ザメル | |
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外国語表記 | Xamel |
登場作品 | 機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY |
デザイナー |
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スペック | |
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分類 | 陸戦用試作型モビルスーツ |
生産形態 | 試作機 |
型式番号 | YMS-16M |
全高 | 27.0m |
本体重量 | 75.0t |
全備重量 | 121.5t |
主動力 | 熱核融合炉 |
ジェネレーター出力 | 1,080kw |
スラスター総推力 | 61,800kg (10,300kg×6) |
装甲材質 | 超硬スチール合金 |
開発組織 | ジオン軍 |
所属 |
ジオン軍 デラーズ・フリート |
主なパイロット | ボブ |
概要編集
ジオン軍が一年戦争の末期に開発した、砲撃戦用の試作型モビルスーツ。ドムに採用された熱核ジェットエンジンを搭載しており、背部には地面にまで達する程の大型熱核ホバーユニットを有する。鈍重そうな見た目とは裏腹に機動性能は低くはなく、地上での最高速度は220km/hに達する。
680mmカノン砲による長距離からの支援に特化しており、操縦士・射撃手の2名による運用を想定しているが、操縦系統を切り替えることにより、一人での運用も可能。また、その性質上近接格闘用装備を有していないが、ビーム・サーベルも使用出来る。
登場作品と操縦者編集
- 機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY
- 初出作品。第1話~第2話に登場。ガンダム試作2号機を強奪したガトーの撤退を援護する為にユーコン級 (U-801)への攻撃座標の指示やトリントン基地への砲撃を実行。その後、2号機を追撃してきたバニング小隊と2度にわたって交戦した。2度目の戦闘ではガンダム試作1号機に攻撃を仕掛けるものの、相手が2号機を追うタイミングで足止めに入ってきたサウス・バニングのジム改と交戦。苦手とする接近戦に持ち込まれつつ相手を岩に叩きつけ追い詰めるも、同時に自機もサーベルで胴体を貫かれ沈黙した。最期のシーンでは機体の背部に美女と「ZIECK ZION(ジークジオン)」の落書きがあるのが確認できる。
- 機動戦士ガンダム0083 星屑の英雄 OPERATION STARDUST
- OVAとは違い、名前はザメルのまま、準備稿デザインの状態で登場する。
- 機動戦士ガンダム戦記 U.C.0081 -水天の涙-
- MISSION 9のアデン基地での戦闘シーンでジオン残党の機体が登場。パイロットは負傷しており、オーガスタ基地から逃れてきたシェリー・アリスンとユリ・タナベの乗るセイバーフィッシュに対し、一矢報いろうとカノン砲で攻撃。相手が味方だと知る由も無く撃墜してしまったが、シェリー達は直後にベイルアウトして事なきを得た。
装備・機能編集
武装・必殺攻撃編集
- 680mmカノン砲
- 本機の主武装。背部の大型スカートの上部に1門装備している。通常は折りたたまれているが、砲身を展開して機体上部に展開する事で射撃体勢を取る。機体幅の約2倍の長い砲身から放たれる砲弾は絶大な威力を持ち、トリントン基地司令部を一撃で破壊している。
- 8連多弾倉ミサイルランチャー
- 近距離用の射撃兵装。背部に1基装備している。『星屑の英雄』では準備稿と同様に16連装となっている。
- 20mmバルカン
- 接近戦を想定したバルカン砲。胴体の右肩にあたる位置に1門内蔵。敵から距離を取る為の緊急用に用いられる。
その他 編集
対決・名場面編集
関連機体編集
- メルザウン・カノーネ
- 『0083』本編に先駆けて公表された、本機の準備稿デザイン。デザイナーはカトキハジメが担当し、アニメーション用に線やパーツを減らす方向でクリンナップされたのがザメルとなる。上述の通り『星屑の英雄』では名前がザメルのままこちらのデザインで登場する他、公式イラストではゲルググJのビーム・マシンガンを装備している場合もある。
- ザメル砲
- ザメルの680mmカノン砲を改修した装備。戦後月に潜伏していたジオン残党部隊が月面に落下したムサイ級から発見した物を改修し、観測手となるザクII (測距手用)と砲手担当のザクII (砲手用)、射角分析を担当するゲルググJの3機1組によって運用された。
- ドム・ノーミーデス
- 一年戦争末期にドム・トロピカルテストタイプをベースに開発された重モビルスーツ。戦艦クラスの砲塔や大型ホバーユニットの装備など、本機やライノサラスと同様のコンセプトを持つ。
- スーパーザメル
- 『ガンダムビルドファイターズトライ』に登場する、本機をベースに改造されたガンプラ。機体サイズが大型化しており、作中では大会規定によりモビルアーマーとして扱われている。
商品情報編集
フィギュア 編集