バウ | |
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外国語表記 | Bawoo |
登場作品 | 機動戦士ガンダムΖΖ |
デザイナー | 出渕裕 |
スペック | |
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分類 | 攻撃用試作型可変モビルスーツ |
型式番号 | AMX-107 |
頭頂高 | 18.5m |
全高 | 22.05m |
本体重量 | 34.7t |
全備重量 | 67.5t |
主動力 | 熱核融合炉 |
ジェネレーター出力 | 2,410kW |
スラスター総推力 | 75,040kg |
姿勢制御バーニア数 | 16基 |
装甲材質 | ガンダリウム合金 |
センサー有効半径 | 12,200m |
開発組織 | ネオ・ジオン軍 |
所属 | ネオ・ジオン軍 |
主なパイロット |
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バウ・アタッカー | |
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外国語表記 | Bawoo Attacker |
全長 | 26.6m |
全幅 | 24.26m |
全備重量 | 46.3t |
スラスター総推力 | 82,500kg |
バウ・ナッター | |
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外国語表記 | Bawoo Nutter |
全長 | 12.34m |
全幅 | 13.0m |
全備重量 | 21.2t |
スラスター総推力 | 12,600kg |
概要
アクシズ(ネオ・ジオン軍)の試作型モビルスーツ。士官専用機として開発された可変機であり、上・下半身が分離してそれぞれ「バウ・アタッカー」と「バウ・ナッター」と呼ばれる戦闘機に変形する。
U.C.0080年代の後期は可変機が主流となっており、アクシズでもガザCが開発されていたが、その性能は地球連邦軍やエゥーゴ、ティターンズの可変機に大きく劣っていた。可変機の開発の遅れを挽回し、尚且つその新たな可能性を検証するという目的の下に生み出されたのが本機である。なお開発には政治的な取引で入手した連邦・ティターンズの技術が使用されたと言われており、ムーバブルフレーム等も採用されている。またエゥーゴやアナハイム・エレクトロニクス社に在籍していた旧ジオン関係者がネオ・ジオンに鞍替えする際に持ち出したΖガンダム、もしくは別のΖ系可変機のデータも使われているとする証言もあるが、真偽は定かでない。
バウ・アタッカーは高い運動性を有し、主翼となる背部フレキシブル・ウイング・バインダーによって安定した飛行を可能としている。MS形態時の頭部も外装が空力特性を配慮したものとなっている(基本構造はザク系のデバイスで構成されている)。万が一の場合、バウ・アタッカー自体をコア・ファイターのような脱出装置とする事も想定されていた。
バウ・ナッターはバウ・アタッカーから無線で誘導されるようになっているが、誘導が不可能な状況下でも搭載されたコンピュータである程度の自動航行が可能である。ちなみにインコムと同程度のインターフェイスが搭載されていたとも言われるが、詳細は不明。
コクピットはバウ・アタッカー側に設置されているが、当初は分離・合体機構の採用に伴ってバウ・ナッター側にも設置する予定であった。しかし「MS一機に対してパイロットが二人必要になるのは非効率的」という理由で開発は一時棚上げとなる。その代わりとして無線誘導の案が出されたもののミノフスキー粒子散布下では制御不能に陥る可能性が高い為、これも却下されてしまう。その後、性能の高さから分離・合体機構をオミットした非可変機として仕様変更した上で士官専用機として採用されるはずであったが、本機のパイロットになる予定だったグレミー・トトがバウ・アタッカーの運動性に着目し、バウ・ナッターを「大型ミサイル」として運用する事で機体の特性を有効活用しようと考えて一度却下されたはずの無線誘導システムに加え慣性誘導装置を搭載させ、強力な弾頭を積ませる為のペイロードも確保させた。これによって本機はMSとしてのみならず攻撃戦闘機としても優れた性能を持ち、また他に類を見ない戦術展開を可能とする特殊な機体として完成している。
開発中のコードネームは「飛龍」。その名残で左側のフロントスカートに縦に「龍飛」と書かれている。これで一文字の漢字「𪚢」であり、「バウ」と読む(現在では「ボウ」と読むとされる)。なお、この文字は富野由悠季監督が書き加えたものである。
出淵氏は「Ζガンダムを単眼にしたイメージ」でデザインを描いたという。
登場作品と操縦者
- 機動戦士ガンダムΖΖ
- パイロットはグレミー・トト。クレイユ・オーイやゴットン・ゴーが搭乗した事もある。
ムーン・ムーンでの戦闘で出撃し、エンドラにいたリィナを連れ去っている。拿捕したエゥーゴのランチを利用した作戦ではゴットンらがグレミーに無断で持ち出し、アーガマ制圧に利用しようとしたが失敗した。その後もグレミーの機体として運用されたが、エルゴレア攻撃時にルーのコア・ファイターを盾にしてきたビーチャの百式によって撃破された。
ビーチャとモンドがリィナを連れてアクシズから脱走する際に一度奪取された事もあり、自分達をこき使っていたゴットンらに仕返しとして踏みつぶそうとしていた。だが調子に乗りすぎて途中で操縦桿を壊してしまい、コントロール不能となって脱走は失敗した。
装備・機能
特殊機能
- 分離
- バウ・アタッカーとバウ・ナッターに分離可能。
バックパックを分離可能。 - 合体
- バウ・アタッカーとバウ・ナッターが合体してMS形態となる。
武装・必殺攻撃
- バルカン砲
- 両肩部に2門内蔵されている機関砲。
- ビーム・ライフル
- 専用に開発された携行式のビーム砲。アサルト(突撃)型として造られており、狙撃モードと速射モードにセレクターが切り替えられるようになっている。出力3.6MW。
- ビーム・サーベル
- 両前腕部の内側に1基ずつ、計2基格納されている。出力0.88MW。
- グレネード・ランチャー
- 両前腕部の外側に内蔵された4連装の接近戦用榴弾砲。弾頭部にオプティカルシーカーを装備し、誘導が可能な為に中距離戦でも有効とされる。
- ミサイル
- 背部左右のフレキシブル・ウイング・バインダーに3発ずつ、計6発をマウントしている。弾種は誘導ミサイルAMM-06H。
- シールド
- 実体式の盾。ネオ・ジオン軍の紋章のレリーフが存在する。
バウ・アタッカー時には機体の下部に装着されており、その部位の空力特性を改善させるフェアリングユニットとして機能する。- メガ粒子砲
- シールドに5門内蔵されている。砲門はある程度可動でき、中央部の3門はビームを収束して発射可能。出力0.77MW。
- バウ・ナッター特攻
- バウ・ナッターを大型ミサイルとして撃ち出す。射程距離は640kmとされ、ビーム砲の有効射程外からの攻撃を可能とする。ペイロードは最大で1,800kgとされ、通常弾頭だけでなく核弾頭も搭載できる。これによりバウは他の機体とは比べものにならない程の戦略的価値を得るに至っている。
対決・名場面
関連機体
商品情報
ガンプラ