ジムIII (カラバカラー)

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RGM-86R ジムIII(カラバカラー)(GM III Karaba Color)

概要

カラバの量産型モビルスーツ
ジムIIIのカラーバリエーションで、赤い部分が緑に塗り替えられている。性能は連邦軍カラーと特に変化はない。

エゥーゴとカラバが地球連邦軍に統合されてからも連邦軍カラーへ塗り替えずに運用していたらしく(こちらを新たな連邦軍カラーとした可能性もあるが)、第二次ネオ・ジオン戦争ラプラス戦争でも本機の姿が確認されている。

登場作品と操縦者

機動戦士ガンダムΖΖ
第一次ネオ・ジオン戦争時のカラバの主力機としてアウドムラ等に配備されている。
ダカールを制圧したネオ・ジオン軍への攻撃やダブリンへのコロニー落としの際の戦闘等で投入されたが、撃破された機体が多かった。
機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
新たな制式採用機のジェガンが登場しているがロンド・ベルへ優先的に配備されている為、一般部隊の多くでは未だに本機が運用されている。
第二次ネオ・ジオン抗争終盤のアクシズ落としの際、ジェガンやギラ・ドーガと共にアクシズへ取り付いて押し返そうとしている。
機動戦士ガンダムUC
ジムII等と共にダカール守備隊の戦力として配備されている。
機動戦士ガンダムUC(OVA版)
ジムIIと共にジュアッグと交戦し、これを撃破するも直後にシャンブロのメガ粒子砲によって撃破されている。
機動戦士ガンダムUC 星月の欠片
主なパイロットはドゥーエ・イスナーンダニー・セケンド
ロンド・ベルのアイリッシュ級戦艦オアシスに複数機が配備されており、民間のシャトルを襲っていた「宙賊」と呼ばれる宇宙海賊化したネオ・ジオン残党と交戦して窮地に陥るが、スタークジェガンによって助けられた。
その後、補給中のネェル・アーガマの護衛にも就いている。

装備・機能

特殊機能

換装
肩部と腰部の支援用装備を換装可能。
合体
Gディフェンサーと合体可能。ただし、実際に合体して運用された例はほとんど無い。
分離
肩部と腰部の支援用装備を分離可能。
Gディフェンサー合体時はこれも分離出来る。

武装・必殺攻撃

60mmバルカン砲
頭部に2門内蔵している。牽制や迎撃等に使用される。
ビーム・ライフル
本機の主兵装。外見や製造コストはジムIIの物とほぼ同じだが、約50%の出力アップが図られている。相変わらずエネルギーパック方式ではなく本体供給方式を採用している為、継戦能力は低いまま。
ビーム・サーベル
背部に2本マウントされている。ガンダムMk-IIの物と同じ形状だが、一般的な量産品のビーム発振器が使われている。
ビーム・ジャベリン
槍状のビーム兵器で、格闘戦や投擲武装として使う。先端から三つ又のビーム刃を集中的に発振する仕組みとなっており、その為にビーム・サーベルよりも切断力が高い。
U.C.0096時のダカール防衛隊機の1機が装備していた。
ノーマルミサイルポッド
両肩に1基ずつ、計2基を装備可能。発射後はパージ出来る。
4連装の中型ミサイルを搭載した「ノーマルミサイルポッド」と15×2発のマイクロミサイルを搭載した「オプションミサイルポッド」の2種類がある。
大型ミサイルランチャー
2連装の「大型高性能ミサイル」を搭載したオプション武装で、腰部に1基ずつ、計2基を装着出来る。対応するジョイントやコネクターを使えば腰部以外にも装着可能。
大型高性能ミサイルはネオ・ジオン軍の重MSへの対処策として用意された物で、機動性を高めるべく特殊な形状をしている。
シールド
防御用の実体盾。ジムIIと同一の物をベースに改良が加えられ、軽量化を図りつつ使用している耐ビームコーティング剤の改善が行われている。
一部資料ではミサイルを装備している際は使用できないとされているが、普通に装備している。
シールド(ジェガン用)
U.C.0096時にオアシス配備機が装備。攻撃を弾いたり逸らしたりする為の構造や材質を採用している。
ミサイルランチャー
2連装の物をジェガン用シールドに2基内蔵している。

関連機体

ジムIII
連邦仕様カラー。この機体が登場したことはない。後の連邦軍もカラバカラーと同じになり、連邦カラーは無くなってしまった。
ヌーベル・ジムIII
ガンダム・センチネル』に登場。
ジムIIの改良型であるジムIIIと違い、完全に一から設計、製造された機体で、ジムIII以上の性能を持つ。第2次ネオ・ジオン抗争時まで運用されていた。
ジムII
前世代機。近代化改装を施してジムIIIとなった機体も多い。
ジムシリーズ
当然本機も含まれている。
ネモ
アナハイム・エレクトロニクス社が開発したジムタイプ。この機体と統合することでジェガンが開発される。
ジェガン
ジムとネモの設計思想を統合させた、連邦軍最良のモビルスーツ。ジムIIIが存在しなければ、ここまでの機体が生まれる事もなかったであろうと言われている。
ガンダムMk-II
本機の元となっている部分がある。
ジムIIIビームマスター
ガンダムビルドダイバーズ』に登場する本機をベースとした機体。後方支援用に改造されている。

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