ガンダムエアマスターバースト
| ガンダムエアマスターバースト | |
|---|---|
| 外国語表記 | Gundam Air Master Burst |
| 登場作品 | 機動新世紀ガンダムX |
| デザイナー | 大河原邦男 |
| スペック | |
|---|---|
| 分類 | トランスシステム搭載型モビルスーツ |
| 生産形態 | 改修機 |
| 型式番号 | GW-9800-B |
| 頭頂高 | 17.3m |
| 本体重量 | 7.2t |
| 装甲材質 | ルナチタニウム合金 |
| 改修 | |
| 所属 | バルチャー |
| 母艦 | フリーデン → フリーデンII |
| 主なパイロット | ウィッツ・スー |
概要 編集
新地球連邦軍と南アジアの戦後独立国家群による戦闘の中で損傷したウィッツ・スーのガンダムエアマスターを、エスタルド人民共和国の協力を得て改修した機体。改修に際して、機体の塗装もレッドからブルーへと一新されている。
エアマスターは本来、大気中および大気圏外での機動性を重要視して開発されていたが、軽量化のために火器の装備が極端に省略されており、単体での使用には不向きなモビルスーツであった。そのため、エアマスターバーストの主な改良点は火器中心に行われ、本来なら軽量化のために主力武装がバスターライフル2挺のみだったオリジナルに対し、ブースター部に装備した計4門のブースタービームキャノンが追加されている。また、ファイターノーズ部には大口径のノーズビームキャノンが1門装備され、この改良により戦闘能力が大幅にアップし、各機能が均等にバランスされた理想的なMSへと変貌した。
翼部は背面への折りたたみ収納から完全に翼を収納出来る回転式形態へと改良され、MS時の機動性もアップしている。ファイターモードでは、翼部に追加された大型ブースターなどの補助推進装置によって大気圏外でも超越した機動性を発揮できるよう改良された。
登場作品と操縦者 編集
- 機動新世紀ガンダムX
- 初登場作品。第25話で中破したエアマスターを改修し、第26話より登場。パイロットは引き続きウィッツ・スーが務めた。初陣となったノーザンベル首都救援での敗走やブリトヴァ戦での被弾など苦境が続くものの、改修前に苦戦したガディールを撃破するなどの戦果を挙げ、第8次宇宙戦争終結まで戦い抜いた。
装備・機能 編集
特殊機能 編集
- トランスシステム
- 高速で長距離を移動する際の飛行形態「ファイターモード」への可変機構。エアマスターバーストでは新たにノーズ部と翼部に改造が施され、ノーズにビーム砲が追加されたことでエアマスターの戦闘能力を大幅にアップさせている。翼部はMS形態時での機動性アップのため、背面への折りたたみ収納から、完全に翼部を収納出来る回転式形態へと改良し、大型ブースターを翼部に追加し、ファイターモード時の機動能力を大きく向上させている。
武装・必殺攻撃 編集
- ヘッドバルカン
- オーソドックスな頭部バルカン。改修前のエアマスターと同一の装備。
- バスターライフル
- 機動性確保のため徹底的に軽量化された専用設計のルナ・チタニウム製ビームライフル。改修前と同一の装備で、重量は並のビーム兵器の約半分だが、それらに勝るとも劣らない威力を持つ。ファイターモード時は専用のラッチにマウントして使用可能。
- ノーズビームキャノン
- ノーズバルカンに代わるファイターモード時の主力兵器。大口径のこの武装は、複数のMSを全滅させる程の破壊力を持つ他、MS形態時に上空の敵を攻撃するためにも用いられる。
- ブースタービームキャノン
- 翼端部に新たに装備された補助推進用ブースターに装着された武装。この武装により、エアマスターは均等に各機能のバランスが取れた理想的な形態へと生まれ変わった。
- ミサイルライフル
- ビームライフルにミサイルをマウントしたことにより多彩な攻撃を可能としているオプション兵装。
対決・名場面 編集
関連機体 編集
- ガンダムエアマスター
- 原型機。
- Gファルコン
- 旧連邦の開発したガンダムの支援用戦闘機。ガンダムエアマスターと合体することで更に速度面を強化することができ、その出力は戦中に活躍した巡洋艦クラスの艦艇を凌ぐとされている。