ラフレシア | |
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外国語表記 | Lafressia |
登場作品 | 機動戦士ガンダムF91 |
デザイン |
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スペック | |
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分類 | 宇宙用試作型モビルアーマー |
型式番号 | XMA-01 |
全高 | 37.5m |
本体重量 | 184.6t |
全備重量 | 263.7t |
主動力 | 熱核融合炉 |
ジェネレーター出力 | 31,650kW |
スラスター総推力 | 1,054,850kg |
アポジモーター数 | 40(本体) |
装甲材質 | チタン合金ハイセラミック複合材 |
開発組織 | ブッホ・エアロダイナミック社 |
所属 | クロスボーン・バンガード(非公認) |
母艦 | ザムス・ガル |
主なパイロット | カロッゾ・ロナ |
概要
クロスボーン・バンガードの最高司令官であるカロッゾ・ロナが、「ラフレシア・プロジェクト」遂行のために極秘開発した試作型モビルアーマー。
全長37メートルにも及ぶ巨体を持ち、巨大な花を思わせる5基の可動ユニットと、それを束ねるセンターユニットからなる。どちらのユニットにも複数のビーム砲と大型のバーニアスラスターが装備されており、その巨体に反して高い機動性を確保している。可動ユニットには、自在に動く触手のようなテンタクラー・ロッドが多数内装されており、対象を捕縛したり、あるいは先端のチェンソーで攻撃する事ができる。
ラフレシアは、カロッゾがクロスボーン・バンガードに参画する以前から研究していた「思考による機器操作および意思感知」を体現した機体である。武装を含む機体制御はすべてパイロットであるカロッゾ単独で行う事が可能であり、ネオサイコミュシステムと呼ばれるインターフェイスが用いられている。カロッゾの鉄仮面の頭頂部から伸びる無数のケーブルによって機体制御が行われているらしく、所謂「手足を使った操縦」をする必要はなく、すべて「思考」によって行われているとされる。ただし、このシステムはカロッゾが自らを強化した上で成立していると言われており、機械敵な強化を施されたカロッゾの専用機として設計されている。
コクピットは雌しべにあたる中央ユニット先端に位置し、モビルスーツやモビルアーマーのものとしては極めて珍しいキャノピー式の半露出構造となっていた。コクピットを機体内に収納しなかった理由は不明だが、カロッゾ自身がノーマルスーツなしで宇宙空間に出られる身体機能を有していた事も影響していたと考えられる。
多数の兵装すべてを思考によって制御する事で、本機は柔軟かつ圧倒的な火力を発揮した。また、Iフィールド・ジェネレーターによる対ビーム・バリアも備え、防御性能にも優れている。
登場作品と操縦者
- 機動戦士ガンダムF91
- 初登場作品。月から出撃した連邦軍艦隊を迎撃するためにザムス・ガルから出撃し、艦隊を壊滅させ、ガンダムF91とビギナ・ギナと交戦。ビギナ・ギナを中破させ、圧倒的な戦闘力を見せつけたが、F91のM.E.P.E.が生み出した残像に翻弄された末、コックピット直上の残像をコックピットごと撃ち抜き自滅した。
装備・機能
特殊機能
- Iフィールド・ジェネレーター
- ミノフスキー粒子の効果によってビームを無効化する装置。
武装・必殺攻撃
- メガ粒子砲
- 中央ユニットのコクピット周辺に計5門装備された。連射性には優れるが、射角は限定され、主に進行方向に対する攻撃手段として用いられる。
- メガ・ビーム・キャノン
- 可動ユニット先端に1基ずつ装備するメガ粒子砲。ユニットを可動させる事によって射角を広く確保することができ、機体全周への攻撃が可能。
- 拡散ビーム砲
- 中央ユニットの尾部、花の茎の部分に8門内蔵されたメガ粒子砲。二種類のビーム砲の一斉発射によって、高い火力を発揮する。
- テンタクラーロッド
- 可動ユニット裏面に25基ずつ、計125基を備える特殊武装。触手のように自在に可動し、ヒート・ロッドと同等の性能を有していたとされる。触手の先端にはチェンソーとビーム砲(レーザー砲とする資料もある)を備え、これによる攻撃の他、対象の捕縛にも用いられる。
- バグ
- 自律型の殺傷兵器。本機と共にザムス・ガルに収容されているが、ゲーム作品では本機の武装として扱われることが多い。これに倣ってか、『ガンダムビルドファイターズトライ』最終回でカリマ・ケイが使用するラフレシアはバグを搭載している[1]。
対決・名場面
関連機体
余談
- ラフレシア誕生の陰には「メドザック」という幻の機体が存在する。メドザックは『F91』に登場予定のモビルアーマーだったが、相当なボリュームのデザインから不使用となり、急遽、何とか動かせるようにデザインしたラフレシアが用意された。このラフレシアのテンタクラーロッドは、メドザックの物と比べて本来の機能がオミットされているとの事。なお、メドザックのデザイン画は、富野由悠季監督のラフスケッチを基に石垣純哉氏が描いたラフデザイン(メドサX、メドザック・バスース)までしか存在していない。
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