ザク大気圏突入試験型

ザク大気圏突入試験型
登場作品 MSV90
デザイナー 友杉達也
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スペック
分類 モビルスーツ
生産形態 試験機
型式番号 MS-06
装甲材質 セラミックタイル
設計 ジオン軍
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概要 編集

ガンダムが大気圏突入を単独で成功させたことを受け、ジオン軍が開発したザクIIF型をベースに開発された試験機。正式な型式番号は与えられておらず、MS-06のままとなっている。

ガンダムの大気圏突入成功の報は、HLVのような降下カプセルではなく、モビルスーツが自由落下中に戦闘行動へスムーズに移行できることを意味しており、連邦軍の反攻作戦でこうした大気圏突入型モビルスーツが投入されることを警戒したアルベルト・シャハト技術本部長はジオニック社及びツィマット社にかねてより研究中だった大気圏突入型MSの開発加速を厳命。総帥令に基づく両社の技術交流を要請[1]し、宇宙世紀0079年10月26日、F型をベースに完成した。

ガンダムのような冷却ガス(フィルム式ともされる)ではなく、旧世紀以来の枯れた技術であるウェイブライダーを用い、機体を耐熱タイルで覆ってウェイブ・シールド(フライト・シールド)を追加することで空力的に断熱圧縮に耐えることを目指していた。大気圏突入後も単に自由落下するのみならず、フライト・シールドと機体各部の翼、スラスターを用いることで飛行でき、限定的ながら空戦にも対応が可能。機体内部の温度上昇を防ぐため装甲にはセラミック・タイルを使用している他、クーリング・システムも内蔵されている。

確認されている限り3機が生産されており、11月3日に行われた大気圏再突入テストで1機が着陸時に小破したものの高い評価を得た。最終的に開発中であったビグ・ザムの護衛機としてジャブローに強襲降下することが想定されていたが、オデッサでの敗北から大規模な降下作戦の見通しが立たなくなり、11月12日に開発は中止となった。その後、開発チームはそのままゼーゴックの計画班に組み込まれ、そのまま終戦を迎えている。生産された機体の内の2号機はキャリフォルニアベースで連邦軍により接収・解析され、後のバリュートおよびフライング・アーマーの開発の参考とされた。

登場作品と操縦者 編集

MSV90
出典元。漫画誌「コミックボンボン」1990年5月号掲載の同コーナーで紹介された。
月刊モビルマシーン
VOLUME41で機体解説が行われている。開発経緯や生産数などのより詳細な設定が追加され、開発スタッフがゼーゴックの計画にも携わったと記されている。

装備・機能 編集

特殊機能 編集

ウェイブシールド(フライト・シールド)
大気圏突入用のサブ・フライト・システムにあたる装備。通常は背中に装備しており、大気圏突入時に取り外して上に搭乗する事でウェイブライダーとして機能する。機体各部の翼とスラスターによって大気圏突入後も飛行が行え、限定的ながら空戦が可能であり、TINコッドセイバーフィッシュに対する自衛能力としては充分なものであると評価されている。

対決・名場面 編集

関連機体 編集

ザクシリーズ
本機を含んだザクの系列機。本機はそのうちのF型をベースとしている。
ゼーゴック
本機の開発チームが計画班に組み込まれている。
RFザク大気圏突入型
本機をリファインしたRFシリーズ

商品情報 編集

リンク 編集

脚注 編集

  1. この時期の両社の対立はよく知られており、業を煮やした総帥府が技術秘匿を禁止し、ノウハウの相互共有を半ば強要することになった。