ハイザック
2022年2月20日 (日) 14:29時点における27.138.107.61 (トーク)による版
ハイザック | |
---|---|
外国語表記 | Hi-Zack |
登場作品 | |
デザイナー | 藤田一己 |
スペック | |
---|---|
分類 | 汎用量産型モビルスーツ |
生産形態 | 量産機 |
型式番号 | RMS-106 |
頭頂高 | 18.0m |
全高 | 20.6m |
本体重量 | 38.7t |
全備重量 | 59.6t |
主動力 | 熱核融合炉 |
ジェネレーター出力 | 1,428kW |
スラスター総推力 | 64,800kg |
装甲材質 | チタン合金セラミック複合材 |
センサー有効半径 | 8,900m |
開発組織 | |
所属 |
|
主なパイロット |
|
概要
地球連邦軍がジオン公国軍から接収したザクII F2型を参考にして開発した量産型モビルスーツ。全天周囲モニター・リニアシートを導入した初の量産機であり、アナハイム・エレクトロニクス社が最初に製造した量産機でもある。
敵味方への心理的な影響を実証するため外見上はザク系統に近い意匠を持っているが、厳密にはジムの技術をも組み込んだハイブリッド機と言うべきものであり、デラーズ紛争後の次期主力機として大量生産されている。しかし連邦系・ジオン系の技術的に異なる動力系統を併用した結果エネルギー供給系は不十分なものとなってしまい[1]、ビーム兵器を2つ以上同時に使用できない[2]。
ビーム兵器の併用が出来ない事を除けば、装甲材の軽量化や燃料搭載搭載量の増加、スラスター推力の上昇によって機動性が底上げされている。生産性や操縦性もザク系から引き継がれている為、汎用機として優秀であったが、その反面突出した特長は持たない。
カラーバリエーションとしてザクIIに似た[3]緑系統のティターンズ仕様と連邦軍で使用された青系統が基本となる。その後、装備の刷新によって残余機体はジオン共和国軍に払い下げられたが、共和国軍機はジオン・カラーへの塗装が禁止され、地色を晒した白を基調としたカラーリングを使用する事が暗黙のルールとなった。
登場作品と操縦者
- 機動戦士Ζガンダム
- ジェリド・メサ、カクリコン・カクーラーを初めとした多くのパイロットに使用され、主力機の座はマラサイやバーザムに移行していくもののグリプス戦役全般で活躍した。優先的に配備されたティターンズや地球連邦軍の他、ティターンズ傘下となったジオン共和国軍でも運用されている。
- 機動戦士ガンダムΖΖ
- ネオ・ジオンがティターンズ所属機を鹵獲・運用しており、ザクIIと肩を並べる場面もある。
- 機動戦士ガンダムUC (小説版)
- ジオン共和国軍所属機が登場。グリプス戦役期とは異なりジオン・カラーへの塗装が禁止されたため白ベースの塗装になっている。
- 機動戦士ガンダムUC 星月の欠片
- 第6話に風の会の機体が3機登場。ラプターブルー隊のジムIIを襲い拘束するが、レプリカガンダムヘッドを装着したエンデのジムIIに全機撃破された。
- 機動戦士ガンダム U.C.0094 アクロス・ザ・スカイ
- レイヴン隊のアグレッサー機として登場。また、ティターンズ残党機としても登場する。
- 機動戦士ゼータガンダム1/2
- 番外編『宇宙一の無責任ティターンズ~ウモン・サモンの日記~』でエゥーゴ所属機[4]が登場。リーダーのこうもりと共に略奪行為を行っていたが、通報を受け駆けつけたハーフゼータによって一網打尽にされた。
- 機動戦士Ζガンダム外伝 審判のメイス
- カラバ所属機が登場。キリマンジャロの戦闘に参加しているが、アイリス・アリスンのザクキャノンに撃墜されている。武装はハイザック[ケラウノス所属機]と同様の155mmマシンガンランチャーで両肩がスパイクアーマーになっている。
- 機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還
- MATERIAL-B010にテミスの機体が登場。ジャコビアス・ノード専用ゲルググキャノンのロングレンジ・ビーム・ライフルのエネルギー供給として随伴していたが、ユーマ・ライトニング専用高機動型ゲルググにコックピットを撃ち抜かれ撃破された。
- 機動戦士ガンダムNT (漫画版)
- 第13話から旧サイド6のスペースコロニー「メーティス」の防衛隊機として2機登場。シナンジュ・スタインに攻撃を加えるも、両機とも撃破された。
装備・機能
武装・必殺攻撃
- ザク・マシンガン改
- ジオン公国軍で運用されたザク・マシンガンの改良型である120mmマシンガン。センサーを連邦規格の物に変更した事で命中精度が向上している。
- BR-87Aビーム・ライフル
- Eパック方式の携行兵装で、マラサイの物と同型。ビーム・サーベルとの選択装備。予備のEパックはオプション・シールドの裏側に二基格納可能。
- 155mmマシンガンランチャー
- ケラウノス所属機と同様の装備。カラバ所属機が使用。
- ヒート・ホーク
- 接近戦用のヒート兵器。ビーム・ライフルを使用する際に近接武装として選択される。ザクIIの物に比べブレード部が大型化している。非使用時にはリアスカート部装備マウントに配される。
- ビーム・サーベル
- ビーム・ライフルとの選択装備。これを使用する際は、実体弾兵装を射撃武器として装備する。非使用時にはヒート・ホークと同じくリアスカート部装備マウントに配される。
- 3連装ミサイル・ポッド
- 左右一対の3連ミサイルポッドを棒状のブリッジ構造物で繋げられた武装でリアスカートのビーム・サーベル用マウンタにオプション装備として増設可能。ザク・マシンガン改+ビーム・サーベル装備時の火力不足を補う意図があるとされる。また機体側のマウンタを塞ぐ為本装備自体にも装備マウントが配されビームサーベルやヒートホークはそちらに移設する。
- シールド
- ザクと同様に右肩に固定されている防御兵装。
- オプション・シールド
- 左腕部ラッチに接続される携行型のシールド。連邦軍で普及しているシールドと同様、十字マークのエンブレムが取り付けられており、所属の識別に有効である。シールド裏にビーム・ライフルの予備エネルギーパックを2基格納できる。
- また「A.O.Z Re-Boot」に登場した機体は十字マークを取り外したものを装備している。
- 大型メガ・ランチャー
- 長距離砲撃用の大型メガ粒子砲。ジェネレーターが出力不足のため2機で運用する(1機が射手を担当。もう1機がアシストジェネレーター役を担う)。ハイザックの胴体部をパッケージングして搭載すれば、1機での運用も可能。
- バズーカ
- 連邦軍で採用されている汎用バズーカ。漫画版『NT』の機体が閃光弾を装填して使用している。
その他
対決・名場面
関連機体
- ザクIIF2型
- ベース機。ザクのバリエーションとしては後期に開発された機体に当たる。
- ハイザック試作型
- 量産化前の試作機。性能はこちらの方が上とされる。
- ハイザック先行量産型
- 先行量産機。動力パイプ等の取り回しが制式仕様と異なる。
- バイザックTR-2[ビグウィグ]
- 先行量産型にビーム・キャノンユニットBL-85Xを組み合わせた機体。
- マリン・ハイザック
- 水中用に改装した機体。正式採用はされなかったが、連邦軍で運用されたザク・マリンタイプが同様の名称に変更されている。
- ハイザック・キャノン
- バックパックをキャノン・パックに換装した機体。
- ハイザック[ケラウノス所属機]
- ケラウノス所属機。独自の改良によって冷却能力が向上している。
- ハイザック[アイリス]
- 頭部を出自不明の試作品に変更した機体。
- ハイザック[エピデンドルム]
- 頭部をジム系センサーを搭載した物に換装した機体。
- ハイザック[ヴァナルガンド]
- TR計画由来の技術で改修された強化人間専用機。
- ハイザック (レジオン鹵獲仕様)
- レジオンが鹵獲・改修した機体。赤い機体色が特徴。火星プラントで新規に製造された機体も存在する。
- グラン-ザック
- レジオン仕様のハイザックに地上走行用のグランユニットを装着した機体。
- ハイザック・カスタム
- ジェネレーターをAE社製の物に換装する等の改修が施された機体。
- アイザック
- ハイザックを偵察用に改良した機体。連邦軍の他、ネオ・ジオンでも運用された。
- ホビー・ハイザック
- 民間用に払い下げられた機体。軍用機とは異なる派手なカラーリングが特徴。
- マラサイ / ロゼット
- 後継機。ジェネレーター出力を引き上げ供給経路の見直しなどが施され、複数のビーム兵器が運用出来るなど、運用時の問題点が改善されている。
商品情報
ガンプラ
- ティターンズカラー
- 連邦軍カラー