Gファルコン
| Gファルコン | |
|---|---|
| 外国語表記 | G Falcon |
| 登場作品 | 機動新世紀ガンダムX |
| スペック | |
|---|---|
| 分類 | ガンダムタイプ専用サポートメカ |
| 型式番号 | 不明 |
| 本体重量 | 6.1t (MS搭載時13.9t) |
| 装甲材質 | ルナチタニウム合金 |
| 開発組織 | 旧地球連邦軍 |
| 所属 | サテリコン → バルチャー |
| 母艦 | フリーデンII |
| 主なパイロット | パーラ・シス |
概要 編集
本来は旧連邦軍が開発していた機体であり、旧連邦軍はこの機体を当時極秘開発していたガンダムタイプのモビルスーツ専用のサポート兵器として設計しており、ガンダムを内部に収納し、高速で移動することが可能なモビルスーツキャリアータイプの高機動戦闘機として考えていた。しかし、ガンダムタイプの実戦投入された直後、コロニー落としによって予想外の戦争終結となり、Gファルコンは完成を目の前にしながら開発途中で放棄された。サテリコンの機体は、戦後になって放棄されていた機体を回収し、高速戦闘機として完成させたものである。
ガンダムを収納することを前提として開発されており、前後で分離することができ、それぞれが単独で飛行することもできた。また、単体の戦闘機として見てもその性能は優れており、ガンダムとのジョイントにより通常兵装の他にサテライトキャノンなどの武装を戦闘機状態で使用することができる。本体もガンダムと同じ ルナチタニウム合金で造られており、耐久性も優れているため、ガンダムの大気圏突入用装備としても考えられていた。
運用形態 編集
- Aパーツ
- 分離した本体前部。小型ながらも性能的には通常の戦闘機に劣るものではなく、機動性の面ではそれ以上である。コクピットを有し、パイロットが直接操縦できる。火器としてバルカン砲を2門搭載。
- Bパーツ
- Aパーツと分離した本体後部。MSジョイント部と主武装である拡散ビーム砲を持つ、Gファルコンの核となるパーツ。コクピットはなくAパーツから遠隔操作される。後部に装備しているエネルギーパックは、設計時に存在しなかったが、ガンダムダブルエックスの登場に伴い機動力とツインサテライトキャノンのエネルギーを補うために増設された。
- ガンダムダブルエックス合体時サテライトキャノン発射形態
- ガンダムダブルエックス合体時におけるサテライトキャノンのエネルギーを最大に出力する形態。Aパーツが胸部、Bパーツがバックパックにドッキングする。
- ガンダムダブルエックス収納形態
- AパーツとBパーツに挟む形でダブルエックスを収納した状態。Bパーツのジョイント部にガンダムの脚部が入り込み固定される。この状態でサテライトキャノンを発射することも可能。
- ガンダムエアマスターバースト合体形態
- ファイターモードのガンダムエアマスターバーストとBパーツが合体した形態。本来高速移動を目的として開発されたガンダムエアマスターを更に速度面で強化したもの。その出力は戦中2活躍した巡洋艦クラスの艦艇を凌ぐとされる。
- ガンダムレオパルドデストロイ合体形態
- ガンダムレオパルドデストロイとBパーツが合体した形態。レオパルドに空中飛行能力を付与するほか、ビーム兵器を効率よく扱うことができ、宇宙空間においては360度死角がなく、戦闘時の火力はダブルエックスを凌ぐとされる。
登場作品と操縦者 編集
- 機動新世紀ガンダムX
- 初登場作品。第32話より登場し、宇宙で孤立無援だったガロード・ランの乗るガンダムダブルエックスのパートナーメカとして活躍した。ガンダムとの合体機構は主にダブルエックスの長距離航行が基本であり、ダブルエックスとの合体形態がMS形態を取ったのは一回限り、他ではガンダムレオパルドデストロイが合体して飛行試験を行ったのみで、最終決戦では基本的に単独で運用されている。
装備・機能 編集
特殊機能 編集
- 分離 / 合体
- Gファルコンは本来モビルスーツキャリアーとしてガンダムタイプのMSを収納する事を前提に開発された機体であるが、分離合体することによりそれぞれのガンダムを十二分に引き出し、性能以上の威力を発揮させることができる。Gファルコン自体もAパーツとBパーツに分離することができ、それぞれ単体で通常の戦闘機以上の性能を持っている。
- エネルギーパック
- Bパーツの後部に装備されるエネルギーパック。設計時には存在していなかったが、ダブルエックスの登場に伴いサテライトキャノンのエネルギーと機動力を補うために用意された。
武装・必殺攻撃 編集
- バルカン砲
- Gファルコンのコクピット脇に2門装備されたバルカン砲。Aパーツ2分離した際にそれ専用の武装として使用できる。高速での命中精度には高い評価がある。
- 赤外線ホーミングミサイル
- Bパーツに装備された赤外線によるホーミングが可能な小型ミサイル。電波が使えない状況で貴重な装備。
- 拡散ビーム砲
- Gファルコンの主要武装。Bパーツの左右に装備されたビームキャノンであり、Bパーツ単独では使用することは出来ないが、その威力は複数の敵を一瞬で消滅させるとされる。
対決・名場面 編集
- あれはGファルコン!
関連機体 編集
- Gファルコン・デルタ
- Gファルコンの試作機。第7次宇宙戦争で運用されたが、ライラック作戦阻止の戦闘で撃墜された。
- ガンダムダブルエックス / ガンダムエアマスターバースト / ガンダムレオパルドデストロイ
- Gファルコンと合体が可能なガンダムタイプMS。