ベルガ・ギロス | |
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外国語表記 | Berga Giros |
登場作品 | |
デザイナー | 大河原邦男 |
スペック | |
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分類 | 指揮官用量産型モビルスーツ |
型式番号 | XM-05 |
頭頂高 | 15.7m |
本体重量 | 9.1t |
全備重量 | 22.7t |
主動力 | 熱核融合炉 |
ジェネレーター出力 | 4,790kW |
スラスター推力 |
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スラスター総推力 | 98,170kg |
アポジモーター数 | 73 |
装甲材質 | チタン合金ハイセラミック複合材 |
開発組織 | ブッホ・エアロダイナミックス社 |
所属組織 | クロスボーン・バンガード |
所属部隊 | 黒の部隊など |
主なパイロット |
ザビーネ・シャル シュテイン・バニィール |
概要 編集
クロスボーン・バンガードの指揮官機としてベルガ・ダラスをベースに開発されたモビルスーツ。
ベルガ・ダラスにおいて初めて採用されたシェルフ・ノズルを更にチューンナップし、不要なアポジモーターを排除した[1]事で機体の軽量化に成功している。この軽量化は機体の推力重量比を改善し、機動性の向上にも繋がった。また、ベルガ・ダラスでは固定装備だったショット・ランサーを取り外し可能にした事でマニピュレータの自由度が上がり、各種武装に対応出来るようになっている。
指揮官機である為、頭部側面にアンテナを増設しており、対MS戦においても確実な指揮が可能なよう通信能力が高く設定され、高性能な基本スペックを持つ。更に、デナン・ゾンに連なるハイブリッド・デュアル・センサー等の電装品も、部品単位でブラッシュアップが行われている。また、ミノフスキー粒子が戦闘濃度で散布されている宙域等、通常の通信が不能な状況下においても命令の伝達が可能なよう、バックパックにはビーム・フラッグも搭載されている。
通常機はベルガ・ダラスと同じく紫を基調としたカラーリングだが、カラーバリエーションとしてザビーネ・シャル機の黒、シュテイン・バニィール機のゴールドカラーがある。
登場作品と操縦者編集
- 機動戦士ガンダムF91
- 初登場作品。作中では主にザビーネ機が活躍しており、連邦軍に寝返った部下のアンナマリーを粛清しているが、同時に左腕を破壊され撤退している。ザビーネ機以外にも一般機が登場しているが、戦艦の砲撃で撃墜されるなど目立った活躍はしていない。
- 機動戦士ガンダム クライマックスU.C. 紡がれし血統
- 二世代編でシュテイン機が登場。イルルヤンカシュ宇宙要塞を攻めてきた連邦軍と交戦中に、相手の知略により要塞を爆破される。その際に姉のナナ・タチバナが乗る機能不全のF90II-Lを撃墜しかけるも、身を挺して体当たりしてきた父カムナ・タチバナのプロトタイプジャベリンと共に崩壊する要塞内に突入。そこで父と和解しその最期を見届けた後、要塞の爆発からナナを救出した。
装備・機能編集
特殊装備編集
- ビーム・フラッグ
- メガ粒子ビームを一定の形に形成する事で発生させるビームの旗。荷電粒子ビームによって文字や図案を書き込む事ができ、ミノフスキー粒子が戦闘濃度で散布された状況で命令の伝達を行う目的で装備され、敵に対する示威行為にも有効である。
- シェルフ・ノズル
- MSの小型化にあたってジェネレーターを外装する設計思想を発展させた可動式推進器。バーニア・スラスターによる機動力強化とAMBACシステムによる方向転換の双方の機能を併せ持つ。
- ベルガ・ギロスは4基1ユニットをバックパックに2基装備する。ユニットは任意に切り離しが可能であり、質量弾のように用いる事も可能。
武装・必殺攻撃編集
対決・名場面など編集
関連機体編集
- ベルガ・ギロス 武装強化型
- 対艦用に装備を変更した機体。
- ベルガ・ギロス ジレ・クリューガー専用機
- ジレ・クリューガーの専用機として装飾された後、追加装備のホッブバグが搭載された機体。
- ベルガ・ダラス
- 前型機。
- ベルガ・バルス
- 当機を基にした強化改良試作機。シェルフ・ノズルとバックパックを換装しビギナ・ギナのフィン・ノズルのプロトタイプ的な物を装備している。
- レッド・ガンダム&ブラック・ガンダム
- 宇宙戦国時代のミキシングビルドモビルスーツ。本機の脚部が使用されている。
商品情報編集
ガンプラ編集
資料リンク 編集
リンク編集
脚注編集
- ↑ ベルガ・ダラスのアポジモーターは82基、対するギロスは73基。