ガンダム試作1号機

2020年11月2日 (月) 20:36時点におけるTomo (トーク | 投稿記録)による版
ガンダム試作1号機
外国語表記 GUNDAM GP01
登場作品
デザイナー 河森正治
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スペック
コードネーム ゼフィランサス
分類 汎用試作型モビルスーツ
型式番号 RX-78-GP01
頭頂高 18.0m
本体重量 39.7t
全備重量 65.0t
主動力 熱核融合炉
ジェネレーター出力 1,790kw
スラスター総推力 108,000kg (42,000 kg×2 12,000 kg×2)
装甲材質 ルナ・チタニウム合金
開発組織 アナハイム・エレクトロニクス社
所属組織 地球連邦軍
所属部隊 アルビオン隊
母艦 アルビオン
主なパイロット コウ・ウラキ
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概要 

ガンダム開発計画によって製造された3機のガンダムのうちの1機。開発はアナハイムの先進開発事業部「クラブ・ワークス」が担当。ガンダム開発計画で開発されたガンダム各機には花の名前のコードネームが付けられており、1号機は「ゼフィランサス」のコードネームで呼ばれる。花言葉は「清き愛情」。

RX-78ガンダムのコンセプトを踏襲・ブラッシュアップしながらも、その万能性を切り捨てる事でMS単体での統合性能の強化を図っており、重力下仕様と宇宙戦仕様を明確に区分し、機体の主要機関が集約されたコア・ファイターを換装し、一部の追加装備を施す事でそれぞれの運用領域に対応する[1]

コアブロックシステムはガンダムで問題となっていた腹部の構造的な脆弱さを補う為にコア・ブロックを水平に格納するホリゾンタル・イン・ザ・ボディ方式を採用し、バックパックがコア・ファイターの主推進器を兼ねる構造となった。

汎用人型兵器としての思想を追求した結果、バランサーやセンサーがブラッシュアップ、または設計変更により人間に近い運動・稼働が可能になっており、特にセンサー類については機体各所に剥き出しで仮設されている部分もある。四肢にはジオン・連邦系の技術融合により、可動部品の小型化とトルク向上を実現し、それをベースにした新型の駆動方式を試験的に採用。従来機では胴体側に内装した駆動機構で手足を動かしていたが、試作1号機では四肢の側にアクチュエータを配しており、この駆動方式はムーバブルフレームの前身技術の一つとして後のMS開発にも影響を与えた。

登場作品と操縦者

機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY
前半の主役機を務める。アナベル・ガトーに強奪されたガンダム試作2号機を追うため、その場に居合わせたコウ・ウラキが乗り込み、以降彼の乗機となった。パイロットのコウは新米とはいえ、回を追う毎に乗りこなしていくようになり、次第にパイロットとしての頭角を現すことになる。
機動戦士ガンダム0083 REBELLION
ストーリーの変更に伴い、チョバムアーマーや水中用ユニット等の新装備が追加された。

装備・機能

特殊機能

コアブロックシステム
コア・ファイターIIがボディユニットと合体し、コックピット兼脱出ポッド及びバックパックとして機能する。
換装
装備を換装して様々な戦場に対応可能。

武装・必殺攻撃

60mmバルカン砲
頭部に2門内蔵。主に牽制や迎撃に用いられるが、至近距離であれば敵機に致命的なダメージを与える事も可能とされる。バルカン砲は頭部に埋没しておらず、側頭部に半楕円状に盛り上がった形になっている。
ビーム・ライフル
最新技術であるEパック方式を採用した試作ビーム・ライフル。型式番号BOWA・XBR-M-82H[2]。Eパックを交換する事で内蔵型エネルギーCAP方式と比較してトータルの射撃可能回数が向上した。予備のEパックはシールド裏に二基マウントする。
ビーム・ジュッテ
銃身部に備えられた緊急防御用の小型ビーム・サーベル。古代日本の道具「十手」に由来する防御兵装であり、敵の近接攻撃を受け止める際に使用される。後にバンシィ・ノルンが同様の兵装を装備している。
ブルパップ・マシンガン
ジム改などの主兵装である90mm口径のプルバップ式マシンガン。試作2号機の追撃戦以降の地上戦で使用している。第3話の模擬戦ではペイント弾を使用。
ビーム・サーベル
バックパック上部に2基装備する。コア・ファイター時のビーム・ガンと兼用装備になっている。
ビーム・ガン
バックパックにマウントしたビーム・サーベルはビーム砲として使用可能。主にコア・ファイター時に使用されるが、火力は低く威嚇に使える程度。火器としての性能向上はフルバーニアンへの改修を待つ事になった。
シールド
対ビームコーティングが施されたシールド。携行・移送時の取り回しを考慮し伸縮機構を採用。シールド裏にはEパックを2つ携帯する事が可能。後のガンダムMk-IIネモのシールドにも同様の伸縮機構が取り入れられている。

対決・名場面

機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY

ガンダム試作2号機
第1話~第2話より、同作の目玉であるガンダム対ガンダムの幕開けとなった3度に渡る対決シーン。強奪された2号機を止めるべく1号機に乗り込み2号機の前に立ち塞がるコウだったが、相手は一年戦争でその名を知らしめたエースパイロット「ソロモンの悪夢」。新米パイロットのコウとの力量の差は歴然で、牽制のバルカンに怯み、切り結びでは相手に容易く押し返されてしまった。相手が離脱を優先したため事なきを得たものの、相手が歴戦のエースという事実に動揺を隠しきれないコウ達だった。
続く追撃戦ではコムサイIIで離脱しようとする2号機を阻止するも相手は別の回収ポイントへ向けて脱出。その後、濃霧の中で再び2号機と対峙する。視界不良と入り組んだ地形によって両者の力量差は縮まり、コウは2号機に果敢に接近戦を挑むが、切り結びを繰り返す中、次第に追い詰められ、再び2号機の目の前で転倒してしまい絶体絶命の危機に陥る。2号機が止めを刺そうとするが、その時ニナから2号機の冷却装置を攻撃するよう通信が入る。MSについて熟知しているコウはすかさずサーベルを逆手に持ち2号機のシールドのラジエーターをピンポイントで突き刺した。弱点を突かれた2号機はやむなくその場を離脱し、回収艇で脱出。2号機の奪還に失敗しただけでなく力量の差を見せ付けられ苦汁を飲まされるコウだった。
ジム・カスタムモンシア機)
第3話より、ガンダムパイロットの座を賭けた、独断による模擬戦。勝負は演習場であるコロニーの落着跡で行われた。ベテランのモンシア相手に防戦一方のコウだったが、前回の戦闘から機体に慣れ始めていたため、粘り強く耐えてみせる。業を煮やしたモンシアはコロニーの残骸内にコウを誘い込み、頭上から不意打ちを仕掛けようとするが、足元が崩落し失敗。後退しつつ迎撃するコウだったが、背後の残骸に衝突。崩落した残骸で身動きが取れなくなってしまう。止めを刺そうと接近するモンシアだったが、コウは機転を利かせ、逆噴射で粉塵を発生。モンシアは視界を封じられる。そこへコウは真正面から体当たりし、2機はもつれ合ったまま残骸の外へと飛び出る。衝撃から立ち直るモンシアだったが、その眼前にあったのはガンダムから向けられた銃口だった。こうして模擬戦はコウの勝利で終わった。
結局、直後に駆けつけたバニングによって、勝負は2人揃って1週間の独房入りを食らうオチで終わることになる。
ザクIIF2型 (ビッター機)
第4話より。アルビオンに止めを刺そうとしたビッターを間一髪、遠方からの狙撃で撃墜。大金星をあげる。
シーマ専用ゲルググM

関連機体

別仕様・装備バリエーション 

ガンダム試作1号機フルバーニアン
シーマ・ガラハウとの戦闘で大破した試作1号機を、宇宙用に大幅に改修した機体[3]
ガンダム試作1号機 (チョバム・アーマー装備)
『REBELLION』に登場。試作2号機の護衛用に対核処理を施された増加装甲を装着した形態。
ガンダム試作1号機 (アクア装備)
『REBELLION』に登場。アクアジムの装備を流用した水中戦装備。
GアーマーII
『REBELLION』に登場。重戦闘機GファイターIIが本機を収納した形態。作中では上記のアクア形態を収容した。
フルアーマー・ゼフィランサス
書籍『マスターアーカイブ モビルスーツ RX-78GP01ゼフィランサス』に掲載されているオリジナル形態。FSWS構想の進化型ともいえる機体になっている。

系列機・派生機 

ガンダム試作0号機 / ガンダム試作2号機
ガンダム試作3号機 (デンドロビウム / ステイメン) / ガンダム試作4号機
同じくGPシリーズに属する機体。それぞれ試作0号機からコンセプトを分割する形で開発されている。
ガンダム
コンセプトの大本となった機体。MSとしての性能を追求する為に万能性を捨て、換装によって運用環境に適応するのが試作1号機のコンセプトとなっている。

余談

  • 本機のフロントアーマーは設定画では太腿部とパイプで繋がった珍しい形状に描かれている。しかしガンプラや可動フィギュアとして立体化する際、これを忠実に再現すると可動の邪魔になるため、2019年7月に発売されたROBOT魂が登場するまで再現されなかった。

商品情報

ガンプラ

フィギュア 

書籍 

資料リンク 

リンク

脚注

  1. 無論、機体の各種アライメント調整やメンテナンス等は必要である。
  2. 重力下仕様はBOWA・XBR-M-82-05H、宇宙用をBOWA・XBR-M-82-06Aとする資料もある。
  3. 本来はコア・ファイターの換装と多少のパーツ換装によって宇宙/地上双方に対応する予定であった