ネェル・アーガマ

2022年3月9日 (水) 12:47時点におけるTomo (トーク | 投稿記録)による版
ネェル・アーガマ
外国語表記 Nahel Argama
登場作品
デザイナー
  • 明貴美加(ΖΖ)
  • カトキハジメ(UC)
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    スペック
    分類 宇宙戦艦→強襲揚陸艦
    艦級 ネェル・アーガマ級
    艦籍番号 SCVA-76(UC)
    全長 380m(UC)
    推進機関
    • 熱核エンジン
    • ソーラーエネルギーハイブリッド
    搭載可能MS
  • 12(ΖΖ)
  • 16(UC)
  • カタパルト数 6(上方3・下方2・後方1)
    開発組織 アナハイム・エレクトロニクス社
    所属 エゥーゴ地球連邦軍
    所属部隊 ロンド・ベル
    就役 宇宙世紀0088年11月
    主な艦長
    主な搭乗員
  • トーレス
  • キースロン
  • レイアム・ボーリンネア
  • ミヒロ・オイワッケン
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    概要

    ハマーン・カーン率いるネオ・ジオンに対抗するべく、アナハイム・エレクトロニクス社グラナダ工場が建造したエゥーゴの機動戦艦。アーガマに代わるエゥーゴの旗艦として開発されたアーガマ級の後継艦で、その名は「アーガマに近しい者」を意味する。

    アーガマの特徴であったMS運用能力を向上させる為に前方カタパルトを2基から3基に増設。加えて左右カタパルト裏面からの発艦も可能となり、艦後方には着艦用デッキを備える。また、アーガマの欠点であった火力も大幅に増強され、主砲の操作は砲座、サブブリッジ、ブリッジからのコントロールが可能。アーガマでは外部に露出していた重力ブロックは内蔵式となった事で、被弾時の危険性も解消されている。

    第一次ネオ・ジオン抗争の終盤、ガンダムチームの母艦としてΖΖガンダムをはじめとする機体を運用し、反攻の切り札として活躍。終戦後、地球連邦軍の独立機動艦隊「ロンド・ベル」の所属となり、ラー・カイラム就役までの旗艦として運用された。その際、ネオ・ジオン残党との戦闘で損傷し、宇宙世紀0093年3月に大規模近代化改修(フラム)が施され、この際に分類が宇宙戦艦から強襲揚陸艦へと変更された。しかし、正規の国防計画を通さずに建造された艦であった為、同型艦の存在しない互換性の無さ、取り回しの悪さから艦隊編成に組み込まれず、主に単艦で運用された。

    改修に伴い、エンジン部や砲塔などの各部機材はクラップ級に使用されている物へと変更されており、同様にMSの運用効率の更なる向上が図られ、艦載機の搭載数も増大している。

    登場作品

    機動戦士ガンダムΖΖ
    初登場作品。第37話より登場し、地球へ残されたアーガマに代わるガンダムチームの母艦として運用された。当初はエゥーゴ上層部の意向によりブライト・ノアを艦長に新任のクルーによって運用される予定であったが、直後のネオ・ジオンとの戦闘で旧アーガマクルーとガンダムチームによって運用され、ブライトはシンタクム、そして新任クルーの救助の為にランチで出撃し、ラビアンローズに収容され、その後ブライトは連邦軍との会談の為にフォン・ブラウンへと向かった事で、ビーチャ・オーレグが艦長代理として指揮を取った。
    機動戦士ガンダム シャアの帰還
    ロンド・ベルの初代旗艦に就役。ネオ・ジオン残党との戦闘でエンジンと艦の前部に被弾した為、その後アンマンへと撤退した。
    機動戦士ガンダムUC
    近代化改修された姿で登場。オットー・ミタスによって指揮されていたものの、部隊全体の実戦経験は不足しており、フル・フロンタルシナンジュに翻弄される憂き目を見るが、その後のパラオ攻略作戦など、宇宙でのラプラス事変の戦闘をほぼ単艦で生き延びている。

    装備・機能

    特殊機能

    バリュート
    艦の後部に搭載されたバリュート。主に大気圏上層での艦の減速に用いられる。
    監視カメラ
    艦の各部から射出可能な有線式カメラ・ポッド。艦周囲の監視などに用いられた。
    テザーケーブル
    大気圏から離脱する物体を回収する為のケーブル。大気圏から離脱した艦と速度エネルギーを交換し、脱出速度を与えるテザー推進の原理を用いている。

    武装・必殺攻撃

    就役時 

    2連装メガ粒子砲
    艦の前方上下に2基配置。ブリッジ、サブブリッジ、砲座からそれぞれコントロール可能。
    ハイパー・メガ粒子砲
    中央カタパルトデッキ直下の艦艇部に露出状態で配置された、直径20m強[1]、口径18mにも及ぶ大型メガ粒子砲。理論上はコロニーレーザーに匹敵する威力を持ち、一撃で大型戦艦を葬る事ができ、照射角次第では一個艦隊を消滅させるだけの威力を持つ。
    艦体に固定されている為、照準の微調整が難しく、一回の射撃で艦の全動力を消費してしまうなど運用上の問題を抱えており、実戦での使用頻度もそれ程多くは無い。
    サブ・メガ粒子砲
    ホワイトベースやアーガマと同じく艦体側面のシャッターに収納されたメガ粒子砲。
    単装ビーム砲
    左右のカタパルトデッキに2基配置されている。砲身に比べ砲塔サイズが小さい。
    単装副砲
    艦後方上下に2基配置。アーガマ級やアイリッシュ級に装備された物と同型の物。大規模近代化改修時に2連装メガ粒子砲へ換装された。

    大規模近代化改修後 

    2連装メガ粒子砲
    艦前方の2連装メガ粒子砲及び後方の単装副砲を換装する形で搭載。ラー・カイラム級及びクラップ級に搭載されている物と同タイプ。
    小説版では艦前方のみの改修だったが、OVA版では単装副砲も同様のタイプに変更された。
    対空機銃
    近代化改修時に追加された2連装型の機銃。
    原作小説では16基、OVA版では24基が艦の各部に搭載されている。

    艦内設備

    搭乗員

    第一次ネオ・ジオン抗争時 

    ビーチャ・オーレグ
    艦長代理。MSパイロットとの掛け持ち。
    トーレス/キースロン
    ブリッジ要員。アーガマからの引き継ぎクルー。
    イーノ・アッバーブ/モンド・アガケ
    ブリッジ要員。MSパイロットとの掛け持ち。
    ジュドー・アーシタ/エル・ビアンノ/ルー・ルカ
    MSパイロット。
    アストナージ・メドッソ / アンナ・ハンナ
    メカニッククルー。

    ラプラス事変時 

    オットー・ミタス
    艦長。
    レイアム・ボーンネリア
    副長。
    ミヒロ・オイワッケン / シドー・オモキ / サーセル・ミツケール
    ヘルム・コンバース / ウタルデ・ハッシャー / ボラード
    ブリッジ要員。
    リディ・マーセナス / ノーム・バシリコック
    MSパイロット。
    ジョナ・ギブニー
    メカニッククルー。
    ハサン
    船医。旧アーガマクルー。

    艦載機

    第一次ネオ・ジオン抗争時 

    ΖΖガンダム
    Zガンダム
    百式
    ガンダムMk-II
    メガライダー

    ロンド・ベル運用開始直後 

    百式改
    ジェガン

    ラプラス事変時 

    リゼル
    リゼルC型
    ジェガンD型
    ジェガン (エコーズ仕様)
    スタークジェガン
    EWACジェガン
    ジェガン (高機動仕様)
    プロト・スタークジェガン
    デルタプラス
    ロト
    ユニコーンガンダム
    フルアーマー・ユニコーンガンダム
    バンシィ・ノルン
    クシャトリヤ
    クシャトリヤ・ベッセルング
    クシャトリヤ・リペアード
    ギラ・ズール
    ギラ・ズール (親衛隊仕様)

    対決・名場面

    関連艦

    アーガマ
    前任のエゥーゴ旗艦。アーガマの後継艦としてネェル・アーガマが建造された。
    ラー・カイラム
    ラー・カイラム級ネームシップ。同艦が配備されるまでロンド・ベルの旗艦として暫定的に運用された。

    余談

    • 『UC』で設定された艦籍番号は、個人ブログに記載されていた物がWikipediaに転載され、アニメで登場した事で公式扱いされた事に由来する。
    • ゲーム作品では『ΖΖ』に登場した際のデザインと区別する為、『UC』に登場した近代化改修後のデザインを「ネェル・アーガマ改」と呼称する場合がある。

    商品情報

    リンク

    脚注

    1. エネルギーコンデンサを含めると50m。