ガザC

2020年4月21日 (火) 21:25時点における111.102.185.130 (トーク)による版
ガザC
外国語表記 GAZA-C
登場作品
デザイナー 小林誠
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スペック
分類 量産型可変モビルスーツ
型式番号
  • AMX-003
  • MMT-1[1]
全長 21.2m(MA形態時)
頭頂高 18.3m
全高 22.5m(MS形態時)
10.9m(MA形態時)
全幅 10.4m(MA形態時)
本体重量 40.8t
全備重量 72.5t
主動力 熱核融合炉
ジェネレーター出力 1,720kW
スラスター総推力 79,200kg
装甲材質 ガンダリウム合金
センサー有効半径 10,600m
開発組織 アクシズ
所属組織 アクシズ
ネオ・ジオン
袖付き
主なパイロット
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概要

ガザBを戦闘用に再設計する形でアクシズネオ・ジオン軍)が開発した量産型モビルスーツ。機体構造はブロック構造を採用し、ブロックを動かす事でモビルアーマー形態への可変機構を実現している[2]。このブロック構造は故障しやすいという欠点こそあるものの、生産性が高く機体を大量に生産出来るという利点があった。このブロック構造はアナハイム・エレクトロニクス社へともたらされ、リック・ディアスのブロックビルドアップ構造へと発展した。

作業用の機体を戦闘用に再設計した為、機体性能はエゥーゴティターンズの可変機程に高くは無い。また、アクシズはパイロットを養成する設備や機関が設立されておらず、搭乗パイロットの練度不足の問題もあり、それを補う目的で砲撃戦による集団戦術を想定し、高出力ビーム砲「ナックルバスター」と、それを稼働させる為の高出力ジェネレーターが搭載されている。また、砲撃支援を目的としている為白兵・格闘戦には向かず、機体構造も脆弱。エゥーゴが鹵獲した機体を調査した際には技術者から「三回の出撃で機体が分解する」と言われた程であった。

コクピットはリニアシート全天周囲モニターが採用されているが、これはアナハイムとの技術的取引によって得られたものである[3]

登場作品と操縦者

機動戦士Ζガンダム
初出作品。第32話から登場。主にアクシズの一般兵が使用したが、初登場時にハマーン・カーンが搭乗した事もある。250機~300機が運用されたが、残存機は80機余だと言われている。
機動戦士Ζガンダム A New Translation
2~3作目で登場。基本的な活躍はTV版と同様。2作目終盤にはハマーンの専用機として、キュベレイと同様のカラーリングの機体が一度だけ登場した。
機動戦士ガンダムΖΖ
前作から引き続いて登場。一般兵の他、新兵時代のグレミー・トトも搭乗した。終盤でグレミー反乱軍カラーの機体が2機登場している。
機動戦士ガンダムUC
袖付き所属の機体が登場。袖付きを表す装飾が施されており、機体カラーが緑色になっている。
機動戦士クロスボーン・ガンダム ゴースト
第27話にマラサイやネモやハンブラビと共にブラックロー運送が所有するレストアMSの1機として登場。マリア・シティのザンスカール軍に作業用MSとして売り込んでいる。実は偽装としてガザCの外装を取り付けたクロスボーン・ガンダムX-0であり、第30話で偽装を解き、サーカスと交戦している。

装備・機能

特殊機能

変形
ブロック構造を用いて各モジュールを移動させる事でモビルアーマー形態へ変形可能。

武装・必殺攻撃

ナックル・バスター
右胸に直接接続されているジェネレーター直結式の大出力メガ粒子砲。右胸部のセンサーと連動させる事で高い精度の射撃が可能。出力は6.7MW。
ビーム・ガン
モビルアーマー形態時の機首に2門装備されたビーム砲。元々はビーム・サーベルと兼用可能なデバイスとして開発されていたが、生産性を重視する為にサーベル生成機能はオミットされた。出力2.3MW。
ビーム・サーベル
両肩バインダー内に合計2基格納されている。デバイスは生産性を重視しているが、性能は標準レベルを維持している。出力0.4MW。
クロー
脚部を変形させることでクローとして機能する。モビルアーマー形態で使用される。
元々は土木作業用マニピュレータであり、重力下での歩行は想定されていない。主に敵機の捕捉や砲架に用いられる。

対決・名場面

関連機体

ガザC改
ガザCの改修型。
ガザCII
本機とガザDの中間にあたる機体。
オッゴ
一年戦争末期に運用されたモビルポッド。機体構造が後のガザシリーズの参考とされた。
ガザタイプ試作型
ガザシリーズの試作機。
ガザA
オッゴの機体構造をベースにしたガザシリーズ最初の機体。この頃はまだ作業用モビルスーツだった。
ガザM
ガザAの胴体部をベースに、水中用MAに改造した機体。
ガザB
ガザAに簡易的に武装を施した機体。
ガザD
統合性能を向上させたガザC直系の後継機。
ガザE
MA形態での運用を重視し、本機の発展型として開発された機体。サブ・フライト・システムとしての運用も想定されている。
ガ・ゾウム
ガザ系の発展形。それまでと異なる可変機構を有し、ナックルバスターも手持ち式に改められた。
本機をベースとした複座型練習機。
ガザG
ガザW
ガザシリーズの最終型。可変機構はギャプランに似る。


商品情報

ガンプラ

リンク

脚注

  1. 片方がアクシズ正規ナンバー、もう片方が連邦の認定ナンバーとされているが、それがどちらを指すのかは資料や作品により異なる(『機動戦士Ζガンダム』及び『機動戦士ガンダムΖΖ』公式サイトでは前者が連邦ナンバー、後者がアクシズナンバー)。
  2. 劇中での登場が遅い為勘違いされがちだが本機はムーバブルフレーム技術発祥以前に開発された機体でありムーバブルフレームはそもそも採用しようがない。
  3. タイミング的にはリック・ディアス開発時のドワス改の供出時に交換された可能性が高い。