ガンダム試作3号機ステイメン
ガンダム試作3号機ステイメン | |
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外国語表記 | Gundam GP03S Stamen |
登場作品 | |
デザイナー | カトキハジメ |
スペック | |
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コードネーム | ステイメン |
分類 | 宇宙戦用試作モビルスーツ |
型式番号 | RX-78GP03S |
頭頂高 | 18.0m |
全高 | 18.2m |
本体重量 | 41.6t |
全備重量 | 70.0t |
主動力 | 熱核融合炉 |
ジェネレーター出力 | 2,000kW |
スラスター総推力 | 188,800kg (40000Kg×2 42000Kg×2 12000Kg×2) |
180度姿勢変換 | 0.8秒 |
装甲材質 | ルナ・チタニウム合金 |
開発 | アナハイム・エレクトロニクス社 |
開発拠点 | ラビアンローズ |
所属組織 | 地球連邦軍 |
所属部隊 | アルビオン隊 |
主なパイロット |
コウ・ウラキ デフラ・カー |
概要編集
ガンダム開発計画によって開発されたガンダムのうちの1機。ガンダム試作3号機の管制ユニットとして開発されたモビルスーツであり、モビルアーマーのコンセプトを取り入れた結果浮き彫りになった試作3号機の欠点を補うべく、アームドベース・オーキスとの連携を前提とした設計が成されている。コードネームの「ステイメン」は花の雄しべを意味し、その名の通りオーキスの中枢部に収まるようにドッキングする。開発はガンダム試作1号機と同じくクラブ・ワークスが担当しており、外見上の共通点も多い。
単体のモビルスーツとしても極めて高い性能を与えられており、外見上の特徴である腰部のテール・バインダーは、GP01Fbのユニバーサル・ブースト・ポッドと同様に広い可動範囲を有し、四肢との運動によるAMBAC効果を含む高い運動性と機動性を実現している。また、テール・バインダーはオーキスに接続する為のロック機構を兼ね、それを考慮して機体後方へ向けて設置されている。前腕部には折り畳み式のフォールディング・アームを有し、オーキスとの合体時にウェポン・コンテナから武装を取り出す際に用いられる。
コクピットは全天周囲モニター型とコアブロック型の2種類が検討されており、最終的には両者の仕様を統合する予定であった。後者は「Pスペック[1]」と呼ばれていたが、試験中のジオン残党との戦闘で喪失。結果前者の仕様が採用された。また、両者の仕様変更は胴体ブロックごと交換する必要があり、双方のコクピットブロックは、完全に互換性のある構造には出来なかったらしく、ステイメン単機のスペックにも与える影響が大きかったと言われている。
機体には教育型コンピュータが搭載されており、各種情報を統括するエバリューション・モニターと連携して機体制御の補助に活用された。
登場作品と操縦者編集
- 機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY
- 初登場作品。第11話で連邦軍によって開発凍結されていた機体をアルビオン隊が半ば強奪に近い形で入手し、以後、コウ・ウラキのフルバーニアンに代わる搭乗機となる。劇中ではデンドロビウムとしての戦闘シーンが中心となっているため、第12話のオーキス補給中の迎撃、第13話の大破したオーキスからの離脱ぐらいしか出番がなく、戦闘シーンの大半が後期オープニングに集約されている。
- 機動武闘伝Gガンダム
- 第49話でガンダム連合のガンダム達に紛れてカメオ出演している。
- GUNDAM EVOLVE
- 『EVOLVE 4』にPスペックが登場。デフラ・カーがテストパイロットを勤めている。ラビアンローズを襲撃してきたジオン残党軍をオーキスと合体して殲滅するものの、戦闘後に漂流していたところを残存兵のゲルググMの攻撃を受け、撃墜された。
- 機動戦士ガンダム0083 REBELLION
- ラビアンローズから搬出される際、ベルナルド・モンシアがPスペックに一時的に搭乗。しかし、Pスペックではオーキスとの合体が出来ないという理由でコア・ファイターを外部コントロールで強制排除され、その後全天周囲モニターのコクピットをオーキス側から接続される形でコウが搭乗した。
装備・機能編集
特殊機能編集
- 合体
- オーキスと合体してガンダム試作3号機となる。合体時にはテール・バインダーがロック機構としての役割を担う。
- Pスペック(コアブロックシステム)
- トライアル時に搭載された、コア・ファイターをコクピットブロックとして使用する仕様。当時の技術力では全天周囲モニターとコアブロックシステムを両立する事は難しく、それぞれの仕様に特化したコクピットが開発されていた。両者の仕様は大きく異なるが、最終装甲やコクピットハッチ等は流用が可能であった。試作1号機とフルバーニアンほどの設計変更も不要だったらしく、Pスペックの場合は胸部が構造限界一杯で、逆に球形コクピットでは腹部が構造限界一杯となる。双方のモードでの容積配置の違いを調整するため、それぞれに応じてプロペラントタンクやドッキング機構、または特殊なデバイスが適宜組み込まれることになっていたとされる。
ガンプラ「MG 1/100 ガンダム試作3号機ステイメン」でコア・ファイターと共に新規描き起こしされたのが初出。 - フォールディング・アーム(フォールディングサポートアーム)
- 両腕部に搭載された折りたたみ式のアーム。オーキスとの合体時にウェポン・コンテナから武装を取り出す為のマジックハンドとして使用する。これを展開することで、およそ通常の3倍以上のリーチを持つ。
- テール・バインダー
- 腰部側面に搭載された大型のバインダー。オーキス合体時にはロック機構として機能する。可動構造を有した推進器でもあり、AMBACユニットとして使用する事で高い機動性を発揮した。テール・バインダーと機体各部の姿勢制御用バーニアを併用した場合、フルバーニアンと同様に180度姿勢転換を0.8秒で行う事が可能。
- 『REBELLION』では搭載された推進器はミノフスキー粒子を触媒としたイオン・ロケットと設定されている。
武装・必殺攻撃編集
- ビーム・サーベル
- バックパック上部のサーベルラックに2基搭載されている。サーベルラックはバックパック内に格納されており、使用時に展開される。
- ビーム・ライフル
- Eパック方式のライフル。基本的な仕様や外観はガンダム試作1号機の物と同型だが、励起レベルが改善され、より威力が向上している。
- ビーム・ジュッテ
- 銃身部に備えられた緊急防御用の小型ビーム・サーベル。古代日本の道具「十手」に由来する防御兵装であり、敵の近接攻撃を受け止める際に使用される。
- フォールディング・バズーカ
- オーキスのウェポン・コンテナへの収納を考慮し、砲身の折り畳み機構が盛り込まれたバズーカ。装弾数は6(+1)発。
- フォールディング・シールド
- ウェポン・コンテナへの収納を想定し、中央を基点に横に折り畳む事が可能なシールド。使用時には前腕部の多目的ラッチに接続される。
- ハイパー・バズーカ
- ジム改などが使用しているバズーカ。『0083』の後期オープニングでオーキスのウェポン・コンテナから取り出して使用。
対決・名場面編集
関連機体編集
- ガンダム試作3号機 (デンドロビウム)
- オーキスとの合体形態。
- ガンダム試作3号機 トライアルプラン
- ガンダム試作3号機の試作段階仕様。試作段階のため、フォールディング・アームが未搭載などの差異がある。
- ガンダム試作3号機ステイメン&ウェポンシステム
- 本機にコンテナユニットとオーキスの武装を搭載させた、簡易型デンドロビウム。
- ガンダム試作0号機 / ガンダム試作1号機 (ゼフィランサス / フルバーニアン)
ガンダム試作2号機 / ガンダム試作4号機 - 同じくGPシリーズに属する機体。それぞれ試作0号機からコンセプトを分割する形で開発されている。
- カルメン
- 宇宙戦国時代のミキシングビルドモビルスーツの1機。本機のテール・バインダーの基部が頭部の一部に使用されている。
商品情報編集
ガンプラ編集
フィギュア編集
資料リンク 編集
リンク編集
脚注編集
- ↑ プロトスペック、もしくは雌しべを意味する「pollun」の略称。