「ガンダムAN-01"トリスタン"」の版間の差分

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| 外国語表記 = Gundam AN-01 Tristan
 
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| 登場作品 = [[機動戦士ガンダム Twilight AXIS]]
 
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| デザイン = 大河原邦男
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| タイトル = スペック
 
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| 分類 = [[ニュータイプ]]専用試作型[[モビルスーツ]]
 
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| 生産形態 = 改修機
 
| 型式番号 = RX-78AN-01
 
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| 装甲材質 = [[ルナ・チタニウム合金]]
 
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| ジェネレーター出力 = 1,920kW
 
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| スラスター総推力 = 114,000kg
 
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| 原型機 = [[ガンダムNT-1]]
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== 概要 ==
 
== 概要 ==
[[ガンダムNT-1]]の改修機。リボー・コロニーで中破したガンダムNT-1は修復のために[[ルナツー]]に送られていたが、その最中に[[一年戦争]]が終戦した上に、[[ホワイトベース隊]]も解体されてしまっていたため、修復されないまま4年間放置されていた。その後、[[オーガスタ研究所]]に移され、そこで[[ティターンズ]]の調達したパーツで強化されると共に修復された。研究所では機体の高い反応速度を見込まれ[[強化人間]]の育成のために使用されていた。
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[[ガンダムNT-1]]の改修機。名称の「トリスタン」は恋愛物語「トリスタンとイゾルデ」や騎士道物語「アーサー王伝説」に登場する人物を由来とする。
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ガンダムNT-1は[[一年戦争]]末期に[[サイド6]]「[[リボー]]」での戦闘で中破し、修復のために[[ルナツー]]に送られていた。だが、その最中に一年戦争は終結し、配備する予定だった[[ホワイトベース隊]]も解散していたため、修復されないまま放置されていたが、4年後に[[オーガスタ研究所]]へと移送され、そこで戦術戦略研究所(後の[[サナリィ]])によって、[[ティターンズ]]の調達したパーツを使い強化・修復された。
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研究所では機体の高い反応速度を見込まれ[[強化人間]]の育成のために使用されていたが、[[グリプス戦役]]中に研究所が閉鎖されたため、[[サナリィ]]へと管理が移管され宇宙へ移送される。しかし、移送中に[[クァンタン・フェルモ]]と[[ヴァルター・フェルモ]]が脱走の為に機体を強奪。以降傭兵として各地を転々としていたフェルモ兄弟がロナ家に渡った事で、同機も[[ブッホ・ジャンク社]]で様々な改修を受けた上で「トリスタン」と命名され、同社の私兵集団「[[バーナム]]」の所属となった。
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バーナムでは次世代MS開発のためのテストベッドとして供され、その後[[宇宙世紀]]0096年に[[アクシズ]]での運用が行われた。また、バーナムでの運用に際し、ブッホ社はサナリィとの間で秘密裏に協定を結び、機体の所有権はサナリィ側が有しバーナムに貸与するという形が採られている<ref>後の連邦からの監査に対しては「機密計画で運用中」という理由で監査を退けている。</ref>。
  
研究所が解体された際に[[サナリィ]]へと管理が移管されたが、宇宙への移送中に[[クァンタン・フェルモ]]と[[ヴァルター・フェルモ]]が脱走の為に強奪し、その後[[ブッホ・ジャンク社]]によって回収され、[[宇宙世紀]]0096年に同社の私兵集団である[[バーナム]]にて運用が確認されている。この際、ブッホとサナリィの間で秘密裏に協定が結ばれており、本機は表向きは[[サナリィ]]が保有しているが機密計画で運用中とされ、バーナムでの運用も「貸与」という形を取っている。
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NT-1からの改修に伴い、損傷の激しかった上半身(頭部や胸部、バックパックなど)はジャンクパーツ等によってほぼ新造されている。本機の頭頂高は改修前と変わらず18.0mのため、20m級の機体が主流の宇宙世紀0096時では相対的に小型機となっている<ref>例として、[[ジェガン]]は19.0m。[[ザクIII改]]は25.3m。</ref>。
  
損傷の激しかった上半身はほぼ新造されており、頭部や胸部、バックパックなどはほぼ新造されている。本機の頭頂高は改修前と変わらず18.0mのため、20m級の機体が主流の[[U.C.]]0096時では相対的に小型機となっている<ref>例として、[[ジェガン]]は19.0m。[[ザクIII改]]は25.3m。</ref>。
 
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
;[[機動戦士ガンダム Twilight AXIS]]
 
;[[機動戦士ガンダム Twilight AXIS]]
パイロットは[[クァンタン・フェルモ]]。[[アクシズ]]内で[[ザクIII改]]と戦闘をするも<ref>奇しくも、この対戦カードは[[アムロ・レイ]]と[[シャア・アズナブル]]双方の専用機のなり損ないによるものとなった。</ref>技量差や性能差で押され、撤退する。その後は[[クレヴェナール]](漫画版では[[フェイルノート]])と合体し再び戦闘を開始した。
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:初登場作品。パイロットは[[クァンタン・フェルモ]]。[[アクシズ]]内で[[ザクIII改]]と戦闘をするも<ref>奇しくも、この対戦カードは[[アムロ・レイ]]と[[シャア・アズナブル]]双方の専用機のなり損ないによるものとなった。</ref>技量差や性能差で押され、撤退する。その後は[[クレヴェナール]](漫画版では[[ガンダム・トリスタン〈フェイルノート〉|フェイルノート]])と合体し再び戦闘を開始したものの、[[アルレット・アルマージュ]]の見せたサイコフレームの光によって戦意を喪失し、再度撤退した。
  
 
== 装備・機能 ==
 
== 装備・機能 ==
 
=== 特殊機能 ===
 
=== 特殊機能 ===
 
;換装
 
;換装
:アームド・ベース[[クレヴェナール]]との合体、もしくは[[フェイルノート|フェイルノート・ユニット]]の換装が可能。
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:[[クレヴェナール|専用アームドベース]]との合体、もしくは[[ガンダム・トリスタン〈フェイルノート〉|フェイルノート・ユニット]]の換装が可能。
  
 
=== 武装・必殺攻撃 ===
 
=== 武装・必殺攻撃 ===
;ビーム・ライフル
 
:[[νガンダム]]のと似ている本機専用のもの。Eパック方式ではなくエネルギー供給式である。また、オーガスタ研究所で試験を行っていた頃はNT-1と同じ物を装備していた。
 
;ビーム・サーベル
 
:バックパックに2基装備している。[[ガンダムMk-II]]、もしくは[[ジムIII]]の物と似ているが関連性は不明。
 
 
;60mm頭部バルカン砲
 
;60mm頭部バルカン砲
:他の連邦製[[モビルスーツ]]と共通の武器。主に牽制に用いられる。
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:頭部に左右一対2門内蔵されている機関砲。他の連邦製[[モビルスーツ]]と共通の武器で主に牽制に用いられる。
 
;90mm腕部ガトリング砲
 
;90mm腕部ガトリング砲
:両腕に内蔵されているガトリング砲。外装は変更されているが原型機と同じもの。
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:両腕に内蔵されているガトリング砲。外装は変更されているが[[ガンダムNT-1]]の物を流用している。
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;[[ビーム・ライフル]]
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:本機専用のビーム・ライフル。形状は[[νガンダム]]の物に酷似している。機能面でも似通っておりEパック方式ではなく[[エネルギーCAP]]方式で稼働する。また、[[オーガスタ研究所]]で試験を行っていた頃はNT-1と同型の物を装備していた。
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;[[ビーム・サーベル]]
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:バックパックのバーニア・アームに2基装備されているビーム・サーベル。この構造は[[ガンダムMk-II]]の物と酷似しているが、関連性は不明。
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;シールド
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:腕部に装備される専用シールド。表面に耐ビームコーティングが施されており、接近戦の防御のみならず遠距離からのビーム攻撃にも対応可能と、汎用性に優れている。
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;クラブ
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:使い捨て式のロケット・ランチャー。[[ジオン軍]]のシュツルム・ファウストと同一の物だが、連邦軍内で同じ呼称での使用が嫌忌されたため「Club (棍棒)」の名称が用いられている。
 
;ビーム砲
 
;ビーム砲
:両腕部に装備されている。小説版でのみ使用している。
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:小説版で両腕部のガトリング砲の代わりに装備しているビーム砲。
;シールド
 
:耐ビームコーティングが施されている専用シールド。接近戦用の防御装備だが、遠距離戦にも対応可能。
 
  
 
== 対決・名場面 ==
 
== 対決・名場面 ==
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:原型機。
 
:原型機。
 
;[[クレヴェナール]]
 
;[[クレヴェナール]]
:本機専用のアームドベース。
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:専用アームドベースとの合体形態。
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:本機のフルアーマー形態。
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;[[ネティクス]]
 
;[[ネティクス]]
:ムラサメ研究所が開発したNT-1の発展機。
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:オーガスタ研究所で開発されたNT-1の発展機。後にムラサメ研究所に移管された。
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== 商品情報 ==
 
== 商品情報 ==
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2023年4月24日 (月) 23:02時点における最新版

ガンダムAN-01"トリスタン"
外国語表記 Gundam AN-01 Tristan
登場作品 機動戦士ガンダム Twilight AXIS
デザイナー
  • Ark Performance (原作デザイン)
  • 金世俊 (アニメ版)
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スペック
分類 ニュータイプ専用試作型モビルスーツ
生産形態 改修機
型式番号 RX-78AN-01
頭頂高 18.0m
本体重量 45.0t
全備重量 59.5t
主動力 熱核融合炉
ジェネレーター出力 1,920kW
スラスター総推力 114,000kg
装甲材質 ルナ・チタニウム合金
原型機 ガンダムNT-1
改修
所属 オーガスタ研究所サナリィ / バーナム
主なパイロット クァンタン・フェルモ
テンプレートを表示

概要編集

ガンダムNT-1の改修機。名称の「トリスタン」は恋愛物語「トリスタンとイゾルデ」や騎士道物語「アーサー王伝説」に登場する人物を由来とする。

ガンダムNT-1は一年戦争末期にサイド6リボー」での戦闘で中破し、修復のためにルナツーに送られていた。だが、その最中に一年戦争は終結し、配備する予定だったホワイトベース隊も解散していたため、修復されないまま放置されていたが、4年後にオーガスタ研究所へと移送され、そこで戦術戦略研究所(後のサナリィ)によって、ティターンズの調達したパーツを使い強化・修復された。

研究所では機体の高い反応速度を見込まれ強化人間の育成のために使用されていたが、グリプス戦役中に研究所が閉鎖されたため、サナリィへと管理が移管され宇宙へ移送される。しかし、移送中にクァンタン・フェルモヴァルター・フェルモが脱走の為に機体を強奪。以降傭兵として各地を転々としていたフェルモ兄弟がロナ家に渡った事で、同機もブッホ・ジャンク社で様々な改修を受けた上で「トリスタン」と命名され、同社の私兵集団「バーナム」の所属となった。

バーナムでは次世代MS開発のためのテストベッドとして供され、その後宇宙世紀0096年にアクシズでの運用が行われた。また、バーナムでの運用に際し、ブッホ社はサナリィとの間で秘密裏に協定を結び、機体の所有権はサナリィ側が有しバーナムに貸与するという形が採られている[1]

NT-1からの改修に伴い、損傷の激しかった上半身(頭部や胸部、バックパックなど)はジャンクパーツ等によってほぼ新造されている。本機の頭頂高は改修前と変わらず18.0mのため、20m級の機体が主流の宇宙世紀0096時では相対的に小型機となっている[2]

登場作品と操縦者編集

機動戦士ガンダム Twilight AXIS
初登場作品。パイロットはクァンタン・フェルモアクシズ内でザクIII改と戦闘をするも[3]技量差や性能差で押され、撤退する。その後はクレヴェナール(漫画版ではフェイルノート)と合体し再び戦闘を開始したものの、アルレット・アルマージュの見せたサイコフレームの光によって戦意を喪失し、再度撤退した。

装備・機能編集

特殊機能編集

換装
専用アームドベースとの合体、もしくはフェイルノート・ユニットの換装が可能。

武装・必殺攻撃編集

60mm頭部バルカン砲
頭部に左右一対2門内蔵されている機関砲。他の連邦製モビルスーツと共通の武器で主に牽制に用いられる。
90mm腕部ガトリング砲
両腕に内蔵されているガトリング砲。外装は変更されているがガンダムNT-1の物を流用している。
ビーム・ライフル
本機専用のビーム・ライフル。形状はνガンダムの物に酷似している。機能面でも似通っておりEパック方式ではなくエネルギーCAP方式で稼働する。また、オーガスタ研究所で試験を行っていた頃はNT-1と同型の物を装備していた。
ビーム・サーベル
バックパックのバーニア・アームに2基装備されているビーム・サーベル。この構造はガンダムMk-IIの物と酷似しているが、関連性は不明。
シールド
腕部に装備される専用シールド。表面に耐ビームコーティングが施されており、接近戦の防御のみならず遠距離からのビーム攻撃にも対応可能と、汎用性に優れている。
クラブ
使い捨て式のロケット・ランチャー。ジオン軍のシュツルム・ファウストと同一の物だが、連邦軍内で同じ呼称での使用が嫌忌されたため「Club (棍棒)」の名称が用いられている。
ビーム砲
小説版で両腕部のガトリング砲の代わりに装備しているビーム砲。

対決・名場面編集

ザクIII改

関連機体編集

ガンダムNT-1
原型機。
クレヴェナール
専用アームドベースとの合体形態。
ガンダム・トリスタン〈フェイルノート〉
フェイルノート・ユニットを装着したフルアーマー形態。
ネティクス
オーガスタ研究所で開発されたNT-1の発展機。後にムラサメ研究所に移管された。
ガンダムF89
後にサナリィが18m級の最高性能を目指して開発した機体。

商品情報編集

ガンプラ編集

リンク編集

脚注編集

  1. 後の連邦からの監査に対しては「機密計画で運用中」という理由で監査を退けている。
  2. 例として、ジェガンは19.0m。ザクIII改は25.3m。
  3. 奇しくも、この対戦カードはアムロ・レイシャア・アズナブル双方の専用機のなり損ないによるものとなった。