EXA-DB
EXA-DB(EXA-DB)編集
『機動戦士ガンダムAGE』に登場する用語。「エグザ・ディービー」と読む。
国家間戦争終結時までの兵器、軍事技術、戦術関連データが保管されたデータバンクで、そこに収められている技術力の高さ故に「呪われた秘宝」と称されている。
旧国家戦争以前の戦闘兵器の技術等はA.G.165年のそれよりも非常に優れたものである。
約80年前、フェザール・イゼルカントがサブユニットを入手し、保存されたデータの一部を引き出すことに成功。
その中に保存されていた戦いの歴史を見た事でイゼルカントは人類に絶望し、それがプロジェクトエデンを企てるきっかけとなった。
またその際に得られた兵器データはヴェイガンの兵器開発に反映され、地球連邦軍を上回る軍事力を得る原動力となる。
EXA-DBは本来、地球連邦政府の銀の杯条約によって破棄されることになっていたデータの集合体である。
エドル・イナージュはそれらのデータを極秘裏に保存し、後の平和な時代への「宝」として残すため、そのデータベースを太陽系にある小惑星に隠すことにした。
しかし、それを発見したヴェイガンはEXA-DBのデータを戦争の為に用い、皮肉にも平和な時代への遺産として残されたEXA-DBは、結果として100年にも渡る戦争を引き起こす大きな原因の一つとなった。
この小惑星は大型無人MSシドによって防衛されているが、イゼルカントが不正な手段でデータを持ち出してしまったため、シドのAIは暴走し、EXA-DBに接近する物全てを破壊するようになった。
また、過去の兵器データが膨大に蓄積されている事から、戦争終結記念事業の伝説の「救世主ガンダム」の復元の際に内部のデータが参考にされている。
登場作品編集
- 機動戦士ガンダムAGE(第三部)
- 宇宙海賊ビシディアンのキャプテン・アッシュがEXA-DBが隠されている小惑星に一度接触するも、その所在は不明となっている。
フリット・アスノらディーヴァのクルーにはキャプテン・アッシュからその存在が知らされ、ヴェイガン側はイゼルカントが一部の人物に対してのみその存在を告げている。その後、レイル・ライトがゼハート・ガレットからEXA-DB捜索を命じられた。 - 機動戦士ガンダムAGE(第四部)
- ルナベース奪還後、地球連邦軍もその存在を知る事になる。
その後、ヴェイガンと宇宙海賊ビシディアンによって小惑星が発見され、バロノークの砲撃によって破壊されるがEXA-DB自体は無事であった。ラ・グラミス攻防戦後に37年かけてAGEシステムと共にマーズ・レイを無効化するイヴァース・システムを作り出した。 - 機動戦士ガンダムAGE ~追憶のシド~