ジンクスIII (地球連邦型)

GNX-609T ジンクスIII(地球連邦型)(GN-X III ESF Type)

地球連邦軍擬似太陽炉搭載型モビルスーツ。カラーリングはライトブルー。
ジンクスIIの改良型で、擬似太陽炉搭載型MSの普及機として生産性に重点を置いて開発された。その為、ジンクスIと比較して大まかな外観は大差ないものの基本性能は多少低下している。
この頃になるとGN粒子を制御する機能を持ったMSの存在は珍しくなくなっており、それに伴い粒子制御に不慣れなパイロットも減少したと判断されて胸部と腰部に設置されているGN粒子発生器が更に小型化された。
ジンクスIに存在していたオリジナル太陽炉搭載用の仕様も全てオミットされたが、これは擬似太陽炉が改良された事で性能が高まり、必要性が失われた為。

アロウズ型との異なる点は、使用地区や稼働時間延長の為に出力を抑えられているところである。

登場作品と操縦者

機動戦士ガンダム00(2ndシーズン)
連邦軍内部での配備は十分ではなく、その不足分を旧三大国家群のMSで補っている。
セルゲイ・スミルノフソーマ・ピーリス捜索の際に本機に搭乗した他、パング・ハーキュリーがブレイクピラーの際に搭乗。ソレスタルビーイングアロウズイノベイターイノベイド)との最終決戦の際にはパトリック・コーラサワーらクーデター派のパイロット達が乗り込んで戦っている。
劇場版 機動戦士ガンダム00
何機かがコロニー公社払い下げられている他、ELSとの最終決戦の際に不足している戦力を補う形で投入された。

装備・機能

武装・必殺攻撃

GNバルカン
頭部に2門内蔵。主に牽制などに使用される。
GNビームライフル
本機の携行兵装。威力はガンダムの物と同等。大型GNコンデンサーを内蔵しており、ここからエネルギー供給される。不使用時は腰部の粒子発生アンテナにあるマウントラッチに装着される。
GNビームサーベル
脚部に1本ずつ格納。
GNクロー
両腕部のマニピュレーター。先端が鋭利になっており、元々はエネルギー切れになった際の最後の手段と言うべき装備だが、GNフィールド効果を利用すれば攻撃力を向上させる事も可能。
GNランス
本機の主兵装である格闘武装。先端部にGNフィールド効果を持たせる事で攻撃力を上昇させている。小型の粒子ビーム砲4門と大型GNコンデンサーを内蔵しており、ライフルとしても使用可能。
GNシールド
左腕に装備される実体盾。中央部にはディフェンスロッドも装備されており、GN粒子を放出しながら回転させる事で小型GNフィールドを発生させる事が出来る。

対決・名場面

コーラサワーの覚悟
物語終盤、カティの乗った輸送艦に襲いかかるガガ部隊を迎撃したコーラサワーのジンクスIIIだが、彼の機体は三機のガガに取りつかれてしまう。輸送艦への激突を避ける為に、そして愛する者を守る為にコーラサワーは己の身も省みず、3機のトランザム状態のガガをトランザムが搭載されていないこの機体でまとめて粉砕するという驚異的な戦果を見せつけた。
なおコーラサワー機は3機の爆発に至近で巻き込まれるが、コーラサワー本人は無傷で帰還している。

関連機体

ジンクスIII (アロウズ型)
ジンクスIII (コロニー公社型)
スペルビア ジンクス
ジンクスIIIの強襲作戦仕様機。
スローネ ヴァラヌス
ジンクス
アドヴァンスドジンクス
アドヴァンスドジンクス (デボラ機)
ジンクスII
前世代機。
ジンクスIIソード
ジンクスIIキャノン
ジンクスIV (一般機)
後継機。
ジンクスIV (指揮官機)
ジンクスIV コアファイター搭載型
アヘッド

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話題まとめ

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