。
- ビーム・ライフル (ゲルググ用)
- ゲルググと同型のビーム・ライフル。
- 4連装ブルパップ・ガン
- アクト・ザクが使用するものと同じ4連装マシンガン。
- ビーム・サーベル
- 格闘戦用のビーム兵装。形状はギャンのビーム・サーベルに似る。
- シールド
- ゲルググのものと同型の楕円形シールド。
- 試作ビーム・サーベル
- フィーリウス・ストリーム機が装備するギャンの物を転用したビーム・サーベル。斬撃よりも刺突に特化した仕様で、形状もレイピアに近い。
- スパイク・シールド
- ザクIIのシールドにスパイクを追加した武装。フィーリウス機がランス・ガーフィールドとの交戦中に擱座した首都防衛大隊のザクIIから拾って使用した。
対決・名場面 編集
- 氷の国
関連機体 編集
- ガルバルディα (サンダーボルト版)
- 本機のサンダーボルト版デザイン。
- ギャン
- ベース機。
- ゲルググ
- 生産ラインを流用した。
- 高機動型ガルバルディα
- 空間戦に特化した機体。
- ガルバルディβ
- 本機を連邦軍が改修した機体。
- 高機動型ガルバルディβ
- テスト用に強化された機体。
商品情報 編集