イージスガンダム

2020年2月25日 (火) 11:42時点におけるアバドン (トーク | 投稿記録)による版

GAT-X303 イージスガンダム(Aegis Gundam)

地球連合軍が開発したモビルスーツで、5機のG兵器の1機。X300番台の可変フレームを採用していて、モビルアーマー形態に変形できる。MA形態は巡航形態と砲撃戦形態の2種類があり、MS形態と併せ、その状況に応じた最適の形態を選択する事で高い攻撃力、汎用性を実現している。また、本機は他の4機のG兵器と連携行動を取る際の指揮官機としての側面も持ち、頭部に大型の多目的センサーユニットを搭載する等、通信・分析機能が強化されている。

イージスとはギリシャ神話に出て来る女神アテナの防具のアイギスを英語読みした物で、そこから取ったイージス艦が由来となっている(これはイージスシステムの機能にレーダー網がデータリンクし、各機に指示と指揮を行う方式をとるものがあるため)。また、ストーリー的なニュアンスでは主人公機であるストライクが攻撃=矛の意味であるため、盾であるイージスと合わせて「矛盾」の故事を意識している。

蛇足となるが、本機のデザインはシド・ミード氏の「∀ガンダム」で未登場に終わったミリシャの可変MS「4-LEGS」が元になっている。その変形機構が個性的だったため、片桐圭一郎氏がガンダムタイプにデザインをリファインし、イージスにそのまま流用した。

登場作品と操縦者

機動戦士ガンダムSEED
ヘリオポリスにてザフト軍クルーゼ隊が奪取。アスラン・ザラがパイロットとなった。その後、同じく奪取したデュエルガンダム等と共にアークエンジェルキラストライクガンダムを窮地に立たせた。その後、オーブ近海での戦闘でストライクと交戦し、あと一歩で撃破というところまで追い詰めるも、フェイズシフトダウンを起こした為に機体を自爆させ、ストライクを撃破。本機も大破した。なお、アスランは爆発直前に脱出しており、オーブ軍に回収された。

装備・機能

特殊機能

フェイズシフト装甲
通電させる事で相転移する特殊な装甲で、物理攻撃を無効化する。通常はグレー一色だが、通電させると色が変化する。大気圏突入なども可能になるが、エネルギーを大量に消費する上、高出力のビーム兵器などには弱いという欠点もある。
変形
モビルアーマー形態に変形する。

武装・必殺攻撃

75mm対空自動バルカン砲塔システム「イーゲルシュテルン」
頭部に2門装備された近接防御機関砲。ストライクやデュエルの物と同型。
60mm高エネルギービームライフル
本機の専用ビームライフル。構成部材、デバイスはストライク等と同じだが、口径が拡大され、形状も異なっている。非使用時は右腰部にマウントされる。
ビームサーベル
両腕・両脚のクローから出力する武装。固定装備なので、抜刀の動作が要らないが、通常のビームサーベルと用法が異なる。蹴りに連動して使う事も出来る。MA形態でも使用可能。
580mm複列位相エネルギー砲「スキュラ」
本体に内蔵された大口径エネルギービーム砲。MA形態でのみ使用可能だが、初期設定ではMS形態での使用も予定されていた。
零距離スキュラ
MA形態に変形して敵機を拘束した後、その状態からスキュラを発射して撃破する。ストライクとの戦闘時に使用しようとするも、拘束した後にエネルギーが切れた為不発に終わった。
対ビームシールド
対ビームコーティングが施された実体式シールド。他の機体とは形状が異なっている。不使用時は左腰部にマウントされる。トールのスカイグラスパー2号機を撃墜した際には、これを投げつけていた。また、同タイプのシールドが「連合軍のMSが落としたシールド」としてジャンク屋連合のオークションに出品されている。

対決・名場面

ストライクガンダム
ここではニコル死亡後の一戦を指す。キラ、アスラン双方が種割れした状態で繰り広げられた壮絶な戦いであり、ストライクの斬撃でイージスの左腕部と頭部が飛び、イージスの斬撃でストライクの左腕部が吹っ飛ぶなど、原作においてもっとも見ごたえのある戦いの一つでもある。その迫力は偶然その光景を目撃した外伝キャラのロウ・ギュールを驚嘆させるほど。最終的にイージスがMA形態でストライクに組み付くことに成功したものの、エネルギーが切れたためにスキュラを撃てず、最後の手段として自爆を敢行した。この時、アスランはキラを殺したと思い込むが、ストライクのセーフティシャッターが作動し、かつPS装甲が生きていた事、そしてロウが救助に入った事によってキラも無事生存していた。

関連機体

ロッソイージス
レイダーガンダム
イージスと同じX300系フレームを使用。
リジェネレイトガンダム
ジャスティスガンダム
ストライクガンダムデュエルガンダムバスターガンダムブリッツガンダム
同時期に開発された兄弟機達で、これらの指揮を執る事を前提とされている。

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