ネオ・ジオン
ネオ・ジオン(Neo Zeon)
『機動戦士ガンダムΖΖ』、『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』に登場する軍事組織。
『ガンダムΖΖ』時はハマーン・カーン、『逆襲のシャア』時はシャア・アズナブルが率いる。
『逆襲のシャア』の3年前の『ダブルフェイク アンダー・ザ・ガンダム』にも登場。また、残党が『機動戦士ガンダムUC』『機動戦士ガンダムF90』や『機動戦士ガンダム シルエットフォーミュラ91』にも登場する。それぞれ指導者や組織理念が異なり、実質的には別組織と考えて差し支えない。
宇宙世紀0088年頃 「第一次ネオ・ジオン抗争」
グリプス戦役で連邦軍勢力のエゥーゴとティターンズが互いに消耗したため、この隙にサイド3のジオン共和国の勢力を吸収、「アクシズ」から「ネオ・ジオン」として改名した。スペースコロニーを平定、地球連邦政府首都ダカール占拠、ダブリンのコロニー落としによるサイド3の譲渡と全てが上手く行っていたかに見えたが、グレミー・トトの内乱で弱体化。ハマーンの戦死、ミネバ自身が影武者であった為に自然消滅という形で、エゥーゴ・地球連邦の連合軍に制圧される。
- ハマーン・カーン
- 摂政。
- ミネバ・ラオ・ザビ
- 代表。
- マシュマー・セロ
- キャラ・スーン
- グレミー・トト
- エルピー・プル
- プルツー
- ラカン・ダカラン
- ゴットン・ゴー
- イリア・パゾム
- 後に宇宙世紀0090年のカラード事件にて、レウルーラの艦長を務める。
- オウギュスト・ギダン
- アリアス・モマ
- フェアトン・ラーフ・アルギス
- バーン・フィクゼス
宇宙世紀0093年頃 「第二次ネオ・ジオン抗争」
グリプス戦役で行方不明となっていたクワトロ・バジーナが、その正体であるシャア・アズナブルの姿で表舞台に登場。彼の指揮の下でネオ・ジオンは再び軍事力を整え、スペースコロニー「スウィートウォーター」を占拠して、その拠点とした。「地球寒冷化作戦」としてフィフス・ルナを当時の地球連邦政府首都ラサに落下、次に裏取引や偽装降伏を経てアクシズを奪取、地球への隕石落としを決行するが、ロンド・ベルの熾烈な抵抗により失敗。総帥であるシャアが行方不明となり、またこの作戦で戦力を使い果たした事により弱体化した。
勢力としては決して大きくはなく、レウルーラ級宇宙戦艦一隻にムサカ級巡洋艦十四隻で、もし連邦が端から本気で潰しにかかっていれば、勝負にはならなかっただろう。しかし、連邦に強い注意を向けられないようにするため、敢えてシャアが大きな軍勢にしなかった可能性もある。
なお、ハマーン時代のネオ・ジオンと区別するために、一部資料では『新生ネオ・ジオン』と呼ばれている。