イノベイター

イノベイター(Innovator)編集

機動戦士ガンダム00』シリーズに登場。『革新者』の意味。

イオリア・シュヘンベルグがやがて現れるであろうと予見した、進化した人類。特にイノベイドと区別する場合は『純粋種』と表現される。

その本質は量子信号によって制御される進化した人間。電気信号によって制御されていた既存の人類とはその速度、容量とも比較にならず、反射速度や思考能力などあらゆる機能が飛躍的にアップしている。作中では、基本的には『ある程度の脳量子波を扱える人間』のことである。イオリアの予見する「来るべき対話」には絶対に必要とされ、イオリア計画自体が人類のイノベイター化を促すことが目的であった。

ツインドライヴGN粒子を浴びることによって刹那・F・セイエイが最初に覚醒し、後にデカルト・シャーマントランザムバーストの影響で覚醒している。高い純度のGN粒子を浴びたり、意識の共有を体験することで人類はイノベイター化を促される傾向にあるが、覚醒するかどうかは個人の資質が関係するようで(無条件なら沙慈が覚醒するはずだが、彼は覚醒していない。また、ソレスタルビーイングの関係者もその傾向があるはずだが、刹那以外の純粋種への覚醒は確認されていない)、劇場版エピローグの西暦2364年には人類の約4割がイノベイターであるとされる。

理論的な寿命は人間の倍近いとされ、細胞そのものが変異し人間とは比べ物にならない身体能力と肉体強度を誇る。老化速度は「50年なら25才年を取る」と説明されており、イノベイター化してからも年は取っていき、止まることはない。ハイブリットイノベイターも同様に通常のイノベイターよりは緩やかな速度になるが、やはり加齢する事に言及されている。
なお、肉体の再生能力や不老などの特徴は全身を疑似細胞とナノマシンによって構造された『イノベイド』の特徴である。

登場作品と役柄編集

機動戦士ガンダム00
リボンズ・アルマークなど、「イノベイター」を自称する面々は多数出てくるが、ほぼ全員がイノベイターを模して作られた人造人間「イノベイド」である。最終決戦時、刹那が純粋種のイノベイターへと覚醒する。
劇場版 機動戦士ガンダム00
公式に確認された初の純粋種のイノベイターとしてデカルトが登場する(刹那は存在が抹消されているので、数には入れられていない)。また、他にもイノベイターへ覚醒する因子を持った人々が存在し、彼らは地球連邦政府によって密かにリストアップされている。

関連用語編集

イノベイド
イノベイターを模した存在。
GN粒子
これを浴びるとイノベイターへの変革を促される。
イオリア・シュヘンベルグ
イノベイターの出現を予見していた。
GNドライヴ
ヴェーダ
イノベイターの出現を促すべく生み出された。

話題まとめ編集

資料リンク編集

リンク編集