ガンダム試作1号機フルバーニアン | |
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外国語表記 | Gundam GP01 Full Burnean |
登場作品 | |
デザイナー | 河森正治 |
スペック | |
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コードネーム | ゼフィランサス・フルバーニアン |
分類 | 宇宙用試作型モビルスーツ |
型式番号 | RX-78GP01Fb |
頭頂高 | 18.5m |
本体重量 | 43.2t |
全備重量 | 74.0t |
主動力 | 熱核融合炉 |
ジェネレーター出力 | 2,045kw |
スラスター総推力 | 234,000kg |
装甲材質 | ルナ・チタニウム合金 |
原型機 | ガンダム試作1号機ゼフィランサス |
改修 | アナハイム・エレクトロニクス社 |
所属組織 | 地球連邦軍 |
所属部隊 | アルビオン隊 |
母艦 | アルビオン |
主なパイロット | コウ・ウラキ |
概要
シーマ艦隊との戦闘で大破したガンダム試作1号機をアナハイム・エレクトロニクス社リバモア工場で改修を施した機体。試作1号機は本来コア・ファイターの換装によって宇宙/地上それぞれの環境に適応する事をコンセプトとしていたが、機体の破損状況や以降の作戦展開を踏まえた上で完全な宇宙戦用MSに改修された[1]。
改修にあたって既にロールアウトしていた1号機用の宇宙戦用装備が流用され、同時にこれまでの実働データもフィードバックされている。
最大の特徴は機体各部に搭載されたバーニアスラスター。特にバックパックに装着されたユニバーサル・ブースト・ポッドは改修に伴って固定式から可動式へと改められ、高推力を各方向に自在に振り分ける事が可能となった。これら推進器群を連動させる事でモビルアーマー並の運動性を実現しているが、機体の高機動化に伴いパイロットにかかるGも増大している。
改修時の追加装備は試作1号機の当初の設計案に組み込まれていたものの、ここまで大規模な改修は想定されておらず[2]、アナハイム側も峻別する目的で便宜上機体ナンバーを「GP-01fb」に更新している。
登場作品と操縦者
- 機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY
- 初登場作品。第6話から登場し、コウと共にガトーやケリィなどのエースパイロットと激闘を演じた。
- 機動戦士ガンダム0083 REBELLION
- 機動武闘伝Gガンダム
- 第48話からガンダム連合のガンダム達に紛れてカメオ出演している。
装備・機能
特殊機能
- コアブロックシステム
- コアファイターII-Fbがボディユニットと合体し、コックピット兼脱出ポッド及びバックパックとして機能する。
- 第7話ではこの機構を活用し、ヴァル・ヴァロに機体をクローで挟まれた際にAパーツ(機体上半身)を強制分離し拘束から脱出。そのままヴァル・ヴァロの撃破に成功している。
- ユニバーサル・ブースト・ポッド
- プロペラントタンクと一体化したバーニアユニットを、ヒンジとターレットで自在に変位させる補助推進装備。当初の設計案で既に盛り込まれていた装備だが、改修に伴い可動式に改められた。
武装・必殺攻撃
- 60mmバルカン砲
- 頭部に2門内蔵。主に牽制や迎撃に用いられるが、至近距離であれば敵機に致命的なダメージを与える事も可能とされる。バルカン砲は頭部に埋没しておらず、側頭部に半楕円状に盛り上がった形になっている。劇中では試作2号機との間合いを取る為に使った。
- ビーム・サーベル
- バックパック上部に2基装備。コア・ファイター時のビーム・ガンと兼用装備になっている。改修に伴い接続部のレイアウトが変更されており、基部にスライドレールが追加された。劇中ではガトーが乗るガンダム試作2号機とのビーム・サーベルでの対決が印象的。
- ビーム・ガン
- バックパックにマウントしたビーム・サーベルはビーム砲として使用可能。主にコア・ファイター時に使用される。フルバーニアンへの換装に伴い、ジェネレーターの高出力化やユニットの更新によって火力が向上した。
- ビーム・ライフル
- 最新技術であるEパック方式を採用した試作ビーム・ライフル。型式番号BOWA・XBR-M-82H[3]。Eパックを交換する事で内蔵型エネルギーCAP方式と比較してトータルの射撃可能回数が向上した。予備のEパックはシールド裏に二基マウントする。
- ビーム・ジュッテ
- 銃身部に備えられた緊急防御用の小型ビーム・サーベル。古代日本の道具「十手」に由来する防御兵装であり、敵の近接攻撃を受け止める際に使用される。後にバンシィ・ノルンが同様の兵装を装備している。
- 試作ビーム・ライフル(ロングライフル/ロング・ビーム・ライフル/ロングレンジ・ビーム・ライフル)
- 形式番号「A.E.Blash XBR-L-83d」。機体に内蔵されたコンデンサーからチャージを行う方式の高出力ビーム・ライフル。CDシネマ『ルンガ沖砲撃戦』で使用し、チベ級を大破させた。他の新型機用に開発された装備であるため命中精度は低く、テスト中の調整は困難を極めた。その後、アルビオンの主砲のスタビライザーを使用する事で一応の安定性を得ている。
- 上記の武器名の通り、媒体によって名称にバラつきがある。
- シールド
- 対ビームコーティングが施されたシールド。携行・移送時の取り回しを考慮し伸縮機構を採用。シールド裏にはEパックを2つ携帯する事が可能。後のガンダムMk-IIやネモのシールドにも同様の伸縮機構が取り入れられている。
対決・名場面
機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY
関連機体
- ガンダム試作1号機 (ゼフィランサス)
- 本機の汎用装備。コア・ファイターの換装とOSの書き換えを行えば、この形態でも空間戦闘は可能。
- ガンダム試作1号機 (ティターンズ仕様)
- アーケードゲーム『ガンダムトライエイジ』に登場するゲームオリジナル機体。「ガンダム開発計画が継続され、ティターンズで試作1号機が運用されたら?」というIF設定を持ち、ガンダムMk-IIと同様、ティターンズカラーに塗装されているのが特徴。ただ、正史でジョン・コーウェン失脚のために同計画を頓挫させたティターンズが果たしてこの機体を運用するかは疑問の余地がある[4]。
- 重装フルアーマー・バーニアン
- 漫画『REBELLION』に登場する換装形態。重装フルアーマーガンダム7号機と同様の装備が施されている。
- ガンダム試作0号機/ガンダム試作2号機/ガンダム試作3号機 (ステイメン、デンドロビウム)
- その他のGPシリーズ。
- ガンダム試作4号機
- 本来であればGPシリーズ4番機として開発される予定であった機体。本機と機体コンセプトが重複していた事から開発は棚上げされた。
- ジム・カスタム高機動型
- 本機のバックパックの評価試験機。
商品情報
ガンプラ
フィギュア
書籍