プロト・ハーディガン
プロト・ハーディガン | |
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外国語表記 | Proto HARDYGUN |
登場作品 | 機動戦士ガンダムF90FF |
スペック | |
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別名 | ヘビーガン・カスタム |
分類 | 試作型モビルスーツ |
型式番号 | RGM-111Y |
主動力 | 熱核融合炉 |
開発組織 | アナハイム・エレクトロニクス社 |
所属 | 地球連邦軍 |
所属部隊 | ルナツー教導団第4アグレッサー戦隊 |
主なパイロット |
概要編集
アナハイム・エレクトロニクス社がヘビーガンIIをベースに開発した試作型モビルスーツ。別名ヘビーガン・カスタム。
ATMS計画のトライアルの結果、地球連邦軍の次期主力機開発はサナリィが担う事となり、アナハイムが開発を行っていたヘビーガンIIは正式採用が見送られた。しかし、サナリィのキャノンガンダムはそのまま量産を行える機体ではなく、軍はアナハイムによる再設計機であるGキャノンプランを承認。この際に得られたデータをヘビーガンIIにフィードバックした事で誕生したのがプロト・ハーディガンであり、この機体から更に改良を加えた機体がハーディガンとなる。
宇宙世紀0114年3月にロールアウトしたRGM-111Y1はヘビーガンIIとキャノンガンダムの折衷案とも呼べる機体で、同時期に開発されていたGキャノンに比すると高性能な機体ではあったが、キャノンガンダムの劣悪な整備性や高コストをそのまま引き継いでおり、この段階では量産可能なものではなかった[1]。同年8月にはMSA-0120のメガ・ブーストを組み込んだRGM-111Y2Gカスタムがロールアウトするが、これも特殊部隊用のワンオフに近い機体で、およそ量産を想定された仕様とはなっていなかった。
だが、Y1、Y2の試験データそのものは良好であり、その後のY3は開発中のGキャノンとのパーツ共有性を高めた形で設計が進められ、0115年10月にロールアウト。「プロト・ハーディガン」のペットネームが与えられ[2]、ルナツー第4アグレッサー戦隊を始めとするいくつかの(アナハイムの子飼いとする)戦隊に配備されて本格的なテストが開始された。
ジェネレーター・アビオニクスは制式型と変わらぬものが搭載されており、出力もヘビーガンIIから13パーセント向上している。バックパックはヘビーガンIIとほぼ同様のものにハードポイント・システムを組み込んでおり、ガンダムF90用に開発された一部ミッションパックの装備が可能。ただし、コンピュータ性能の差から、F90のような野戦換装は行えず、換装の度にシステムの書き換えが必要になる。
登場作品と操縦者編集
- 機動戦士ガンダムF90FF
- 初登場作品。第30話でルナツー第4アグレッサー戦隊に「ヘビーガンII」として10機が配備され、ファステスト・フォーミュラと模擬戦を繰り広げた。
- 月刊モビルマシーン
- VOLUME10で機体概要が紹介され、その後VOLUME29でGカスタム、ハーディガンを含めた開発経緯が語られた。この際、ルナツー第4アグレッサー戦隊で運用された機体がRGM-111Y3と設定された。
装備・機能編集
特殊機能編集
- 換装
- 各部ハードポイントを介してオプションパーツを換装可能。F90用のミッションパックを一部装備可能だが、換装の度にシステムの書き換えを必要とする。