機動戦士ガンダムAGE(Mobile Suit Gundam AGE)
2011年より放送されたTVガンダムシリーズの第13作目(SDガンダムシリーズは除く)。「AGE」は「エイジ」と読む。
TBS系列の毎日放送(MBS)をキー局として地上波放送。また、BSデジタルのBS11でも正月1月1日から放送開始。全49話。
製作の経緯
前作TVシリーズ『機動戦士ガンダム00』は視聴者に大好評を得て成功、劇場版をもってシリーズは終了した。しかし、現代の時代背景が変わり「ガンダムという作品が高年齢層にしか受けなかった」という現実があった。第1作目の『機動戦士ガンダム』を初め、多くのガンダム作品が子供向けとして製作が続けられていくが、その視聴対象が「大人」へとシフトしていく。そんな現実を踏まえ、新しいTVシリーズは当初より現代の子供に受け入れられるソフトなイメージで製作することとなった。
そこで、サンライズは既存のアニメクリエイターを起用せず、ゲーム製作会社「レベルファイブ」(代表作は『イナズマイレブン』『ダンボール戦機』等)にシナリオ製作を一部大任。また、バンダイが独自に開発した「カードゲーム」と「アミューズゲーム」の連携機である「データカードダス」をベースにした新ゲーム『ガンダムトライエイジ』も稼働。子供らにも「ガンダムというカードゲームを楽しませる」という試みは成功。そして、TV放送に向けた製作準備も同時進行させた。そして、晴れて『機動戦士ガンダムAGE』が放送となったのだが、蓋を開けてみると設定に粗が目立つと言われる『ガンダムSEED』とは別のベクトルで設定や展開に粗が目立つシロモノとなってしまっていた。
しかし、制作サイドが世代を重ねる事でMSの性能が極端にインフレをする事を抑える事を重要視されていた為、戦闘シーンのクオリティは回を重ねるごとに上がっていき、アセム編をピークにスーパーロボット染みたド派手な演出を見せるようになっていった。これに惚れた視聴者も存在する。
また、小説版も発売されており、アニメでは描写されなかった部分や説明不足だった部分が補完されており、人によっては「もはや別物」と言われている(ただし、第二部では大筋の流れは変わらないがアセムがXラウンダーに対する劣等感を募らせるシーンが省かれていたり、第三部のオブライトやユノアなど、一部登場人物や場面の描写に関しては賛否両論が目立つようになってきた為、必ずしも良い意味と言う訳ではない)。
余談ではあるが脚本を担当している日野氏によるTwitter等での言動が(悪い意味で)騒ぎになる場合が多く、話題には事欠かない。
ストーリー
人類が宇宙へと進出し、スペースコロニーで生活を行っていた時代。人類同士の戦争は終わり、人々は訪れた平和を享受していた…。しかし、その平和の時代は長くは続かなかった。
A.G.(アドバンスド・ジェネレーション)101年。突如として謎の敵「UE」(Unknown Enemy/アンノウン・エネミー)が出現し、スペースコロニー「エンジェル」を破壊。後に『天使の落日』と呼ばれるこの事件をきっかけに地球連邦軍とUEとの間で100年に渡る戦いが始まってしまうのだった。
第一部(フリット編)
スペースコロニー「オーヴァン」に住んでいた少年、フリット・アスノ。彼はそこでUEの襲撃に遭い、両親を殺されてしまう。母マリナは死の間際、フリットに「救世主になれ」と告げて「AGEデバイス」を渡したのだった。
それから7年が経ったA.G.115年。スペースコロニー「ノーラ」に移り住んだフリットは、AGEデバイスからアスノ家に伝わる伝説の救世主「ガンダム」を模した新型機「ガンダムAGE-1」を完成させる。そこにUEが出現し、街を蹂躙していくが、自らがガンダムに乗ってこれを撃退する。
フリットは人類を守る救世主となるべく新造戦艦「ディーヴァ」に乗り込んでUEとの戦いを続けていくのだが、その先には衝撃の事実が待っていた…。これまで異星人だとばかり思っていたUEの正体はヴェイガン――同じ人類であったのだ。
第二部(アセム編)
A.G.140年。「コウモリ退治戦役」と名付けられたアンバット攻略戦から25年が経過したが、火星圏に本拠を持つヴェイガンと地球連邦軍との戦争は続いており、フリットは地球連邦軍総司令部の司令官となっていた。
フリットの息子であるアセム・アスノは、コロニー「トルディア」で級友たちと学園生活を謳歌していたが、17歳の誕生日に父からAGEデバイスを託され、ガンダムのパイロットとなる。それと同時期に転校生のゼハート・ガレットがやって来るが、実は彼はヴェイガンのスパイであった。
アセムがガンダムのパイロットだと知ったゼハートは彼の所属するMSクラブに参加。そうとは知らず、アセムはゼハートを歓迎する。学園のアイドルであるロマリー・ストーンもクラブをたびたび訪れるようになり、彼らは親交を深めていった。その中でゼハートは自らの心境が徐々に変化していっている事に気づいて戸惑う。そして卒業式の日、彼はアセムに自らの正体を明かす。その場に居合わせたロマリーもそれを聞き、驚きを隠せない。ゼハートはアセムに「お前は戦うべきじゃない」と忠告するとトルディアを後にするのだった。
A.G.141年。アセムとロマリーは地球連邦軍に入隊し、戦艦ディーヴァに配属される。新型機ガンダムAGE-2を任されたアセムは着実に戦果を挙げていくが、敵同士として再会したゼハートとの力量差や父であるフリットへのコンプレックスから焦りを感じ、「Xラウンダー」という力への渇望から自らを追い込んでいってしまう。だが、隊長のウルフ・エニアクルからの助言で迷いを振り切り、Xラウンダーをも超える「スーパーパイロット」を目指して前に進む事を決めるのだった。
第三部(キオ編)
「勇気の日」から10年が経ったA.G.151年。アセムとロマリーの間に長男が生まれ、「キオ」と名づけられる。
生まれたばかりのキオを抱き上げ、優しく声をかけた後、アセムは漂流船の調査任務へと赴いた。彼はこの任務を最後にパイロットから身を退く事を決心していたが、その任務中に消息を絶ってしまう。捜索が行われたものの家族の下へ戻ってきたのはガンダムの残骸から回収されたAGEシステムとAGEデバイスだけで、アセムの足取りは全く掴めず、やがて軍からは死亡認定された。
それから13年後のA.G.164年。成長したキオは祖父らと共に地球の都市「オリバーノーツ」で暮らしていたが、「勇気の日」に合わせるかのごとく突如ヴェイガンの宇宙要塞ラ・グラミスが出現し、ビッグリング基地を破壊。更に指導者フェザール・イゼルカントも現れ、地球に住む人々に対して地球侵略計画の最終段階への移行を宣言する。それに呼応して地球に隠れていたヴェイガンの部隊が一斉蜂起。オリバーノーツも父アセムのライバルだったゼハート指揮下の部隊の攻撃を受けて戦場となってしまう。
ヴェイガンの攻撃から街を守る為、キオはフリットが密かに造っていた新型機「ガンダムAGE-3」に乗り込み、ゼハートのギラーガに苦戦しつつもフリットやアビス隊のサポート、そしてAGEシステムのおかげもあって撃退に成功する。
その後、ディーヴァに乗り込んで各地を転戦。叔母のユノアや幼馴染のウェンディとの再会、戦友となるウットビットとの出会い、実の姉のように慕っていたシャナルアの死など、様々な出会いと別れを経験する。
一大攻防戦となったロストロウランでの戦いの後、ディーヴァは宇宙へと上がるが、そこでキオは自らを「キャプテン・アッシュ」と名乗る人物に出会う。そのアッシュに対して何故か暖かさを感じるキオ。実はキャプテン・アッシュの正体は死んだと思われていた父アセムであった。
アセムから謎のデータカプセルを受け取ったディーヴァのクルー達はそれを解析。その中にはEXA-DBと呼ばれるものに関する情報であった。「呪われた秘宝」とも呼ばれるそれは過去の戦争で培われた膨大な技術・戦術データが蓄積されており、それを手にすれば両軍のパワーバランスが一変しかねないという程の危険な代物であった。
それと時を同じくしてヴェイガンがディーヴァを強襲。ゼハートとザナルドの部隊に挟撃され、キオとガンダムAGE-3を鹵獲されてしまう。それを知ったアセムは動けないディーヴァに代わってキオを救出すべく火星圏に向かった。
捕らえられたキオはセカンドムーンのイゼルカントの元へと連れて行かれ、地球圏の代表としてヴェイガンの世界を見るよう告げられる。見知らぬ街に一人放り出された際に出会ったディーンとルウのアノン兄妹からヴェイガンの民達の実情を聞かされるキオ。マーズレイに苦しみ、人としての感情を押し殺してでも生きていかねばならない現実が、そこにはあった。
やがてアセムらビシディアンが現れ、キオは救出される。脱出する途中でアノン兄妹の家に向かったキオだったが、そこで見たのは安らかな顔で息を引き取ったルウの姿だった。ディーンから彼女の持っていた日記を渡され、キオは悲しみを押し殺しながらその場を後にするしかなかった。
アセムと共にセカンドムーンから離れたキオは、その前にイゼルカントの乗るヴェイガン製のガンダム「ガンダムレギルス」が立ちはだかった。その戦いの中でイゼルカントの口から語られる「プロジェクト・エデン」の真の目的――彼は地球の人々の抹殺など考えておらず、地球とヴェイガンの中から戦いを起こさない人間のみを選び出して新たな世界を創ろうとしていたのである。イゼルカントのやり方に賛同できないキオだが、彼の乗るガンダムレギルスを止める事はできず、機体を大破させてしまう。絶体絶命の危機に陥ったその時、ビシディアンの用意していた策略が発動し、何とか窮地を脱する。そしてそのまま火星圏を後にするのだった。
第四部(三世代編)
火星圏から無事に帰還したキオはフリットとアセムにヴェイガンの実情と「プロジェクト・エデン」の全容を話す。父はキオの言葉に理解を示してくれたものの、祖父には聞き入れてはもらえなかった。
地球連邦軍はヴェイガンに奪われた月のルナベースを取り戻すべく、奪還作戦を決行。これに参加したキオは新たなる力「ガンダムAGE-FX」と共に戦争を一刻も早く止める為、敵を殺さずに戦闘力のみを奪い取る戦い方を始める。それと同時に敵パイロットにも戦いをやめるよう呼びかけるのだった。
登場人物
第一部
主人公と仲間達
- フリット・アスノ
- 1世代目の主人公。第二部ではアセムとユノアの父でビッグリングの司令官。第三部ではキオの祖父。
- エミリー・アモンド
- 1世代目のヒロイン。第二部ではアセムとユノアの母親。第三部ではキオの祖母。
- ディケ・ガンヘイル
- フリットの友達。第二部ではアリーサの父親でディーヴァの整備部主任。
- バルガス・ダイソン
- エミリーの祖父で、アリンストン基地の技術士官。
- ユリン・ルシェル
- ノーラでフリットが出会った謎の少女。
- ハロ
- フリットが造ったロボット。
地球連邦軍
- グルーデック・エイノア
- ノーラにあるアリンストン基地の副司令官。後にディーヴァの艦長を務めるが…。
- ミレース・アロイ
- ディーヴァのブリッジクルーで艦内システムを統括。第二部では艦長を務めている。
- ラーガン・ドレイス
- アリンストン基地所属のMSパイロット。
- ウルフ・エニアクル
- 「白い狼」と呼ばれるディーヴァ所属のMSパイロット。元はMSレーサーだった。第二部も引き続きディーヴァ所属のMS隊隊長。
- アダムス・ティネル
- ディーヴァのブリッジクルーの航行統括。「追憶のシド」では第7艦隊司令としてビシディアンと接触するが……。
- ヘンドリック・ブルーザー
- アリンストン基地の司令官。フリットの保護者でもある。
- ディアン・フォンロイド
- ディーヴァの艦長、だったのだが…。
- イーノ・レジン
- ディーヴァのブリッジクルーで指揮通信補。
- ウォルト・ベット
- ディーヴァのブリッジクルーで兵装システム統括。
- エドワード・オタワ
- ディーヴァのブリッジクルーで機関ブリッジ担当。
- オネット・コーリー
- ディーヴァのブリッジクルーで指揮通信補。
- ストラー・グアバラン
- 連邦軍の第8宇宙艦隊所属。
ザラム
- ドン・ボヤージ
- ザラムのリーダー
エウバ
- ラクト・エルファメル
- エウバのリーダー。自称「エウバの騎士」。「追憶のシド」では高齢ながらも健在で、時のビシディアンリーダーであるキャプテン・アングラッゾとも親交が深い。
マッドーナ工房
- ムクレド・マッドーナ
- マッドーナ工房工房長。第二部でも現役。
- ララバーリー・マッドーナ
- ムクレドの妻。第三部では工房を仕切っている。
UE/ヴェイガン
- デシル・ガレット
- ゼダスのパイロットのXラウンダー。「魔少年」。第二部ではゼハートの兄として再登場。
- ギーラ・ゾイ(ヤーク・ドレ)
- 宇宙要塞「アンバット」の司令官。「ヤーク・ドレ」は武器商人としての顔である。
- アラベル・ゾイ
- ギーラの息子。
民間人
- イワーク・ブライア
- ファーデーン地下の住人。苦しい生活を強いられている。
- リリア・ブライア
- イワークの養女。
- アルザック・バーミングス
- ミンスリー最大の権力者、ユリンの遠縁で義父。
第二部
第一部にも登場したキャラクターはそちらを参照のこと。
主人公と仲間達
- アセム・アスノ
- 2世代目の主人公。フリットの息子。第三部ではキオの父親
- ロマリー・ストーン
- 2世代目のヒロイン。第三部ではキオの母親。
- ユノア・アスノ
- アセムの妹。第三部ではディーヴァ医療班長でキオの叔母。
- シャーウィー・ベルトン
- アセムの友人。
- マシル・ボイド
- アセムの友人。
地球連邦軍
- アリーサ・ガンヘイル
- ディケの娘。ディーヴァのMSパイロット。
- マックス・ハートウェイ
- ディーヴァのMSパイロット。
- オブライト・ローレイン
- ディーヴァのMSパイロット。実質的副隊長。第三部ではアビス隊のMSパイロット。
- アラン・ライトニー
- ディーヴァのブリッジクルーで航行統括
- イリシャ・ムライ
- ディーヴァのブリッジクルーで艦内システム統括。ミレース不在時は艦の指揮を取る。
- ウィルナ・ジャニスティ
- ディーヴァのブリッジクルーで指揮通信補。
- エル・トニーズ
- ディーヴァのブリッジクルーで兵装システム統括。
- オディオ・ブラン
- ディーヴァのブリッジクルーで機関ブリッジ担当。
- レミ・ルース
- ディーヴァの整備兵。ディケの助手でオブライトのジェノアスIIの担当。
- フレデリック・アルグレアス
- ビッグリングの参謀でフリットの腹心。第三部では総司令。
- フロイ・オルフェノア
- 地球連邦の首相だが……。
ヴェイガン
- フェザール・イゼルカント
- ヴェイガンの最高指導者。
- ゼハート・ガレット
- デシルの弟。アセムと友人関係になるのだが…?
- ダズ・ローデン
- ゼハードのお目付け役。
- メデル・ザント
- 地球制圧軍の副司令。
マジシャンズ8
マッドーナ工房
- ロディ・マッドーナ
- ムクレドの息子で、マッドーナ工房の2代目。第三部ではディーヴァの整備士長。
第三部
第一部・第二部にも登場したキャラクターはそちらを参照のこと。
主人公と仲間達
- キオ・アスノ
- 3世代目の主人公。フリットの孫で、アセムの息子。
- ウェンディ・ハーツ
- 3世代目のヒロイン。
- ウットビット・ガンヘイル
- ディケの孫で、アリーサの息子。ディーヴァの整備士。
- レブルス・ラモンド
ケイン・ロイス
リジー・ミリウ - キオの同級生。
地球連邦軍
- ナトーラ・エイナス
- ディーヴァの艦長。
- セリック・アビス
- オリバーノーツMS隊(通称「アビス隊」)隊長。
- シャナルア・マレン
- アビス隊のパイロットだが…。
- ジョナサン・ギスターブ
- アビス隊のパイロット。
- デレク・ジャックロウ
- アビス隊のパイロット。
- オーデック・ヤダン
- アビス隊のパイロット。
- デビット・クルード
- アビス隊パイロット。
- アリー・レーン
- ディーヴァのブリッジクルー。
- イーサン・シェロウ
- ディーヴァのブリッジクルー。
- ウォン・カストロファ
- ディーヴァのブリッジクルー。
- エイラ・ローズ
- ディーヴァのブリッジクルー。
- オトロ・バンダ
- ディーヴァのブリッジクルー。
- カール・ドーソン
- ディーヴァのブリッジクルー。
- アンディ・ドレイムス
- オリバーノーツ基地司令。
ヴェイガン
- ザナルド・ベイハート
- イゼルカントの側近。
- フラム・ナラ
- ゼハートの部下。実はザナルドからゼハートの監視を命じられている。ドールの妹。
- レイル・ライト
- ゼハートの部下。
- ダレスト・グーン
- ゼハートの部下。
- ダラス・レギン
- ザナルドの部下。
ファントム3
宇宙海賊ビシディアン
- キャプテン・アッシュ
- ビシディアンの首領。その正体は…。
- ラドック・ホーン
- ビシディアンの副長。
民間人・その他
- ユウ
タク
ルッカ - オリバーノーツでキオに助けられた子供達。初代ガンダムのカツ・レツ・キッカのオマージュ。
- ドレーネ・イゼルカント
- イゼルカントの妻。
- マリー・メイス
- イゼルカントの居住の使用人。
- ディーン・アノン
- セカンドムーンの少年。後に軍に志願する。
- ルウ・アノン
- ディーンの妹。マーズレイによって不治の病にかかっている。
第四部
第一部~第三部にも登場したキャラクターはそちらを参照のこと。
ヴェイガン
- アローン・シモンズ
- 連邦軍の月面基地「ルナベース」の指令だったが、ヴェイガンに寝返る。
- ジラード・スプリガン
- 元連邦軍のエースパイロットの女性士官で階級は大佐。ヴェイガンに寝返る。ある事情から、連邦軍そのものに恨みを抱いている。
- ファルク・オクラムド
- 宇宙要塞ラ・グラミスの司令官。
- ゼラ・ギンス
- ヴェイガン最強のパイロット。
登場メカ
第一部
地球連邦軍
ガンダム
- ガンダムAGE-1 ノーマル
- 第一部の主役機。四肢を換装することで様々な戦局に対応できる。
- ガンダムAGE-1 タイタス
- AGE-1の対バクト用肉弾戦仕様。
- ガンダムAGE-1 スパロー
- AGE-1の対ゼダス用の高速白兵戦仕様。
その他のモビルスーツ
艦船
ザラム
モビルスーツ
艦船
- ザラム艦
- 小説版ではスィン・ルン級重巡洋艦とされている。
エウバ
モビルスーツ
艦船
- エウバ艦
- 小説版ではカルセドニー級巡洋艦とされている。
UE/ヴェイガン
モビルスーツ
- ガフラン
- 主力機。現在の連邦軍の兵器では傷すら与えられない。第二部以降も運用されている。
- ゼダス
- 高機動型。「Xラウンダー」対応機のプロトタイプでもある。
- バクト
- 重装甲型で、AGE-1のドッズライフルを防ぐ程の防御力を誇る。第二部以降も運用されている。
- ファルシア
- Xラウンダー専用機。
- デファース
- 地球侵攻用の試作MS。
艦船
その他
モビルスーツ・モビルスタンダード
艦船
- マッドーナ・ファクトリーシップ
- 移動可能な巨大なファクトリーシップ。
第二部
第一部にも登場した機体はそちらを参照のこと。
地球連邦軍
ガンダム
ガンダムAGE-2
- ガンダムAGE-2 ノーマル
- 第二部の主役機。AGE-1同様、装備換装が出来る可変機。
- ガンダムAGE-2 ダブルバレット
- AGE-2の対大部隊及びXラウンダー戦用装備。
ガンダムAGE-1
- ガンダムAGE-1 フラット
- AGE-1からAGEシステムを取り外した状態。
その他のモビルスーツ
- ジェノアスII
- ジェノアスカスタムの制式量産機。一般機の他、ディーヴァ配備機が存在する。
- アデル
- AGE-1の量産仕様機。ウェア換装機能も受け継いでいる。一般機の他、ディーヴァ配備機が存在する。
- アデルキャノン
- アデルにキャノンウェアを装備した砲戦用MS。
- Gバウンサー
- AGE-1 スパローをベースにした、ウルフ第三の牙。
- シャルドール改
- シャルドールの改良機。
艦船
- アマデウス
- ディーヴァの同型艦
ヴェイガン
モビルスーツ
- ゼダスR
- ゼダスの改良機。ゼハート専用機。
- ゼダスM
- ゼダスの改良機。マジシャンズ8専用機。
- ドラド
- ガフランの後継機。
- ドラドL
- ドラドの指揮官機用。
- ゼイドラ
- ゼハートの乗るXラウンダー専用機。
- クロノス
- デシル専用機。ゼイドラの兄弟機にあたる砲撃戦仕様機。
- ゼイダルス
- メデルの専用機。従来のヴェイガンのMSとは異なる特徴を持つ。
艦船
- メナス
- ゼハートの搭乗する戦闘艦。ゼハートのパーソナルカラーの赤で塗装されている。
要塞
- ダウネス
- 超大型移動要塞。
第三部
第一部・第二部にも登場した機体はそちらを参照のこと。
地球連邦軍
ガンダム
ガンダムAGE-3
- ガンダムAGE-3 ノーマル
- 第三部の主役機。
- ガンダムAGE-3 フォートレス
- AGE-3の陸戦砲撃形態。
- ガンダムAGE-3 オービタル
- AGE-3の高速宇宙戦形態。
その他のモビルスーツ
- ジェノアスOカスタム
- ジェノアスIIの改良型でオブライト専用機。
- クランシェ
- AGE-2の量産仕様機。
- クランシェカスタム
- クランシェの部隊長用改良機。
- アデルマークII
- アデルの後継機。陸戦用と宇宙戦用が存在する。
その他
- ウェイボード
- サブフライトシステム。地上では飛行能力を持たないMSが使用する。宇宙空間でも使用され、ビシディアンも所有している。
ヴェイガン
モビルスーツ
- ギラーガ
- ゼハート専用のXラウンダー専用機。
- ダナジン
- 第三部での主力量産機。陸戦を重視し、ドラゴン型で設計されている。
- ゴメル
- ファントム3が搭乗する砂漠戦用MS。
- ウロッゾ
- 水陸両用MS。
- ウロッゾR
- ゼハートのパーソナルカラーの赤で塗装されている。
- レガンナー
- デファースの量産仕様機。
- ザムドラーグ
- ザナルド専用の重MS。
- ガンダムレギルス
- AGE-3オービタルのデータを流用したヴェイガン製のガンダム。
艦船
- 飛行型戦闘艦
- ヴェイガンの新型飛行戦艦。ゼハート搭乗艦は赤、ザナルド搭乗艦は青で塗装されている。
- ファ・ゼオス
- ゼハートがオリバーノーツ襲撃の際に搭乗している飛行型戦闘艦。
- ファ・ザード
- ゼハートがディーヴァ挟撃作戦時に乗艦した飛行型戦闘艦。
要塞
- ラ・グラミス
- ビッグリングを一撃で破壊出来るディグマゼノン砲を搭載する移動要塞。
宇宙海賊ビシディアン
モビルスーツ
- ガンダムAGE-2 ダークハウンド
- AGE-2の改修機。キャプテン・アッシュの搭乗機。
- Gエグゼス ジャックエッジ
- Gエグゼスの改修機。
- シャルドール ローグ
- シャルドール改の改修機。
艦艇
- バロノーク
- ビシディアンの海賊船。ヴェイガンのステルスシステム「見えざる傘」を搭載している。
第四部
第一部~第三部にも登場した機体はそちらを参照のこと。
地球連邦軍
モビルスーツ
- ガンダムAGE-FX
- AGE-3の改修機。キオのXラウンダー能力に対応している最強のガンダム。
- ガンダムAGE-1 グランサ
- AGE-1 フラットに増加装甲と武装を取り付けた、言わば「フルアーマーAGE-1」。
- ガンダムAGE-1 フルグランサ
- AGE-1 グランサにグラストロランチャーを追加した姿。
ヴェイガン
モビルスーツ
- フォーンファルシア
- ファルシアの後継機。
- ティエルヴァ
- マッドーナ工房製のGバウンサーを母体としたXラウンダー対応機。
- ジルスベイン
- ゼイドラの発展機。
- グルドリン
- 未完成機。
- ギラーガ改
- ギラーガの改修機。
- ヴェイガンギア
- ゼラ専用の巨大MS。
- ヴェイガンギア・シド
- ヴェイガンギアがシドを取り込んだ姿。
その他
- シド
- EXA-DBを守護する大型MS。
用語
- A.G.(Advanced Generation/アドバンスド・ジェネレーション)
- 本作の年号。作中では「エージー」と呼ばれている。
- MS鍛冶
- モビルスーツの技術者を指す。アスノ家は代々から受け継がれている技術者の一族。
- アスノ家
- MS鍛冶として何世代も続いてきたが、アセムの世代ではMS鍛冶としての家系は潰えている。
- 救世主「ガンダム」
- 過去に起こった大戦を終結させ平和をもたらした救世主としてMS鍛冶の間で語り継がれている。フリットは自身の製造しているMSにUEから人類を救う救世主としてガンダムと名づけた。
- コロニー国家戦争
- A.G.以前の旧世紀に起きた戦争。小説版ではアスノ家も関わっているとされている。
- 銀の杯条約
- コロニー国家間戦争終結時に締結された条約で、兵器や兵器の設計図を破棄し、製造を禁止する条約だが、UEが現れてからは実質的に無効となっている他、アスノ家やマッドーナ工房の様なMS鍛冶の間では技術が受け継がれている為、意味を成していないどころか、この条約のせいで連邦軍はヴェイガンとの兵器レベルの差が大きくなってしまった。
- UE(Unknown Enemy/アンノウン・エネミー)
- 第一部の地球側でのヴェイガンの呼称。
- ヴェイガン
- フェザール・イゼルカントを指導者とする火星圏の独立国家。第二部以降はUEではなくこちらで呼ばれている。
- マーズバースディ計画
- A.G.以前に行われた火星移住計画。計画は失敗しこの時に移住し、火星圏に取り残された子孫が独立国家ヴェイガンを作り出す事になる。全ての元凶とも言える計画。
- 天使の落日
- A.G.101年におけるコロニー「エンジェル」がUEの攻撃で崩壊した日。フリットの生まれた日で地球火星圏の戦争の始まった日。
- コウモリ退治戦役
- 天使の落日からA.G.115年のアンバット陥落までの戦いの呼称。表向きはアンバットの陥落は連邦軍の戦果とされているが、実際は連邦軍を離れたディーヴァとザラム、エウバ、マッドーナ工房によって落とされている。
- 勇気の日
- 第二部のノートラム防衛戦が後にそう呼ばれている。また、天使の落日と同日でもある。
- Xラウンダー
- 脳のX領域にアクセス出来る者達の総称。予知や他者との交信能力を持つ。ヴェイガンでは優遇され専用機の開発や非Xラウンダーに疑似的にXラウンダー能力引き出す効果を持つヘルメット「ミューセル」など研究が進んでいるが連邦軍では殆ど進んでいない。
- 宇宙海賊ビシディアン
- キャプテン・アッシュを首領とする宇宙海賊。主に連邦軍の輸送艦などを襲撃し、物資の強奪を生業としているが、それ以外にもある目的を持って行動している。
- AGEシステム
- フリットが開発したガンダム、AGEデバイス、AGEビルダーの三位一体の特殊システム。
- EXA-DB
- 過去の兵器のデータが納められたデータバンク。ヴェイガンはこれにハッキングを行い兵器のデータを保有し、そのデータからMSを開発しているため、連邦軍以上のMSの開発を可能としている。
- イヴァース・システム
スタッフ
- 原作
- 矢立肇、富野由悠季
- 製作
- サンライズ、毎日放送(MBS)
- 制作協力
- 創通、ADK
- 監督
- 山口晋
- ストーリー・シリーズ構成・脚本
- 日野晃博(レベルファイブ)
- キャラクターデザイン原案
- 長野拓造
- キャラクターデザイン
- 千葉道徳
- メカニックデザイン
- 海老川兼武、石垣純哉、寺岡賢司
- チーフメカアニメーター
- 大塚健
- SF考証
- 白土晴一
- 音楽
- 吉川慶
- 企画協力
- レベルファイブ
- エグゼクティブプロデューサー
- 竹田靑滋、宮河恭夫
- プロデューサー
- 丸山博雄、小川正和
楽曲
第一部
オープニングテーマ
- 『明日へ』
- 詞=尾崎雄貴 作曲=尾崎雄貴・岩井郁人 編曲・歌=Galileo Galilei
エンディングテーマ
- 『君の中の英雄』
- 作詞・作曲・歌手=栗林みな実 編曲=飯塚昌明
第二部
オープニングテーマ
- 『sharp #』
- 作詞=蒼山幸子 作曲=蒼山幸子・沙田瑞紀 歌=ねごと
エンディングテーマ
- 『My World』
- 作詞=MOMIKEN 作曲=UZ(SPYAIR) 編曲・歌=SPYAIR
第三部
オープニングテーマ
- 『REAL』
- 作詞=シン 作曲=イヴ 編曲=ViViD・宅見将典 歌=ViViD
エンディングテーマ
- 『WHITE justice』
- 作詞=飛蘭 作曲=上松範康(Elements Garden) 編曲=藤田淳平(Elements Garden) 歌=飛蘭
第四部
オープニングテーマ
- 『AURORA』
- 作詞=Eir・重永亮介 作曲=重永亮介 編曲=下川佳代・重永亮介 歌=藍井エイル
エンディングテーマ
- 『forget-me-not ~ワスレナグサ~』
- 作詞=川村結花 作曲=三橋隆幸 編曲=Jin Nakamura 歌=FLOWER
挿入歌
フリット編 11話、14話
- 『Memorial days』
- 作詞=KOKIA 作曲=KOKIA 編曲=伊藤真澄 歌=KOKIA
アセム編 17話
- 『君と僕はそこにいた』
- 作詞=AiRI 作曲=宮崎京一 編曲=宮崎京一 歌=AiRI
キオ編 38話
- 『君といた日々』
- 作詞=飛蘭 作曲=rino 編曲=戸田章世 歌=飛蘭
エピソード
話数 | タイトル |
フリット編 | |
第1話 | 「救世主ガンダム」 |
第2話 | 「AGEの力」 |
第3話 | 「ゆがむコロニー」 |
第4話 | 「白い狼」 |
第5話 | 「魔少年」 |
第6話 | 「ファーデーンの光と影」 |
第7話 | 「進化するガンダム」 |
第8話 | 「決死の共同戦線」 |
第9話 | 「秘密のモビルスーツ」 |
第10話 | 「激戦の日」 |
第11話 | 「ミンスリーの再会」 |
第12話 | 「反逆者たちの船出」 |
第13話 | 「宇宙要塞アンバット」 |
第14話 | 「悲しみの閃光」 |
第15話 | 「その涙、宇宙に落ちて」 |
アセム編 | |
第16話 | 「馬小屋のガンダム」 |
第17話 | 「友情と恋とモビルスーツ」 |
第18話 | 「卒業式の戦闘」 |
第19話 | 「アセムの旅立ち」 |
第20話 | 「赤いモビルスーツ」 |
第21話 | 「立ちはだかる幻影」 |
第22話 | 「ビッグリング絶対防衛線」 |
第23話 | 「疑惑のコロニー」 |
第24話 | 「Xラウンダー」 |
第25話 | 「恐怖のミューセル」 |
第26話 | 「地球 それはエデン」 |
第27話 | 「赤い夕陽を見た」 |
第28話 | 「地球圏の動乱」 |
キオ編 | |
第29話 | 「じいちゃんのガンダム」 |
第30話 | 「戦場になる町」 |
第31話 | 「戦慄 砂漠の亡霊」 |
第32話 | 「裏切り者」 |
第33話 | 「大地に吠える」 |
第34話 | 「宇宙海賊ビシディアン」 |
第35話 | 「呪われし秘宝」 |
第36話 | 「奪われるガンダム」 |
第37話 | 「ヴェイガンの世界」 |
第38話 | 「逃亡者キオ」 |
第39話 | 「新世界の扉」 |
三世代編 | |
第40話 | 「キオの決意 ガンダムと共に」 |
第41話 | 「華麗なフラム」 |
第42話 | 「ジラード・スプリガン」 |
第43話 | 「壮絶 トリプルガンダム」 |
第44話 | 「別れゆく道」 |
第45話 | 「破壊者 シド」 |
第46話 | 「宇宙要塞ラ・グラミス」 |
第47話 | 「青い星 散りゆく命」 |
第48話 | 「絶望の煌めき」 |
第49話 (最終回) | 「長き旅の終わり」 |