ガンダム

2018年7月11日 (水) 15:07時点におけるAlpaca (トーク | 投稿記録)による版 (→‎武装・必殺攻撃)

RX-78-2 ガンダム (GUNDAM)

地球連邦軍V作戦で開発した試作型モビルスーツの2号機。

強靭なルナ・チタニウム合金(後に「ガンダリウム合金」と称されるようになる)を装甲材に使い、モビルスーツとして初めて携帯用ビーム兵器を装備した機体でもある。さらに、股間部に収納されている冷却装置とシールド(TV版では耐熱シートが収納されている)の使用により、大気圏突入が可能。教育(実際は「学習」)型コンピュータを擁し、装甲から武装、機動力まで当時の最高スペックを持っていた。

サイド7にて、ホワイトベースに三機のガンダムを搬送する予定であったが、襲撃してきたザクによって一機が大破、一機が小破という甚大な被害を被った。しかし、すでにアイドリング状態で無事だった残りの一機に、たまたま操作マニュアルを手に入れたアムロ・レイが乗り込み、宇宙世紀史上初めてのMS同士の戦闘を開始。当時のアムロの拙い操縦にも関わらず、その驚異的な性能を持ってしてザクIIを撃破。その後もアムロをメインパイロットとして数々の戦線を戦い抜き、アムロがNTとして覚醒するにつれて反応の限界に達するが、マグネットコーティングでなんとか対応できたのも元の性能が良かったからであろう。最後の戦いではハイパー・バズーカ2門とビーム・ライフルを引っさげたフル装備状態で出撃し、ア・バオア・クーでシャア・アズナブル大佐の駆るジオングと激闘と繰り広げるが、ジオングの攻撃で頭部を破損。アムロがシャアと対面するための捨て石として自動操縦で運営され、ジオングの頭部と相打ちの形で崩れ落ちた。そして、最後はコアファイターのみがアムロの脱出用に使用され、他の部分は放置されている。

登場作品と操縦者

機動戦士ガンダム
主にアムロ・レイが搭乗。後にアムロのNT能力の成長に機体反応が追いつかなくなり、マグネットコーティングを施される。
機動戦士ガンダム MS IGLOO
『一年戦争秘録』第3話に1カットだけ登場する。
ガンダムトゥルーオデッセイ
伝説のモビルスーツ。日本で発掘され、軍のエースであるナイアール大尉が乗って颯爽と現れ、主人公の窮地を救う。以後は主人公が譲り受ける。
機動戦士ガンダム スピリッツオブジオン~修羅の双星
アムロ・レイが搭乗し、修羅の双星の前に立ち塞がる。その強さはそれまでの敵とは段違いであり、最後の敵にふさわしいものがある。条件を満たすとゲームに登場したものとしては非常にレアな、黒基調の大河原カラーで出撃してくることも。
機動戦士ガンダムUC
ユニコーンガンダムネオ・ジオングが宇宙の歴史を辿る中、ビグ・ザムを突き刺しているシーンがある。

装備・機能

特殊機能

コアブロックシステム
コアファイターを核とし、上下半身のパーツを交換可能にしたシステム。MS運用ノウハウの無い連邦軍が、試作機であるガンダムの戦闘データを確実に回収するためや戦闘中の換装を素早く行う為の窮余の策でもあったと思われる。前者についてはアムロがコアファイターでア・バオア・クーから脱出してきたため、機体に残された一年戦争を戦い抜いた戦闘データが回収でき、多くのモビルスーツ開発に生かせた、と有効な策だったとされている。
耐熱フィルム
テレビアニメ版に登場する。
耐熱フィールド
劇場版に登場する。

武装・必殺攻撃

60mm頭部バルカン砲
頭部左右に1門ずつ装備。本来は近接防御用の火器だが、普通にMS相手に使用することもある。後発のジムシリーズや様々な作品のガンダムにも採用され、地味ながらガンダム作品に欠かせない象徴的な武装の1つとなる。
ビーム・ライフル
連邦が開発に成功したエネルギーCAP技術を初めて実用化したメガ粒子砲であり、ザクIIを一発で撃破し軍艦も数発で撃沈するほどの強力な火力を有している。マシンガンやバズーカがメインだったザクに比べれば常識外れの性能で、連邦・ジオンともにその後新規に開発されたMSのほとんどにビーム系射撃兵装が標準装備される(少なくとも装備可能となる)など大きな影響を与えた。ガンダムの活躍・圧倒的優位を象徴する武装であり、代名詞と言える。
ハイパー・バズーカ
肩掛け式の無反動砲。対艦用の実弾兵器だが対MS戦にも使用でき、ジムも装備している。本来は弾速の遅さからMS相手には不向きである。
ガンダム・ハンマー
トゲ付きの鉄球に鎖と錨が付いたモーニングスター。直撃させればザクを一撃で破壊できる。
ハイパー・ハンマー
ガンダム・ハンマーを強化した兵器。刺を鋭くしていて、ブースターをつけている。
スーパー・ナパーム
ビームライフルのオプションとして装備している焼夷弾。ホワイトベースには艦載されておらず、ほとんど使用されていない。
ビーム・サーベル
バックパックに2本装備。ミノフスキー粒子をIフィールドによって刀身状に成型したもので、後の連邦軍のモビルスーツだけでなくシリーズを越えて様々なモビルスーツに採用されるガンダムシリーズの基本的な装備。
ビーム・ジャベリン
ビーム・サーベルのモードの1つで、グリップを延長し先端に高出力のビーム刃を形成した槍。ジャベリン(投げ槍)ではなく普通の槍として使われることが多かった。
シールド
防御用のシールドで、左手に装備できる。未使用時にはバックパック装着できるほか、Gアーマー時には両手に装着し、分離後は2枚を重ねて左手に装備する。

対決・名場面

ガンダム大地に立つ!!
記念すべき第1話。ザクの攻撃によりフラウの家族を含む多くの民間人が死んでしまう。アムロは怒りからガンダムに搭乗。ザクの攻撃を受けつつも、ガンダムを立ち上がらせる。これが後の歴史まで語り継がれるガンダム神話の幕開けとなった。
ラストシューティング
迷路のようなア・バオア・クー内部で、頭上方向の通路に待ち伏せて粒子砲を放ってきたジオングに対し、アムロが自動操縦をセットして迎撃、相撃ちとなった一撃。
名称は俗称。古いプラモデルでは肩関節等の制約から、無改造では取れないポーズである。

関連機体

プロトタイプガンダム
RX-78シリーズの1番目に開発された機体だが、RX-78-2に改修され、三機の内の一機になる。
G-3ガンダム
サイド7で小破した本機を修復、マグネット・コーティングの実験機。
ガンダム4号機
地球連邦軍第16独立戦隊旗艦「サラブレッド」隊が運用するガンダム。RX-78のセカンドロットの1機で、大出力のメガ・ビームランチャーを装備する。
ガンダム5号機
4号機と共に「サラブレッド」隊が運用するガンダムタイプの機体。専用の実弾兵器として大型のジャイアント・ガトリングを携行装備している。
ガンダム6号機
ガンキャノンをはじめとした砲撃支援機のデータを基に完成した機体。戦後、この機体から得られたデータを基にしてジム・キャノンIIが開発される。
ガンダム7号機
オーガスタ基地で開発された、セカンドロットの最終生産機。一年戦争時は登場しなかったが、U.C.0081年にジオン残党が敢行した『水天の涙』作戦を阻止するために投入された。
ガンダム8号機
文字設定のみの機体。実戦参加記録すら残されていない。
フルアーマーガンダム
FSWS計画によって開発されたガンダムの強化案。
ヘビーガンダム
上記の機体とは違い装甲そのものを厚くした機体。
パーフェクトガンダム
プラモ狂四郎に登場したガンダムの改造機。
ガンナーガンダム
長距離支援タイプとして開発された機体。
陸戦型ガンダム
ガンダムの規格落ち・余剰生産パーツを流用して作られた機体。
ピクシー
白兵戦に特化した機体。
ガンダムNT-1
アムロ・レイ専用として開発されていた機体。
アトラスガンダム
一年戦争後に開発されたガンダムタイプの1機。水中戦闘も想定した水陸両用機。
ガンダムMk-II
ティターンズが開発した後継機。
νガンダム
アムロ・レイ最後の乗機。
Gファイター
本機のサポートメカ。
ガンペリー
モビルスーツ用の輸送機。
ガンキャノンガンタンクホワイトベース
同じくV作戦で造られたMS及び戦艦。
ジム
ガンダムの量産機。

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